「ローズフェスティバル」 京成バラ園(音楽編)

京成バラ園千葉県八千代市大和田新田755
「ローズフェスティバル」
5/7-6/13

京成バラ園で開催中の「ローズフェスティバル」へ行ってきました。



「バラの聖地」と名付けられ、「1000品種が奏でる芳香のハーモニー」ともうたわれるキャッチフレーズも決して大げさではありません。面積3万平方メートルを誇る園内には、色とりどり、また香りも様々なバラが無数に咲き乱れていました。

バラと言えば多様な品種、またその名前の多さでも知られますが、ここはあえて音楽に関係するバラを探しながら散歩してみました。とすると意外にも多くの花が見つかります。


「ニコロ・パガニーニ」。言うまでもなくヴァイオリン曲でも有名な作曲家です。整った花形と深紅の色が特徴でした。


こちらは「ヨハン・シュトラウス」です。柔らかな色彩は彼の音楽の軽妙な調べを意識したものかもしれません。


かの有名な「チャイコフスキー」も登場します。繊細なカラーがその美しいメロディーラインをイメージさせました。


「エドワード・エルガー」。イギリスを代表する作曲家です。力強い花形でした。


もう一人イギリスから「ベンジャミン・ブリテン」です。透明感のある赤い花びらが印象に残ります。


オペラ歌手ではやはりあの人物を忘れるわけにはいかないでしょう。「マリア・カラス」はまさに堂々とした花形で周囲を圧倒していました。


オペラ関係では「マダム・バタフライ」などという品種もあります。可憐です。


またズバリ「オペラ」という品種もありました。オペラの華やかさをイメージしたものでしょうか。


それに曲種を表す品名が多いのには驚きました。「ボレロ」はグレープフルーツのような香りが爽やかな品種です。


ややマニアックな「サラバンド」もあります。明るい赤が目に染みました。


「ブラスバント」は金管の響きを連想させる輝かしい色が特徴的です。ちなみにこの花は気温の低い頃はオレンジ、そして高温になると杏色の色調になるそうです。



園内には温室の他、池のある自然庭園、さらには無数のバラを販売するガーデンセンターなど見どころもありました。ゆっくり廻れば半日は楽しめるのではないでしょうか。



バラはまさしく今が見頃です。同園ではその期間、5/22~5/30を「スペシャルウィーク」と題し、様々なイベントを用意しています。また5/23、29、30、6/5、6の各土日は、驚くべきことに朝6時からオープンするそうです。

園内にはレストランもありますが、もっと手軽に楽しむにはパーキング内の石窯焼ベーカリー「サンブレッタ」がおすすめです。テラス席にて焼きたてのパンをリーズナブルにいただくことが出来ます。コーヒーは無料でした。



ちなみにバラには音楽よりもさらに多くの美術に因んだ品種がありました。そちらはご一緒させていただいた青い日記帳のTakさんがまとめて下さる予定です。ご期待下さい。(追記:まとめて下さいました。ありがとうございます。)

「ローズフェスティバル」 京成バラ園(美術編)@弐代目・青い日記帳



なお見頃ということでやむを得ませんが、今日は朝10時前の段階で駐車場はほぼ満車状態でした。またこの時期の周辺道路は終日、大変混み合います。おそらく一番混雑する午前から昼前後はなるべく避けるか、歩いて15分ほどの東葉高速線八千代緑が丘駅を利用するのも手かもしれません。



ローズフェスティバルは6月13日まで開催されています。
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