僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

ノスリをパチリ!~何で今頃田圃にいるの?~

2015-06-28 20:28:28 | 野鳥
 週末になると梅雨らしく冴えない天気が続いています。
とは言えども、紫陽花の花は満開のピークを迎えていますし、ヒツジグサ(睡蓮)や蓮の花・ネムノキなどが咲き始めていよいよ本格的な夏近しの雰囲気があります。

そんな中、田園地帯を走行していると...電柱にノスリが!
“おいおい今って何月だっけ?”、季節感がおかしくなっちゃうよ。



ノスリは留鳥とされていますから、今の季節でも出会う可能性がないとは言えませんが、まさか田圃地帯の電柱に留まってるとは思ってもいなかったよ。
これじゃまるで冬の湖北の風景のようなんだけど、電柱下の田圃には夏鳥のチュウサギが居たりするので、妙な違和感を感じてしまったな。



しかもノスリは電柱数本先にも別の1羽いたので合わせて2羽がおりました。
どこかの山で営巣している番が出てきていたのかもしれませんね。



曇り空+空抜け+電線かぶりですが、もうすぐ7月になろうかという季節のノスリなんで気にせずUP!
上3枚は同じノスリで下は別個体のノスリです。



年中、同じような場所をウロウロしていますが、新たに発見することってたくさんありますね。


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カイツブリの雛をパチリ!

2015-06-25 07:50:50 | 野鳥
 水鳥たちはベビー・ラッシュを迎えています。
カイツブリの夫婦のところにも雛が生まれたようですね。



雛の数は3匹!
普通は鳥を数えるのに1羽・2羽・・・と数えますが、カイツブリの雛だけは“匹”で数えたくなるような姿ですね。



このカイツブリの雛たちは甘えん坊揃いなのか、3匹(羽)みんなが親鳥の背中に乗ろうとしていました。
2羽でも重たそうに見えるのに3羽が乗った時は親鳥が水面に沈んでしまうのではと思えてしまいましたよ。



まっ水鳥ですからそのくらいで沈んでしまうことはありませんけどね。
 ところで、そろそろ雛たちはお腹が空いてきた?



親鳥はエビのようなのを捕まえては雛のところへ運んでいます。
子沢山なので親鳥は働き詰めやね。



カイツブリは小型の水鳥ですが、カイツブリの雛のサイズの小さいこと。
あんなに小さい体なのにすぐに泳げるのって凄いですね。


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カルガモの雛をパチリ!

2015-06-22 18:20:20 | 野鳥
 あちこちからカルガモの雛の話が聞こえてきて久しいのですが、今頃になってカルガモの雛を見ることが出来ました。
湖北のカルガモだけ出が遅かったって訳ではないでしょうけど、出会うタイミングがやっと合ったってことかな。気にはかけていたんだけどなぁ。



雛の数は12羽。親鳥にひっついて水面を移動していきました。
 列の後方には元気なキッズが1羽いて楽しませてもくれましたよ。



 見つけた時のカルガモたちは川縁で休憩中だったようです。
出会い頭で会ったものだからお互いに大慌てでありました。



さて、もうひと組出会ったカルガモ親子の方は見えた範囲では少し成長した雛が1羽しか居ませんでした。
カルガモは子沢山なんだけど、少しずつ雛の数が減っていってしまうんだよな。自然界は厳しいもんやね。


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ゴイサギのでっかい獲物!

2015-06-19 08:10:10 | 野鳥
 水辺でゴイサギの姿をよく見かけますが、こいつは行動が不審なやつでした。
水面を見つめて、近くに当方がいたのに警戒もせずじっと固まっていたのです。

様子を伺っていると、どうやら遡上してきた魚が跳ねているのをキャッチしようとしているようです。
確かにこの水辺では1分間に2~3匹の魚が次々とゴイサギの目の前で跳ねています。
中々キャッチ出来ないまま30匹近くの魚が飛んで行きましたが、空振りの連続を繰り返しながらもついにゲット!



こりゃまた大物ですな~。
何という魚かは知りませんけどね。



ところで、この場所では魚が跳ねていたのはゴイサギのいたところだけでした。
水流とか川底の形状が影響しているのでしょうか。いずれにしてもいい場所取りでしたねゴイサギさん!



随分もがいていた“さかなクン”でしたが、そろそろ観念したようです。
トリミングして拡大!



この魚の顔が“もうダメや~!あか~んわ!”ってな感じの情けない表情に見えてしまいますね。
ゴイサギにとっては大物ゲットでラッキーでしたが、魚にとっては不運だったかな。


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アマサギ、チュウサギ、コサギをパチリ!

2015-06-17 07:55:55 | 野鳥
 田圃道をウロウロしていた時、サギが勢ぞろいしている光景に出会いました。
アマサギ・チュウサギ・コサギ・ダイサギ・アオサギの5種でしたが、一列に並ぶとデカいのやら小さいのやら色違いやらで見ているのが楽しいですね。



アマサギは婚姻色の連中と婚姻色のない連中がいましたが、もう繁殖が終わった?これから婚姻色が出る?まさか巣立ちした幼鳥?
アマサギだけ見ていても中々バリエーション豊富です。



後方にはチュウサギの姿が見えていましたのでパチリ!



コサギも婚姻色が出てきて嘴に赤味が出てきていました。
足の色も心なしか黄色から赤味が増してきているようにも見えます。





“シラサギ”という括りで言うと、湖北では年中普通に見られる野鳥でありながらも、その“姿”や“種”が変わっていく面白い鳥ですね。
夏になったら繁殖で数の増えた“シラサギ”たちが湖北に溢れる光景も楽しみにしております。


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サンコウチョウをパチリ!

2015-06-14 18:30:52 | 野鳥
 “声はすれども姿が見えん!”というのが、初夏の頃の鳥見になりますね。
そんな季節ですから、時にフッと見やすい場所に留まってくれたりする鳥が出ると嬉しいものです。

サンコウチョウの声が聞こえてきましたので、じっと息をひそめていたら♀のサンコウチョウの姿が見える。
しばらくすると♂が近くまでやってきた。



うっそうと木々が茂った暗い林の中ですからピントもへったくれもなく、ほとんど勘だけでパチリ!
鳥の影だけを追ってパチリしていたんだけど、何とか証拠写真になってくれてたのでホッとしたよ。



現地では暗い林の中で動きもあるのでそこまで見えていなかったけど、長雄タイプのサンコウチョウなのかしら。
尾っぽの先までフレームに収まってくれたのは偶然だったけどね。



しかしハエや蚊にまとわりつかれるのはともかく、こんな鳥見になるとは思わずにサンダル履きで来っちゃたもんですから足元にヘビでもいたらどうしようかとヒヤヒヤもんでしたよ。
当然だけど鳥見するなら鳥見の格好で行かないといけませんね。



ということで愛想のいいサンコウチョウでしたが、姿が見えなくなって声も遠くへ離れてしまったところで終了。
巣立ち雛が出る頃にもう一回行ってみようかな。


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オニヤンマと蛙の卵!

2015-06-12 08:07:07 | 花と蝶とトンボと昆虫
 蜻蛉の姿を見かけるようになってきましたが、蓮池にトンボが群れるようになるにはまだ早いかな?
今シーズンのトンボのパチリ第1号はオニヤンマ?だったんですが、こいつは羽化して間もない個体のようですね。
目がグリーン色になってないものね。



さて、少し前に見つけたタゴガエルの卵を見に行ってきました。
あれまっ!もう全部孵化してますわ。しかも凄い数のオタマジャクシです。



 上のスケルトン仕様の大腸もどきから、オタマジャクシが孵化!



実際にはこの写真の数倍以上のオタマジャクシが孵化しています。
いったいこの中から何匹が残るのでしょうね。

木の枝にはモリアオガエルの卵塊が産み付けてありました。
次に行った時にはオタマジャクシになっているかもね。  




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アサギマダラと地味系の蝶たちをパチリ!

2015-06-10 08:02:22 | 花と蝶とトンボと昆虫
 アサギマダラの姿が見られるようになって嬉しい限りではありますが、まだ個体数が少ないかな。
最盛期になるとアサギマダラに囲まれて“胡蝶の夢”の時間が過ごせるんだけどね。



アサギマダラのどこが好きって?聞かれれば...
姿・飛び方・その生態の不思議さなんかになりますが、当方は“アサギマダラに会いたい”と念ずればきっと会える...と考えている変な人ですからね。 



さてヒオドシチョウの綺麗な個体がおりました。
ヒオドシチョウは成虫で越冬するといわれてますが、こいつは春に羽化した個体でしょうか?



蝶の姿は多くなってきているので地味ながらも味のある連中をまとめてパチリ!
まずはヤマキマダラヒカゲ。サトキマダラヒカゲなんてのもいますが、ヤマとサトの違いは分かりません。
薮蚊に刺されず見られるのがヤマキマダラヒカゲということで...。



やたら紛らわしいのがジャノメチョウの仲間ですが、こいつはヒカゲチョウのようです。
翅の「蛇の目」を“中1、大1、小3、大1、中2”なんて子供の学年と数を数えてるみたいやね。



綺麗な翅なのになかなか翅を開いてくれないテングチョウとセセリチョウをパチリ!





おまけはコミスジをパチリ!



蝶の種類が増えてきていますが、黄色系のタテハチョウはまだ姿が見えませんね。
そろそろだとは思っているんですけどね。


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ミヤマカラスアゲハとオナガアゲハをパチリ!

2015-06-08 08:03:03 | 花と蝶とトンボと昆虫
 普通に見ることが出来る“黒いアゲハチョウ”は7種いるそうなんですが、いざ識別するとなると結構悩ましいものです。
パッと見てすぐ分かる黒いアゲハ蝶もいますが、分かりにくいのはミヤマカラスアゲハとカラスアゲハでしょうか。

蝶には雌雄の差もありますし、春型・夏型で外観に違って見えるものもあったりする。おまけに個体差があるので悩ましい。
 ミヤマカラスアゲハと思われるやつが数頭いたんだけど、1頭だけ色が違うぞ!



はてこれ如何に?
何でメタリックグリーンの集団の中にメタリックブルーのやつがいるのやら。個別に確認するしかなさそうです。





うん。よく分からんな~?宿題にでもしておきますか。
 翅の裏面の白筋からするとミヤマカラスアゲハだとは思いますけどね。



もう一つ悩ましかったのが、オナガアゲハとクロアゲハの違い。
一応上のやつをオナガアゲハ、下のやつをクロアゲハにしておきましたが、個体差かもしれないよ。





オナガアゲハと思われるやつが翅を広げてくれたところをパチリ!



吸水している蝶の写真を撮ろうとすると、這いつくばる羽目になります。
知らない人がその姿を見たら、変な人って思われるんやろね。 


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今月の読書!~ネイチャーフォトグラファー「星野道夫」と「中村征夫」~

2015-06-05 18:50:50 | アート・ライブ・読書
 4月に京都の細見美術館へ「私の1枚-日本の写真史を飾った巨匠101人-」という写真展へ行った時に“もっと見てみたい!”と感じた2人の写真家の本や写真集を乱読しています。
その2人の写真家とは「星野道夫」と「中村征夫」(敬称はなしでスイマセン)なんですが、この2人はネイチャーフォトグラファーとして写真を撮るだけではなく、数多くの本を書かれています。
そこへ書かれている文章はあまりにも素晴らしく、文章を読みながら掲載された写真を見ていると、いつの間にやら“極北のアラスカ”や“南洋の海の中”へ連れ去られて、心地よくも満たされた気持ちになります。


(日本野鳥の会「トリーノ」誌より 響の章)

星野さんはアラスカに憧れ、アラスカを旅して、アラスカに家を立てて住み着き、最期は不運な事故で早世されてしまうけど、“広々としたアラスカの美しい景色”“厳しい環境で生き抜く不動物たち”“出会った数多くの人々(フロンティア・スピリットに溢れた)”のことが淡々としながらも染み入るような文体で次々と語られていきます。
エスキモーやインディアンとモンゴロイドに関する種の起源についての話や現代のエスキモーのアイデンティティの悩み...などの話を交えながらカリブーの大移動やクリズリーの親子の素晴らしい写真も併せて見られるので視覚的な写真の良さが増していきます。


「アラスカ風のような物語」「生命 イニュニック アラスカの原野を旅する」「旅をする木」

余談になりますが、星野本には野鳥好きな方がワクワクするような話も出てくるので、もしこれから先に読まれる方がおられたらお楽しみに!
滋賀で野鳥の渡りのシーズンに楽しみにしている野鳥たちってどこへ渡っていって、どこから渡ってきましたっけねぇ~?ってこと。


「アフリカ旅日記 ゴンベの森へ」「ノーザンライツ」

星野さんはアフリカにも取材に行かれたことがあったそうですが、チンパンジーにしろ熊にしろ同じような眼差しで接する様子が伺われます。
残念ながら43歳の時にロシアのカムチャッカでヒグマの事故によって亡くなられますが、星野さんの生きた時代を追ってまとめられた本がありました。


「悠久の時を旅する」

この「悠久の時を旅する」は未読なんですが、各時代が網羅されているようですので個人的には星野ワールドの「中まとめ」的な本です。ちなみにこの本には今森光彦さんが文を寄稿されているのが隠れた楽しみなんだけどね。
さて一方の中村征夫さんは水中カメラマンで海の中の美しい生き物や珊瑚礁、生き物たちの面白い表情やありえないような姿まで撮られていますが、最初に読んだのは「全・東京湾」。


「海も天才である」「全・東京湾」

かつての公害や生活排水の垂れ流しなどでヘドロにまみれて汚水と化した東京湾に潜り続けて、東京湾に生きる生き物たちを10年以上に渡って観察した記録です。
生き物たちのしたたかさを感じるとともに排水の規制などで浄化されてきた東京湾に豊かな自然が戻ってくる様子は身近な場所ではないとはいえ嬉しくなりますね。
年がバレるけど、当方なんかの世代は公害によって汚水された身近な川や場所によっては異臭のする琵琶湖の時代を少しは知ってる世代やもんな。(ある時期の長浜の川には背中の曲がった奇形の魚がとても多かったんですよ!


「海中顔面博覧会」

ところで2人の写真を見ていると、「アラスカの原生林の森」や「夏のアラスカに生える地衣類やベリーの実」の写真と「南洋の海の中の海藻やイソギンチャクや珊瑚礁」は全く違う場所で撮影されたものでありながらも、両者にとても近いものを感じてしまいます。
“そんな風に見えるだけだよ”と言ってしまえばそれまでなんですが、そうは思えないんだけどなぁ。

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