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高速道路の彦根インターへ行く途中の道路脇に“五百羅漢”の看板がかかっていて以前から気になっていたのですが、やっとお参りすることが出来ました。
曹洞宗のお寺で建立は1828年で彦根藩主の井伊直中(彦根藩13代藩主)によって建立されたとあります。幕末の時代が近づいてきた頃でしょうか。
ところで井伊直中って誰?と思って調べてみると“桜田門外の変”の井伊直弼の実父でした。
井伊直中が若竹という腰元の不義を咎めて罰しましたが、その相手が自分の長男直清であることがわかり、若竹と初孫を葬ったことに心を痛め、菩提を弔うために建立したとされています。
さて、五百羅漢像ですが、ちょっと怖いかもと思いつつ案内されて羅漢堂へ入るとその迫力に圧倒されてしまいました。
羅漢像が並んでいるけど雰囲気はすごく明るく感じます。
羅漢像を見て回っていると、お参りのご夫婦の方が来られ初老のご主人が“これは凄い”と当方と同じ言を言われていましたが、奥様は怖がって入るのを渋られておりました。
お寺の方に“ここに霊とかはいませんから”と説得されて入ってこられましたが、変な感じはしない場所だと思います。
中は2面に羅漢像が並び、本尊の左右にも羅漢像が並んでいますから寺内3面に羅漢像が並んでいます。
500はないだろうと思っていましたが、滋賀ガイドによると527体あるそうですよ。
寺院の裏にはキンキラ金の福の神の布袋尊(近江七福神)が祭られています。
手で触られて金が禿げている部分がありますが、果たして御利益はいかに?
境内には桜田門外の変で最期を遂げた井伊直弼の血ぞめの土や衣類を埋めた供養塔がありました。
その向こうには彦根城。高い建物がなかった時代には琵琶湖も見えたそうですよ。
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望遠MAXでパチリ!
彦根・長浜は米原市を挟んだ近隣市ですが、彦根市は井伊家ゆかりの寺社が多く、長浜市は豊臣家ゆかりの寺社が多い。
近隣市でも歴史的には文化が違っているのは面白いですね。