都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「会田誠 - 絵バカ」 ミズマアートギャラリー(市谷田町)
ミヅマアートギャラリー(新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2階)
「会田誠 - 絵バカ」
5/6-6/5
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/c2/1f04d752fcced93a4ef313e00070ad47.jpg)
ミヅマアートギャラリーで開催中の「会田誠 - 絵バカ」へ行ってきました。
作家プロフィール、また展示概要については画廊HPをご参照下さい。
会田誠プロフィール/会田誠展「絵バカ」イベント@ミズマアートギャラリー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/21/d35484acf711da13525b4c8382ef0486.jpg)
「灰色の山(制作中)」(2009-)キャンバス、アクリル絵具
撮影:宮島径 (c) AIDA Makoto Courtesy Mizuma Art Gallery
如何せん「人生史上最多の描写量」とあれば期待も膨らむというものですが、実際に横7mにも及ぶ新作の「灰色の山」の迫力は並大抵ではありませんでした。実のところこの作品はまだ制作中とのことで、今後、堆く積み上げられた『サラリーマンの死体』はさらに緻密でかつ重量感をもって展開していくことが予想されますが、まさにゴミの如く散り、あたかも砂山のように広がるスーツ姿のサラリーマンの山は、それこそ宗達の描いた蔦の細道図屏風のような壮大なスケール感を連想させるものすらあります。戦いに打ち破れたようにぼろぼろにちぎれ、また時には仰向けになって死ぬサラリーマン一人一人の細かな描写も真に迫っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/ba/bbc785b98dd887102be3e1e9fe625901.jpg)
右「万札地肥瘠相見図」(2008-2010)キャンバス、インクジェット プリント、アクリル絵具
左「1+1=2」(2010)キャンバス、油絵具
撮影:宮島径 (c) AIDA Makoto Courtesy Mizuma Art Gallery
またこの他、07年の上野の森美術館での二人展の際に展示された、「万札地肥瘠相見図」がリニューアルされた形で紹介されています。こちらも横10m超の大作です。「灰色の山」との対峙も迫力満点でした。
しかしながらこれらに魅力を感じながらも、私として一番ツボにはまったのが、冒頭入口の映像作品でした。未だに例のフレーズが頭から離れません。滑稽ながらも衝撃的なダンスでした。
受付に飾られた祝花にまで会田テイストが全開です。そちらもお見逃しなきようご注意下さい。
6月4日まで開催されています。
「会田誠 - 絵バカ」
5/6-6/5
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/c2/1f04d752fcced93a4ef313e00070ad47.jpg)
ミヅマアートギャラリーで開催中の「会田誠 - 絵バカ」へ行ってきました。
作家プロフィール、また展示概要については画廊HPをご参照下さい。
会田誠プロフィール/会田誠展「絵バカ」イベント@ミズマアートギャラリー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/21/d35484acf711da13525b4c8382ef0486.jpg)
「灰色の山(制作中)」(2009-)キャンバス、アクリル絵具
撮影:宮島径 (c) AIDA Makoto Courtesy Mizuma Art Gallery
如何せん「人生史上最多の描写量」とあれば期待も膨らむというものですが、実際に横7mにも及ぶ新作の「灰色の山」の迫力は並大抵ではありませんでした。実のところこの作品はまだ制作中とのことで、今後、堆く積み上げられた『サラリーマンの死体』はさらに緻密でかつ重量感をもって展開していくことが予想されますが、まさにゴミの如く散り、あたかも砂山のように広がるスーツ姿のサラリーマンの山は、それこそ宗達の描いた蔦の細道図屏風のような壮大なスケール感を連想させるものすらあります。戦いに打ち破れたようにぼろぼろにちぎれ、また時には仰向けになって死ぬサラリーマン一人一人の細かな描写も真に迫っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/ba/bbc785b98dd887102be3e1e9fe625901.jpg)
右「万札地肥瘠相見図」(2008-2010)キャンバス、インクジェット プリント、アクリル絵具
左「1+1=2」(2010)キャンバス、油絵具
撮影:宮島径 (c) AIDA Makoto Courtesy Mizuma Art Gallery
またこの他、07年の上野の森美術館での二人展の際に展示された、「万札地肥瘠相見図」がリニューアルされた形で紹介されています。こちらも横10m超の大作です。「灰色の山」との対峙も迫力満点でした。
しかしながらこれらに魅力を感じながらも、私として一番ツボにはまったのが、冒頭入口の映像作品でした。未だに例のフレーズが頭から離れません。滑稽ながらも衝撃的なダンスでした。
受付に飾られた祝花にまで会田テイストが全開です。そちらもお見逃しなきようご注意下さい。
6月4日まで開催されています。
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