小倉 宗さんから個展のポストカードを送って頂いておりましたので、大阪は高槻市にある「ギャラリーからころ」へ作品を見に訪れました。
小倉さんの作品を見るのは昨秋に開催されたアート・イン・ナガハマ(通称AIN)以来のことですから約8カ月ぶり。
また、AINで最初に小倉さんの存在を知ったのは2007年のことですから、17年来のファンになります。
これまで10数枚の絵画と4枚の銅版画と絵本の「じゃんけん戦争: あっちの国こっちの国」を所有していますが、欲しくなる作品が次々と生み出されてくるので終わらない。
あっそうそう!小倉さん直筆の当方の似顔絵なんていうウルトラ・レアな絵もありますよ。
これまでも個展の情報を入手することがありましたが、如何せん遠くでの開催が多くて中々行けないのですが、高槻市くらいならと足を延ばしました。
ビルの1Fにある「ギャラリーからころ」へ一歩足を踏み入れると、四方に色彩豊かな小倉作品が展示され、オグラ・ワールドが広がる。
会場内では大きな黒い犬がウロウロと歩いていて、ギャラリーだけどアットホーム感もあります。
入って右側の壁には8枚の絵が展示され、ユミンや卑弥呼や鳥、大津絵をモチーフにした絵が並びます。
昔の小倉さんの作品にあった怖い感じや尖がった感じの絵はすっかり消えて、穏やかで優しく愛情に溢れた作品が並びます。
入口の対面の壁には2枚の絵が展示されていて、テーマになっている「鳥」はこの何年かよく見る題材で、「禿」は最近の題材のようです。
断片的にしか見てはいませんが、かれこれ17年も同じ作家さんの絵を見ていると、色使いや描きたい絵の変遷が何となくだけど分かるような気がします。
ギャラリースペースの左側お壁には、大津絵の鬼の念仏が2枚と赤い鶏冠の鶏の絵が2枚。
特に一番右の絵は伊藤若冲の鶏図を意識したかのような大きな作品で目を引きます。
入口側の壁には5点(写真は4点)の絵が並び、それぞれテーマは違うようです。
禿・ペンダント・ペア・(ギター)などが登場しますが、時刻はいつもルナティックな三日月の出る夜です。
「まどろみ」という絵はネットで見た時に“愛情と優しさに満ちた絵”だなぁと魅力を感じていた絵で、やっと実物を見ることが出来ました。
オグラ・オレンジを背景に空にはクレセント ムーン。まどろむ2人はまるで母親が小さな子供と優しい時間を過ごしているかのようです。
「禿ユミン」は遊女見習いの童女が花魁になったような絵です。
今回の個展では花魁の姿をしたユミンや女性の絵が他にもありました。
個展のタイトルが「禿カムロ KAMURO」ですので、「禿」が新しいテーマになってきたようですね。
若冲を連想させる大作「ふたり」は真っ赤な鶏冠に雄雌で色分けされた羽色が綺麗です。
背景のグラディエーションが鶏の派手さを引き立たせていますね。
「ギャラリーからころ」に「ぶらっくほーる」という絵本が売ってあり、文が霰雫 霙(あらずくみぞれ)さん、絵が小倉宗さんですのでさっそく購入しました。
霰雫 霙さんの文は、稲垣足穂の世界観を思い起こさせる言葉が並び、タルホの宇宙的感性とでも呼べるようなファンタジー世界が描かれます。
夜のレストランにやって来た男が水晶や月や星の飲み物や料理を平らげていく独特の別世界観です。
小倉さんの絵は「じゃんけん戦争: あっちの国こっちの国」の頃のスタイルの絵で描かれている感じです。
霰雫 霙さんの文がとても良く、霰雫さんの文と小倉さんの絵の相乗効果で別世界への扉が開かれます。
「禿カムロ KAMURO」展は四方全てに絵が展示された明るい雰囲気のギャラリーで、今回の展示作品は色合いが明るい作品が多かったことあって華やかな個展でした。
個展で展示された作品のうち、どの作品が秋のアート・イン・ナガハマで見られるでしょうか?楽しみですね。
尚、「ギャラリーからころ」では7/14~20に開催される『もちよってん♡わたしの好きな○○〇♡』にも小倉さんの作品が出展されるそうです。
小倉さんの作品を見るのは昨秋に開催されたアート・イン・ナガハマ(通称AIN)以来のことですから約8カ月ぶり。
また、AINで最初に小倉さんの存在を知ったのは2007年のことですから、17年来のファンになります。
これまで10数枚の絵画と4枚の銅版画と絵本の「じゃんけん戦争: あっちの国こっちの国」を所有していますが、欲しくなる作品が次々と生み出されてくるので終わらない。
あっそうそう!小倉さん直筆の当方の似顔絵なんていうウルトラ・レアな絵もありますよ。
これまでも個展の情報を入手することがありましたが、如何せん遠くでの開催が多くて中々行けないのですが、高槻市くらいならと足を延ばしました。
ビルの1Fにある「ギャラリーからころ」へ一歩足を踏み入れると、四方に色彩豊かな小倉作品が展示され、オグラ・ワールドが広がる。
会場内では大きな黒い犬がウロウロと歩いていて、ギャラリーだけどアットホーム感もあります。
入って右側の壁には8枚の絵が展示され、ユミンや卑弥呼や鳥、大津絵をモチーフにした絵が並びます。
昔の小倉さんの作品にあった怖い感じや尖がった感じの絵はすっかり消えて、穏やかで優しく愛情に溢れた作品が並びます。
入口の対面の壁には2枚の絵が展示されていて、テーマになっている「鳥」はこの何年かよく見る題材で、「禿」は最近の題材のようです。
断片的にしか見てはいませんが、かれこれ17年も同じ作家さんの絵を見ていると、色使いや描きたい絵の変遷が何となくだけど分かるような気がします。
ギャラリースペースの左側お壁には、大津絵の鬼の念仏が2枚と赤い鶏冠の鶏の絵が2枚。
特に一番右の絵は伊藤若冲の鶏図を意識したかのような大きな作品で目を引きます。
入口側の壁には5点(写真は4点)の絵が並び、それぞれテーマは違うようです。
禿・ペンダント・ペア・(ギター)などが登場しますが、時刻はいつもルナティックな三日月の出る夜です。
「まどろみ」という絵はネットで見た時に“愛情と優しさに満ちた絵”だなぁと魅力を感じていた絵で、やっと実物を見ることが出来ました。
オグラ・オレンジを背景に空にはクレセント ムーン。まどろむ2人はまるで母親が小さな子供と優しい時間を過ごしているかのようです。
「禿ユミン」は遊女見習いの童女が花魁になったような絵です。
今回の個展では花魁の姿をしたユミンや女性の絵が他にもありました。
個展のタイトルが「禿カムロ KAMURO」ですので、「禿」が新しいテーマになってきたようですね。
若冲を連想させる大作「ふたり」は真っ赤な鶏冠に雄雌で色分けされた羽色が綺麗です。
背景のグラディエーションが鶏の派手さを引き立たせていますね。
「ギャラリーからころ」に「ぶらっくほーる」という絵本が売ってあり、文が霰雫 霙(あらずくみぞれ)さん、絵が小倉宗さんですのでさっそく購入しました。
霰雫 霙さんの文は、稲垣足穂の世界観を思い起こさせる言葉が並び、タルホの宇宙的感性とでも呼べるようなファンタジー世界が描かれます。
夜のレストランにやって来た男が水晶や月や星の飲み物や料理を平らげていく独特の別世界観です。
小倉さんの絵は「じゃんけん戦争: あっちの国こっちの国」の頃のスタイルの絵で描かれている感じです。
霰雫 霙さんの文がとても良く、霰雫さんの文と小倉さんの絵の相乗効果で別世界への扉が開かれます。
「禿カムロ KAMURO」展は四方全てに絵が展示された明るい雰囲気のギャラリーで、今回の展示作品は色合いが明るい作品が多かったことあって華やかな個展でした。
個展で展示された作品のうち、どの作品が秋のアート・イン・ナガハマで見られるでしょうか?楽しみですね。
尚、「ギャラリーからころ」では7/14~20に開催される『もちよってん♡わたしの好きな○○〇♡』にも小倉さんの作品が出展されるそうです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます