「戸谷成雄 - ミニマルバロック6 - 」 シュウゴアーツ

シュウゴアーツ江東区清澄1-3-2 5階)
「戸谷成雄 - ミニマルバロック6 - 」
5/8-6/12



2006年より取り組んでいるという「ミニマルバロック」シリーズも第6弾を迎えました。シュウゴアーツで開催中の「戸谷成雄 - ミニマルバロック6 - 」へ行ってきました。

最近の戸谷の同シリーズというと、チェーンソーで刻み込んだ襞に覆われた木彫をそれこそ「森」のように見立てて並べることが多いように思えますが、今回の作品はそれと比べるとやや趣向が変わっています。4組の木彫は板状になってさながら壁の如く起立し、反対側には何やら人がうずくまるかのような格好をした塊が出っ張って置かれていました。そのせいか前と後ろで全く違う景色が広がっています。表裏一体でありながらも、壁画の前面の構造体と、一方でのゴツゴツとした塊との間には、奇妙な緊張感すら感じられました。

なおこれら4組の木彫の他、それをイメージするドローイングなども紹介されています。(上段DM画像)一見、変わらないようでも深化していく戸谷の彫刻には改めて魅力を感じました。

6月12日まで開催されています。
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