岐阜県揖斐郡は郡の境界近くを伊吹山・金糞岳・夜叉ヶ池・冠山・能郷白山などの山々に囲まれ、山から流れ出る豊かな水は徳山ダムや横山ダムに貯水される山岳が中心となる地域です。
また、山麓には西国三十三所満願霊場の「谷汲山華厳寺」や、美濃の正倉院と呼ばれる「両界山横蔵寺」などの寺院があり、信仰の篤い地域でもあります。
国道303号線を久瀬地区から西美濃もみじ街道を日坂川に沿って進んで行くと、「夫婦滝」という2本の滝が寄り添うように流れ落ちる名瀑がある。
この道のさらに先は「グランスノー奥伊吹」の東部の品又峠の近くまで伸びているそうで、おおまかに言うと伊吹山系のブンゲン(射能山)の岐阜側ということになります。
「西美濃もみじ街道」は道路が整備されていますので、奥地に向かってる感はありませんでしたが、峠近くになると酷道になるようです。
「夫婦滝」はそれほど奥地に入らずに到着出来る場所でしたが、入口付近に“クマ危険!”のやたらリアルな看板があり、急に怖くなってくる。
駐車場に車を停めて展望台のような所に向かうと辺りには水音が響き渡り、まずは滝を探すことになる。
ほどなく夫婦滝が見えてきて、夏とは思えないような冷気が肌寒く感じます。
この位置からだと雄滝と雌滝の右側に細い子供の滝が流れ落ちているのが見えますので、家族滝のような滝です。
滝の落差は10mとされており、外観からいうと左の太さのある滝が雄滝、右の細い滝が雌滝となるのでしょうか。
大きな滝壺はなく、直曝して下の岩に当たって、そのまま日坂川に流れ込んでいるようです。
滝の落下口は樹木が被っていて見にくいものの、雌滝の方は何とか木々の間から見える感じでした。
今の季節は緑が美しいですが、「夫婦滝」は秋には紅葉、冬には雪景色の中の滝が見られ、四季の景色が楽しめるという。
雄滝は黒々とした岩肌の上を流れ落ち、水量が多く勢いが感じられます。
落下する水が幅広く垂直に落ちた後、前方の岩を越えて日坂川に流れ込む。
雌滝の方は落下する水に雄滝ほどの幅はなく、そのせいか岩肌には苔が生え緑っぽい岩肌に見え、右には更に細い滝が分岐して流れ落ちている。
また、滝壺の横には達磨のような岩があり、滝行でもしているかの如く。
夫婦滝より上流になる日坂川の流れも激しく、水が激しく流れるところがあります。
冷たそうな水は透き通っっており、伊吹山系から流れ出る水の豊富さには驚くばかりです。
夫婦滝の下流部も川底が見渡せるような透明度があり、勢いのある流れの迫力がある。
日坂川の水流に勢いがあって水音がすることから、最初に滝はどこ?と思ってしまったのも納得してしまいます。
最後にもう一度「夫婦滝」の全景です。
水音の大きさと水量の多さに迫力を感じます。
動画で<揖斐川支流 日坂川の「夫婦滝」>
せっかくなので「西美濃もみじ街道」を少し山側へ進んでみると、柴田錬三郎の「美男城」のモデル地という場所に「一本杉」という巨樹があるというので立ち寄ってみました。
「美男城」は小説の他にも映画化されているということですが、映画化されたのは1959年では知る由もない。
「一本杉」は巨樹レベルだとはいえ、あっと驚くような幹周はないが、この場所の雰囲気がかくれ里のような趣があって、なぜか気持ちが安らぐ。
山と山のさほど広い場所ではない所に田圃があり、傾斜のある場所では段々畑になっている。
周囲を取り巻く山は、伊吹山系に連なる高い山が周囲から押し迫ってくるような切迫感があります。
昔は滋賀県側の甲津原から品又峠を越えて、揖斐川町日坂を経由して岐阜と滋賀を結び、物資などを運ぶルートがあったのでしょう。
また、山麓には西国三十三所満願霊場の「谷汲山華厳寺」や、美濃の正倉院と呼ばれる「両界山横蔵寺」などの寺院があり、信仰の篤い地域でもあります。
国道303号線を久瀬地区から西美濃もみじ街道を日坂川に沿って進んで行くと、「夫婦滝」という2本の滝が寄り添うように流れ落ちる名瀑がある。
この道のさらに先は「グランスノー奥伊吹」の東部の品又峠の近くまで伸びているそうで、おおまかに言うと伊吹山系のブンゲン(射能山)の岐阜側ということになります。
「西美濃もみじ街道」は道路が整備されていますので、奥地に向かってる感はありませんでしたが、峠近くになると酷道になるようです。
「夫婦滝」はそれほど奥地に入らずに到着出来る場所でしたが、入口付近に“クマ危険!”のやたらリアルな看板があり、急に怖くなってくる。
駐車場に車を停めて展望台のような所に向かうと辺りには水音が響き渡り、まずは滝を探すことになる。
ほどなく夫婦滝が見えてきて、夏とは思えないような冷気が肌寒く感じます。
この位置からだと雄滝と雌滝の右側に細い子供の滝が流れ落ちているのが見えますので、家族滝のような滝です。
滝の落差は10mとされており、外観からいうと左の太さのある滝が雄滝、右の細い滝が雌滝となるのでしょうか。
大きな滝壺はなく、直曝して下の岩に当たって、そのまま日坂川に流れ込んでいるようです。
滝の落下口は樹木が被っていて見にくいものの、雌滝の方は何とか木々の間から見える感じでした。
今の季節は緑が美しいですが、「夫婦滝」は秋には紅葉、冬には雪景色の中の滝が見られ、四季の景色が楽しめるという。
雄滝は黒々とした岩肌の上を流れ落ち、水量が多く勢いが感じられます。
落下する水が幅広く垂直に落ちた後、前方の岩を越えて日坂川に流れ込む。
雌滝の方は落下する水に雄滝ほどの幅はなく、そのせいか岩肌には苔が生え緑っぽい岩肌に見え、右には更に細い滝が分岐して流れ落ちている。
また、滝壺の横には達磨のような岩があり、滝行でもしているかの如く。
夫婦滝より上流になる日坂川の流れも激しく、水が激しく流れるところがあります。
冷たそうな水は透き通っっており、伊吹山系から流れ出る水の豊富さには驚くばかりです。
夫婦滝の下流部も川底が見渡せるような透明度があり、勢いのある流れの迫力がある。
日坂川の水流に勢いがあって水音がすることから、最初に滝はどこ?と思ってしまったのも納得してしまいます。
最後にもう一度「夫婦滝」の全景です。
水音の大きさと水量の多さに迫力を感じます。
動画で<揖斐川支流 日坂川の「夫婦滝」>
せっかくなので「西美濃もみじ街道」を少し山側へ進んでみると、柴田錬三郎の「美男城」のモデル地という場所に「一本杉」という巨樹があるというので立ち寄ってみました。
「美男城」は小説の他にも映画化されているということですが、映画化されたのは1959年では知る由もない。
「一本杉」は巨樹レベルだとはいえ、あっと驚くような幹周はないが、この場所の雰囲気がかくれ里のような趣があって、なぜか気持ちが安らぐ。
山と山のさほど広い場所ではない所に田圃があり、傾斜のある場所では段々畑になっている。
周囲を取り巻く山は、伊吹山系に連なる高い山が周囲から押し迫ってくるような切迫感があります。
昔は滋賀県側の甲津原から品又峠を越えて、揖斐川町日坂を経由して岐阜と滋賀を結び、物資などを運ぶルートがあったのでしょう。