僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

クロヅルをパチリ!~16年振りの再会(2009年の動画を復刻)~

2025-01-13 17:20:20 | 野鳥
 正月の3ヶ日が明けた4日からクロヅルが湖北に飛来してきたのがニュースになっていました。
雪の降った翌日で空はドンヨリした暗い雲の下の悪条件で撮影できるか分からないものの、ダメ元で探鳥に行ってきました。

冬の田圃に飛来する野鳥は、野鳥を探すより田圃横に停まる2~3台の車を見つければ容易に発見出来ます。
そもそも冬の田圃道に複数の車が停まっていること自体が実に怪しい。
...ということで田圃道に停まる怪しい車の方向へ行くと、田圃に大きな影が見つかりました!



滋賀県内にクロヅルが飛来したのは3例目ということでレアな鳥ではありますが、天候が悪かったのが難点です。
見つけた後、長い時間羽繕いをしていたのですが、やっと食事を初めてくれました。

タニシかミミズか。何を食べているのでしょうか?
クチバシでつまんで飲み干しています。



忘れていたのですが、当方はクロヅルはライファーではなく、2009年にも撮影しています。
でもその時のクロヅルは幼鳥でしたので、今回見た個体とは違う鳥かと思うほど外見が違います。

2009年のクロヅルは全体的に茶色っぽい姿で、今回のは体全体が淡灰色で頭から首にかけて黒色で頬から後頭部が白い。
クロヅルに関しては16年振りということになりますが、野鳥全体で言えばいつのまにやら野鳥歴20年になってしまいました。



田圃にはクロヅルの他にはコハクチョウの成鳥と幼鳥っぽいのが1羽ずつで親子かな?
クロヅルとのスリー・ショットはならずながら、コハクチョウは今にも飛び立とうとしていました。



コハクチョウ(成鳥)が飛んだ!
クロヅルは気にする素振りもなく食事中。



コハクチョウ(幼鳥)も飛んだ!
相変わらず気にせず食事中のクロヅル。
その後もクロヅルは田圃の中をウロウロしていたが、車の中とはいえ寒空に窓が全開で寒くなってきたのでこれで終了。



鶴は古来より長寿をあらわす吉兆の鳥とされ縁起の良い鳥です。
「吉兆鶴(吉兆クロヅル)」にあやかって明るい話題の多い令和7年になるといいですね!

 【復刻】2009年に湖北に飛来してきたクロヅルの幼鳥!

過去のファイルを探したら16年前に湖北に飛来したクロヅル幼鳥の動画が出てきました。
映像はかなり悪く証拠動画レベルです。最後はケリに飛ばされてしまいました。






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雑草の茂る休耕田にノビタキが飛び交っていた!

2024-10-15 07:10:15 | 野鳥
野鳥にのめり込んでいた頃は、秋の渡りの季節には探鳥で休日は大忙しでしたが、熱が冷めた訳ではないものの、探鳥に行くことが減ってしまいました。
感覚的には渡りの途中に湖北に滞在する野鳥が以前に比べると減っているようにも感じてしまっていることもあるのかもしれません。

探し方が悪いとか、熱意に欠けるといってしまえばそれまでですが、フィールドに出てもちょっと変わった野鳥に出会うことがなくなりました。
そんな中、見つけやすいノビタキを探しに行くと、何ヶ所かで二桁を越えるノビタキの姿が確認出来ました。



雑草に覆われた休耕田に姿は多く、鶏糞のような匂いの漂い出した蕎麦の花が広がる田圃にもその姿は多かった。
ノビタキはスズメ目ヒタキ科の鳥で大きさはスズメくらいの大きさですが、警戒心が強いので距離を縮めることは出来ないので撮るのに苦心する。



ノビタキは♂と♀で目の周囲などの顔の黒さやお腹のオレンジの濃さに違いがあり、夏羽と冬羽では違う鳥かと思うほど色合いが変わります。
田圃の畔の雑草の上に留まったり道に降りることも多いとはいえすぐに飛ぶので「ぼんさんがへをこいた」 状態になります。



逆光位置からになってしまいましたが、♂の特徴が分かりやすい個体です。
夏羽の真っ黒な♂の姿のノビタキに会えるのは春でしょうね。



多い場所では視界に納まる範囲に数羽。
どいつを撮ろうかと思いながら、なるべく距離の近い奴を狙うが、どいつもそれなりに遠い。



♂と♀が近くに居たり、2羽で飛んで行ったりすることがあり、下は♂♀が一応写った証拠写真です。
ピントは♀に合っていて、その前に居た♂はゴーストノビタキになってしまってます。



ノビタキは比較的長い間滞在する鳥ですので、もうしばらくは見られると思います。
コハクチョウが飛来したようですので、ジョウビタキももう入ってきているのかもしれませんね。


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夏だ!ミサゴだ!獲物をゲットだ!~ゴイサギとホシゴイもパチリ!

2024-08-04 16:45:45 | 野鳥
 激しい雨や雷雨の日々が明けてやれやれと思いきや、今度は連日の猛暑が身体に堪えます。
なるべく活動的に過ごそうと心がけてはいるものの、さすがに山登りは控えていて、気温が少し下がる時間帯を使ってランニングをしています。

空いた時間を利用して鳥見に出掛けていますが、この季節の野鳥はサギなどが中心になり、見られる鳥が限られてしまいます。
唯一ミサゴだけは遭遇する頻度が高い季節になってきており、琵琶湖にほど近い河川ではミサゴの姿をかなりの高確率で見ることが出来ます。



最初に行った場所では到着してすぐにミサゴが飛んできたけど場所が逆光だったので、ミサゴを目で追いながら対岸へ移動。
さぁ~ダイブしてよ!という位置に陣取ったが、ミサゴは琵琶湖方面へ消える。

しばらく待っても戻って来ないので次の場所へと移動します。
次の場所でも到着と同時にミサゴの姿を発見!車を停められる場所を探してカメラを構える。



ミサゴは水中の魚を探しながら何度も旋回して、やっと比較的近い位置を飛んでくれました。
2~3度ダイブしそうになったものの、水面ギリギリまで急降下して再び上昇するアクロバット飛行を繰り返している。



水面は少し前の雷雨で水はやや濁り気味ですが、ミサゴはかなり高い位置からでも水中の魚が確認出来るようです。
猛禽類は人間の視力の約8倍の視力があるといい、紫外線領域でも識別が出来るといいますから、鷹の目の能力は恐るべしです。



ミサゴは空中で風を切って飛んでいますから、地上でカメラを構えている人間より涼しいかもしれませんが、こっちは額から汗が流れてくる。
目の前に水辺があるので可能ならこちらも水面に飛び込んで体を冷やしたいくらいです。



そろそろダイブしてよ!の期待に応えてザブ~ンと水面に突っ込むミサゴ!
しかし、この時は空振りで手ぶらで水面から飛び出してきました。



次は見事に獲物をゲット!でも後ろ向きだったし、遠いのよ。
そこそこの大物を捕まえて当方とは反対方向に飛んで行ってしまい見えなくなる。
どこかで食事をするのかな?



ところで水辺や田圃にはサギの仲間はたくさん見られますが、湖北ではゴイサギは真夏にはあまり見かけない鳥です。
湖北には5月頃にやって来て、夏はコロニーで繁殖し、秋口になると集まって南へと帰っていくようです。



近くにはゴイサギの子供のホシゴイが2羽。
3羽とも同じ場所で見かけましたので、成鳥のゴイサギは親でホシゴイ2羽はその子供なんだと思います。



ホシゴイは、最初は1羽だけでしたが、どこからかもう1羽が飛んできて2羽になる。
今年生まれの2羽なんでしょうね。



芙蓉の花が咲き始めましたが、まだほとんどが蕾の状態です。
芙蓉の花が満開になる頃には、夏も終わり近しの雰囲気も少しは出てくるのかと思います。
ただそれは気持ちの問題で、暑いのには変わりはなさそうですけどね。




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春のシギチの仲間たち~田圃に下り立つ野鳥たち~

2024-05-10 06:33:33 | 野鳥
 毎年、春と秋になると通称「シギチ」と呼ばれるシギ・チドリ類の野鳥がやってきて、田植え前後の水田に下り立ちます。
シギチの大半は渡り鳥で、春に繁殖地(ロシア・アラスカなどの北極圏)に移動し、秋には越冬地(東南アジア等)に移動する鳥です。

日本には中継地として一時的に立ち寄り、海辺の海岸や干潟などに飛来しますが、淡水の琵琶湖や水田で一時を過ごすシギチもいます。
シギチはカラフルな色合いの鳥は稀ですが、クチバシや足など特徴のある姿の種類が多く、バーダーの春の楽しみになっています。



まず最初に見つけたのはセイタカシギの番です。
ピンク色の長い足に特徴があり、スラッとした姿で優雅にエサを捕る姿から「水辺の貴婦人」と呼ばれるセイタカシギ科の鳥です。



背面の羽の色が片方は黒色で、もう一方は褐色がかっているので普通に見ると番ということになりそうです。
2羽のピントをそれぞれに合わせて撮ってみました。



次に遭遇したのはアオアシシギが1羽。
以前は水田に数羽が入っている姿を見かけましたが、周辺に仲間は以内でしたので単独で過ごしているようです。



複数のアオアシシギが水田でエサ取りしている時に見かけると、白っぽいお腹がよく目立つ鳥です。
アオアシシギは渡りの鳥ですが、過去に真夏に見かけたことがありましたので、定住して越夏する個体もいるようですね。



当方がシギチの楽しみを知った頃、ベテランのバーダーから“数年前に比べたら数も種類も減った”とよく聞きました。
それから年月を経た今感じているのは、この何年かで飛来するシギチの数も種類も増々減ってきているなぁ~です。
以前は春のシギチ20種にあと僅かとか、数十・数百の群れなんてことがあったのですけどね。



コチドリ(チドリ科)は留鳥だと思いますが、ケリ(チドリ科)と一緒にカウントしておきます。
湖北のシギチが減ったのは部分的な話ではなく、気候の変動や繁殖地・越冬地の開発など全体的な問題があるのかもしれません。





例年、春のシギチ祭りの時はどこへ行ってもチュウシャクシギに出会うのですが、この日は中々出会うことが出来ませんでした。
過去には他のシギチはいなくてもチュウシャクは居る、とかチュウシャクばっかで撮るのをやめたなんてこともあったにも関わらずです。



でも、居ましたよ!
まず2羽を見つけ、その後に6羽のグループを発見!
飛ばれてしまったのでちょっとお遊びカットでホップ!



水面に足は着いていないけどステップ!



田圃の水面すれすれをジャンプ!



そして着地!



ちょっと目を凝らせば、田植えが終わったばかりの田圃にこんな面白いクチバシをした鳥が普通に過ごしています。
少し数も種類も寂しいかぁと感じることはありますが、湖北の田圃に下り立つ鳥たちに楽しませてもらいました。




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伊吹山星空観光バスで伊吹山山頂へ~入道雲に稲妻が走る雷ゴロゴロの夜!~

2023-08-25 19:08:08 | 野鳥
 伊吹山の登山道は7月12日の大雨で登山道が崩落して以来、入山禁止となっており入山禁止期間にはニホンジカの駆除も行われているため立入できない状態です。
今年は伊吹山の三合目のユウスゲを見に行きたいなと考えていた矢先の入山禁止ということでしたので諦めるしかなかったのですが、こちらは来年以降の楽しみということになります。

2023年の伊吹山は早々に終了か?と思っていたところ、『伊吹山星空観光バス』を紹介して頂きましたので、満点の星空を見る(つもり)でバスツアーに参加しました。
バスは関ケ原を経由して伊吹山ドライブウエイに乗ると、約30分の走行で伊吹山ドライブウェイ山頂駐車場に到着。



山頂駐車場は日暮れにも関わらず、数百人レベルの大勢の人でごった返していて、駐車してある車の台数もかなり多かったように見えました。
夕日や星空観察、翌朝の御来光を目的に来られている方の多さに驚きましたが、駐車場すぐ下のイヌワシ・ポイントに並ぶ大砲レンズの数も凄い数でしたよ。



山頂駐車場に到着したのは日没の少し前のトワイライトタイムが始まる頃。
湖北平野には小谷山や山本山が点在し、琵琶湖には竹生島が浮かぶ。
琵琶湖の向こうには高島市の山々が連なり、太陽はその向こう側へと沈んで行く。



日没する琵琶湖方向の夕日撮影ポイントには夕日を眺める人、撮影に集中する人などが並ばれています。
「秋の日は釣瓶落とし」といいますが、まだ猛暑が続く気候とはいえ、暦の上では秋ですから見る見るうちに太陽は沈んでいきます。



展望台の上から夕陽を眺めておられる方もいます。
太陽が沈みつつある時にはたくさんの人の姿がありましたが、沈んでからは黄昏時のマジックアワーを楽しむ人だけになっています。



沈む寸前の夕日をパチリ!
雲がかかってしまっている部分もありますが、燃えるようなオレンジ色に輝いていました。



伊吹山の北側にあった大きな入道雲も色づいてきました。
いかにも夏らしい大きな入道雲ですが、雲の中では稲妻が走っています。
どうもこれから伊吹山の山頂にも雲がかかりそうで、空にも気持ちにも暗雲が立ち込めてくる。



結局、山頂には雲がかかってしまい星は雲の合間から覗き見る感じとなってしまったものの、雷は遠く雨も降り出さなかったので助かりました。
こういう色づき方をしている入道雲は平地ではなかなか見ることが出来ませんので、標高1300m独特の光景なのかもしれません。



迫力のある大きな雲の塊ですが、入道雲の中は雷がゴロゴロとなっています。
動画で見ると、ほのぼのとした雰囲気の星空観測場所の向こうにはゴロゴロと雷が落ちる雲が迫ってきています。
こっちに来るな!はみんなの願いでしたが、空にはどんどんと雲がかかってきました。



雷は山の方には来なかったものの、北の空に悲しいかな雲に覆われていきます。
まぁ雷が迫って来たり、雨が降り出さなかったのが幸いです。



雲のかかった空には雲の合間に星が何とか見えるのみで、空の状態から星空撮影はちょっと無理そうな夜空になりました。
ということで星は諦めて、伊吹山山頂までの約40分のハイクに切り替えます。

携帯してきたライトで暗闇の中、足元を照らしながら登ります。
稜線に見えるは雄鹿のシルエット。横には数頭のシカの姿もあり、夜の伊吹山の雰囲気を楽しみながら山頂に到着。



しかし、山頂に着いた頃には霧が立ち込め、もう真っ暗です。
山小屋は閉まっていたものの中に人の気配があり、登って来る人・下山する人にも時々会うことができたので闇の中でも怖さはあまり感じない。
下の駐車場には三桁の数の人が居ることもあって安心感はあり、これが全く人の気配のない山だったら怖くてとてもじゃないけど登れなかったことでしょう。

日本武尊(ヤマトタケル)の像も闇の中でしたが、フラッシュをたいて何とか見える感じです。
雨が降り出したり雷が近づいてくると困りますので、山頂ではそそくさと数枚の写真を撮って、急ぎ下山します。



西遊歩道の途中で見た湖北の夜景です。
湾曲した琵琶湖の形がよく見え、平野部の灯りが綺麗ですが、これは何万ドルの夜景と呼べばいいのでしょうね。



山頂駐車場には星空観察の方の他にも翌朝の御来光を目的に泊まり込みの方もおられるようで、キャンピングカー泊やテント泊、車中泊の方もおられるようでした。
Tシャツ1枚では寒いような気温の中、大勢の方が山頂駐車場の夜を楽しんでおられましたが、星空観察するには天気がイマイチでしたね。


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カタクリとショウジョウバカマとジョウビタキ!~スプリング・エフェメラルと最後の冬鳥~

2023-03-21 13:25:25 | 野鳥
 早春に咲く花を「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」とも「春の儚さ」とも呼び、まだ肌寒い季節に可憐な花を咲かせます。
その代表的な花のひとつにカタクリの花があり、ギフチョウとのコラボを楽しみにしていますが、年々ギフチョウの姿を見る機会が減ってきています。



カタクリの花とギフチョウの出現時期は微妙なズレがあり、カタクリの満開期がギフチョウには早かったり、ギフチョウが活発になる頃にはカタクリの花期は終わっていたりすることがあります。
以前はこのカタクリの群生にはギフチョウが飛んできたものでしたが、近年はギフチョウはやって来なくなってしまいました。



現地で出会った地元の方の話によると、以前は頼まれて幼虫の食草のカンアオイの繁殖を手伝っていたが、イノシシに荒らされることが多くなって止めてしまったとのこと。
里山の開発や放置の影響もあるかと思いますが、獣害が巡り巡って蝶の減少にもつながっているようです。



早春の季節になるとショウジョウバカマを見かけることが多くなり、カタクリの群生に遠慮するかのように控えめに咲いていました。
ショウジョウバカマは垂直分布が広いとされるので、低山以外にも山麓の寺院の庭園などにも咲いており、群生は作らないものの、しぶとくひっそりと咲く印象があります。



カタクリの花は、花の咲く場所へ見に行かないと見れない花ですが、ショウジョウバカマはふと気が付くと足元に咲いていたという感じでしょうか。
これから出会う機会の増えてくる花かとも思います。



さて、早春の訪れとともに去っていく冬鳥もあとわずかになってきました。
カッカッカッの声とともに冬の使者ことジョウビタキの♂が姿を見せてくれました。
今は「冬の使者」と「春の妖精」が交差する季節ですが、もしかしたらジョウビタキは今シーズンの最後かもしれませんね。



そこそこ近い距離にいたのはわずかな間だけでしたが、枝の間からなんとか姿を見せてくれる愛想のあるやつです。
周囲にはシジュウカラ・ヤマガラ・コゲラのカラ軍団とまだ残っているツグミの姿があり、山の方からはウグイスの囀りも聞こえてきます。



サクラが咲いて散った後、葉桜になってくると花も野鳥も大きく様変わりしてくると思います。
春のシーズンにはどんな出会いが待っているのでしょう。


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アカゲラをパチリ!

2023-02-19 17:07:07 | 野鳥
 2月も中旬を過ぎて、春へと季節は向かっているように感じられ、あちこちで梅の花が咲いたり花の蕾が膨らんできています。
ウグイスの囀りが始まり、菜の花の黄色や桜の花の桜色に覆いつくされる季節になると、見られる野鳥はすっかり入れ替わってしまうと思いつつ鳥見に出かけてみました。

とはいえ、この土日は天気が崩れてしまって期待薄の中、聞こえてきたのはアカゲラの声。
木の枝の隙間から姿を見られたのはほんの一瞬で、すぐに遠くの木へと移ってしまいました。
後頭部に赤い部分がありますので♂のアカゲラのようですね。



♀のジュビタキが姿を見せてくれ、時々地面に降りてエサを探しながら別の場所へ留まり直す。
地面だと枯れ草に体が埋まってしまいますので枝に留まってくれるのを待ってみる。



周辺で見られたのはツグミ・ヒヨドリ・モズといったところで少し出は寂しい。
やはりある程度は雪が積もってくれないと野鳥が平地に出てきてくれませんね。



水面にはカワアイサが十数羽いるのが見えましたが、葦の蔭へ隠れる時に気付かれて半分は飛ばれてしまう。
残りの半分が残ってくれて、飛ぶ気配はない。
それほど遠くはなかったので天気が良ければなぁ~と曇天が恨めしい。



10羽弱のグループに♀は2羽でしたので、♀からすれば繁殖相手は選び放題です。
常に♂に取り囲まれていて女王様状態のカワアイサ♀でした。



アトリの集団には離れている2カ所の田圃で出会いましたので、大きなグループ複数が湖北に来ているようです。
識別用の写真ですので集団のごく一部だけしか写っていませんが、2つとも巨大とは言わないものの大きな集団を作っていました。



湖北の冬に出会ってもおかしくない野鳥は数多いものの、出会えなかった野鳥はかなり多い。
どいつもこいつもどこに居るのやら?


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コハクチョウの羽ばたきをパチリ!

2023-02-14 19:42:22 | 野鳥
 湖岸道路を北上して早崎ビオトープの辺りまでくると、ビオトープを取り囲むようにカメラを構えた方々の姿があり、ビオトープには何百羽ものコハクチョウの姿がありました。
みなさん朝のやや黄味がかった光の中を飛び立つコハクチョウの離水待ちでしょうか。コハクチョウが飛んで行ってしまたらそれぞれ次の被写体の元へと行かれるのでしょう。

車を駐車する場所もなくて探鳥したいポイントがありましたので通り過ぎてしまいましたが、やはり早崎ビオトープは野鳥のメッカですね。(でもあまり工事をしないで欲しい。)
さて、見事に探鳥ポイントが空振りとなってしまった帰り道に田園地帯を走行中、空にはヒシクイ・コハクチョウが飛び交う光景に出くわしてまずはコハクチョウの後を追いました。



3カ所の田圃には数百羽のコハクチョウ。
しかも次々と編隊を組んで飛来し、空を何度も旋回しながら田圃に降りたちます。
コハクチョウは田圃に降りたつと、毛づくろいをしてから羽ばたきをしますが、ちょうど目の前に降りたコハクチョウが羽ばたいてくれました。
グゥーと溜めて~...。



胸を張って反って~...。



大きく羽を広げて~...。



羽を最大限まで開きながら反って~...。



バサバサ~!
コハクチョウが羽ばたいた風が当方の頬を撫でて...!(嘘です。)



別の田圃にはヒシクイの小グループが飛んでくる。
何度も何度も空を旋回して、2カ所に分かれて田圃にいるヒシクイの中から自分たちの仲間を探しているかのよう。



田圃にいるヒシクイは人の気配を感じて、ゆっくりと田圃の中央に歩き出す。
ヒシクイもコハクチョウもこれから日を重ねるごとに北帰が進んで数が減りそうですね。




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ミコアイサをパチリ!

2023-02-12 16:33:33 | 野鳥
 他府県から観光などで冬の琵琶湖を訪れる人から琵琶湖に浮かぶ無数のカモの姿に驚いたという話を聞く事があります。
確かに琵琶湖は“水鳥の楽園”と呼ばれ、正確な個体数は知りませんが、冬季に飛来する水鳥の数は7万羽とも8万羽ともいわれます。

いかにカモの姿は多いとはいえ、広大な琵琶湖や池にいるカモがが相手ですので岸辺近くまで来てくれないとカメラが届かないということは多々あります。
ミコアイサは“パンダガモ”の愛称を持ち、淡水の湖や河川に飛来して普通に観察できる水鳥ですが、岸辺近くに来てくれるのは運しだいということになります。



この場所では最初はちょっと離れたところを泳いでいたのですが、他のカモをチェックしているうちに岸辺近くでエサ取りを始めてくれました。
潜っては水面に顔を出しての繰り返しの中で、どこに浮上してくるかを予想して待つのも楽しい時間です。



裸眼で見える範囲ではミコアイサはこの♂が1羽だけ。
周辺にはコガモ・マガモ・カルガモ・オオバン・オナガガモ辺りで、オナガガモを除けば年間通して見ることのできる鳥ばかりでした。



鳥見を始めた頃はミコアイサを見たくてあちこち探し回っていたが見つからず、図鑑などで“普通に見られる鳥です。”と書いてあるのが恨めしく思っていました。
今となったら毎年普通に見られる鳥と思えるようになりましたので、やはり経験を積むのも大事なことですね。



別の場所ではミコアイサの♀が1羽だけで泳いでいるのを発見。
カモは雌雄で外見が大きく違いますが、ミコアイサも♂と♀で随分と姿が違います。



ミコアイサばかり撮っていて目の前でポーズを付けていたオナガガモに申し訳ないので記念写真を1枚パチリ!
ずんぐりとしたカモの中ではシャープな感じのする鳥です。



水辺にせり出した木の枝の上にはカワセミが待機中。
水にダイブしてエサ取りを見せてくれるかと思いきや、飛んでしまって見えなくなってしまいました。



ノスリを見かける機会が多くなってきましたが、何年か前はもっと数が多かったように感じています。
チョウゲンボウも同じくで、以前は電柱に留まるノスリやチョウゲンボウってまたかと呆れるほど姿を見かけましたが、近年はそれほどでもないような...。



ところでこのノスリ、右目を開いた瞬間もありましたが、白い瞼を閉じたままです。
ノスリの瞼ってグレー色とか鉛色かと思ってましたが、それは瞬膜のことで瞼は白いようです。



両目を閉じた姿を見ると、ノスリの瞼はグレー色とか鉛色で左目はそんな色になっていて、右目は真っ白い。
あまり警戒心がないようだったのは単に眠かったのでしょうか?



田圃には小グループのヒシクイが降りていた場所が複数あり、コハクチョウは大群で幾つかの田圃に分かれて群れでエサ取りをしていました。
田圃の上を飛ぶ白い羽根が見えたので確認すると、十数羽のタゲリのグループでした。



タゲリの金属光沢のある背中は、太陽光が当たらないとどんよりくすんだ色になってしまいますが、光の当たる日に出会うと輝いて見え、黒い冠羽も特徴的です。
今シーズンにタゲリには何度か出会ってますが全て曇り空で、シーズン最終コーナーで晴天のタゲリに会えてよかった。



キャベツ畑のキャベツの上にはツグミ♀が乗って日向ぼっこ中のようです。
隣のキャベツ畑ではキャベツの上にヒバリが乗っており、田園地帯を通るとヒバリの囀りで賑わい、春近しを告げています。



ユリカモメも冬場は数十体の個体が越冬してきています。
次に会うのは田起こしや代かきが始まった頃、黒頭巾を被った姿になったユリカモメの姿なのでしょう。



湖北の冬の野鳥が見られるのもあと1ヶ月程度かと思います。
3月にはウグイスが囀り、カンムリカイツブリやカイツブリは夏羽になり始めて繁殖の準備に入ることでしょう。
でも、今シーズンまだ出会っていない冬鳥ってたくさんいるのですけどね。


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湖北の野鳥を探して琵琶湖沿いを行く!~アカハラ・アトリ・カシラダカ...~

2023-02-05 16:00:00 | 野鳥
 湖北で探鳥を始めてからそれなりの年月になっていますが、以前から巡回コースとしていた中で少しづつ探鳥場所が失われてきているように思います。
探鳥場所が減ってきているため、湖北で確認出来る野鳥種が減ってきたような感じを持っていましたが、そこは湖北ですので探せばいろいろな野鳥との出会いがあります。

湖北琵琶湖沿いコースを巡回中に最初に出てきたのはアカハラで、最初の発見時はすぐに飛んでしまったものの、少し離れた道筋で発見!
同じ個体なのか別の個体なのかは不明ですが、過去に同じ場所で見たことがありますので、アカハラにとってこの辺りは越冬場所になっているのかもしれません。



アカハラのいた場所と近い所ではシロハラ多数とヒヨドリといった処でしたが、シロハラは先週撮ったので今週はパスです。
もう少し日差しが欲しかったのですが、太陽に照らしだされたら出てくることはないでしょうから、これで精いっぱいです。



アトリは大群をつくる鳥で時には数百羽以上の大群で田圃に降りることがありますが、出会ったのは数羽のグループです。
頭に黒味がありますので♂のアトリ冬羽と思われ、こいつだけが飛び去らずに枝に残っていた愛想のいいやつです。





隣の枝には♀のアトリも残ってくれました。
頭に黒味がなく、♂が正面からでしたので背中をこちらに向けて羽がよく見える姿だったのがありがたい。



複数個所で見かけたのはカシラダカ。
農道で飛んで少し前の道の上に留まっての繰り返しの場所があって、撮ることも出来ず進むことも出来ずの困ってしまった時もありました。



カシラダカは頭部の冠羽が立っている時がカシラダカらしくていいですね。
カシラ(頭)ダカ(高)と和名はその姿から名付けられているようです。



カシラダカがいる葦の付近にはカワラヒワやホオジロ。
カシラダカもホオジロも同じスズメ目ホオジロ科の鳥で、ホオジロは冬は平地に、夏は山でよく見かける鳥です。



おっと!茂みの中にノスリがいますよ。
ノスリはトビと同じような場所にいたりしますが、丸い目に愛嬌があり、ハントの上手い猛禽です。



移動中に琵琶湖へ向かってV字編隊飛行で帰っていくオオヒシクイの姿が見えましたが、このグループはまだ田圃に残っていました。
十数羽でしょうか。隣り合わせた2つの田圃に分かれて数羽づつ。





同じ一帯の田圃に分かれて数十羽が食事中だったコハクチョウの群れとオオハクチョウの家族です。
集団から離れて過ごすオオハクチョウの家族もいますが、この家族は集団の中で混在しているようです。



違いを対比してみると、体の大きさ・首の長さ・嘴の黄色い部分の長さなど違いがあります。
こういったハクチョウの集団の中には、ちょっと変わったのがいるレアケースがありますが、近年は体験していませんね。



オオハクチョウは少なくとも成鳥2羽は確認しましたが、全体で何羽が湖北に飛来しているのでしょう。
今シーズンにコハクチョウとオオヒシクイが混在しているのを見かけたことはありますが、北帰が近くなると混在して集団をつくることが多くなってくると思います。



ハクチョウの田圃の上からはコォーコォーという声と羽ばたきの後が聞こえてきて、次々とコハクチョウが田圃に舞い降ります。
白い天使が降臨する姿は、冬の湖北でも有数の美しくもあり、自然の豊かさを実感できる光景です。





湖北琵琶湖沿い探鳥で出てきた鳥を撮ってみましたが、いつでも見られる鳥や今シーズン撮影済の鳥はスルーしてしまいました。
残念だったのは、オオジュリン・ルリビタキ♀・ジョウビタキ♀・キジ♀3羽を目視で確認したにも関わらず、撮れず仕舞いだったことになります。


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