ササユリの花期が始まり、今年はどこへササユリを見に行こうか迷ってしまう季節がやってきました。
昨年は複数の山でササユリに遭遇することが出来ましたが、今年は確実にササユリに出会える場所として「山門水源の森」を訪れることにしました。
山門水源の森では最初に入山届代わりの来訪者名簿に記帳して説明を聞きますが、驚いたのは熊出没注意の看板と定点カメラのリアルな熊の出没写真でした。
入口にある事務所では熊鈴が売られていましたので、熊に会ったらどうしようと少し心配になるものの、来客者が多いので熊は出てこないだろうと思うことにする。
また、コースが3時間コース、3.5時間コースと長く、ちょっとした散策コースと想像していたのとは大違いだったのも事前の調査不足。
「やまかど森の楽舎」という事務所の周辺は花盛りとなっており、この日歩いた「四季の森コース」の前半部はササユリとコアジサイが多かった。
コース入口には大きく育ったヤマボウシがあり、白い花を付けています。
ヤマボウシは道中に何本か見かけますが、大きく育った木が多かったですね。
薄ピンクの花被片をしたササユリをまず最初にパチリ!
横に写っている虫は何でしょう?同定できませんがジョウカイボンの仲間のようにも見えます。
白いササユリが2輪並んで咲いています。
ササユリは大きめの花を咲かすにも関わらず茎が非常に細く、よくあの細さで支えられるなと思います。
コアジサイも青っぽい花と白い花がありますが、青い花の方に魅かれてしまいます。
コアジサイはあちこちで咲いていて、見たこともないような大きな群生地もあり、山門水源の森の自然の豊かさに驚きます。
道はアップダウンが多く、時には木段を登ったり、九十九折の道やトラバース道もあります。
後で気が付いたのですが、もらったパンフレットには“軽登山以上の装備で入山してください。”の注意書きがありました。
最初は沢道を進むことになり、水音が響く中、清流の涼しい風が気持ち良い。
これだけ自然に恵まれた場所ですが、ウグイスの声は聞こえていたものの、他の野鳥の声はあまり聞き取れなかった。
早朝から来ていれば野鳥にも出会えたかもしれませんね。
あれっ?ここは赤坂山の堰堤を越えた所なの?と思えるような沢道です。
山門水源の森の道は、軽く歩ける散策道でなくてほとんど登山道でした。
沢道で見つけた花は、紫色の小さな花を付けたタツナソウ。(だと思う)
他にも小さな花を咲かしている植物はあったものの、小さいのと日陰だったこともあってピントが合わず撮れませんでした。
コアジサイは今度は白い花で。
今の季節に山登りすると、よく見かける花で標高の違いで開花状態が違っていたりするのも山歩きの楽しさのひとつです。
ササユリも咲いていましたよ。
左が薄ピンクで、右が白。どっちの花色が好きですか?
ニガナも黄色い小さな花を咲かせています。
花に詳しい人なら、もっといろいろな花を見つけられるのでしょうけど、まぁ花の経験と知識の習得はこれからですね。
コースは沢道コースから湿原コースに入ると、山と湿原の自然に囲まれた場所に圧倒されてしまいます。
見える山が何という山か分からないものの、もう少し北にある深坂峠を越えると福井県ですから、県境近くに位置するのかと思います。
山門湿原に沿って歩く道は木道になっており、木道がなければ歩くのを躊躇われるような道なので整備されているのはありがたい。
この辺りまではササユリに鹿除けネットが張られていて、ササユリは保全されているが、この先は鹿の食害でササユリはまばらになる。
南分岐に辿り着き、フルコースになる「ブナの森コース」へ進むか、「四季の森コース」に進むか迷うが、花がなくなってきたので四季の森へと進みます。
四季の森コースは同じ山でもこれだけ植生が違うのかと驚くほど花は見かけず、アップダウンの道が続きます。
道中、ひたすら探していたのはギンリョウソウで、すくっと立ち上がったギンリョウソウは見つけられなかったものの、2カ所でギンリョウソウを発見。
ギンリョウソウは光合成はやめてしまい、菌類から栄養を奪って生きていて(菌従属栄養植物)、その姿から別名ユウレイタケと呼ばれます。
よく写真などで見るギンリョウソウは複数のギンリョウソウが茎を立てている姿が多いですが、これらは倒れたような姿です。
とないえ、枯葉に埋もれそうになっている中から2つ見つけることの出来たのは運が良かった。
山門水源の森で子供の頃によく遊んだという人に聞いた話では、夏に昆虫採集に行くとカブトムシがバケツ一杯取れたとのこと。
見た昆虫の中で唯一撮れたのはヒョウモンエダシャク(多分)で、白黒の豹紋と後翅の淡黄色の綺麗なシャクガの仲間です。
では、ここからはこの日の目的だったササユリ特集です。
ササユリの咲く山はいくつか見ましたが、山門水源の森のササユリの数の多さには驚くばかりでした。
花色も濃いのやら白いのやら中間的なのやらですが、色の濃い順に並べました。
最初はピンクの濃いやつ、次に中間的な薄いピンク、最後は白花のササユリです。
↓ ピンクの濃いササユリ
↓ 中間的な色合いのササユリ
↓ 白いササユリ
ササユリは花の状態のいいもの、花期が終わりかけているもの、まだ蕾でこれから開花しようとしている奴などありました。
数が圧倒的に多かったので、今シーズン分のササユリを堪能しつつも、別の山でササユリに出会ったらまた嬉しくなるのでしょうね。
おまけは山門水源の森の近くにある「雨下り(あめさがり)の滝」です。10mほどの滝なので通り過ぎてしまうような滝です。
昨年は複数の山でササユリに遭遇することが出来ましたが、今年は確実にササユリに出会える場所として「山門水源の森」を訪れることにしました。
山門水源の森では最初に入山届代わりの来訪者名簿に記帳して説明を聞きますが、驚いたのは熊出没注意の看板と定点カメラのリアルな熊の出没写真でした。
入口にある事務所では熊鈴が売られていましたので、熊に会ったらどうしようと少し心配になるものの、来客者が多いので熊は出てこないだろうと思うことにする。
また、コースが3時間コース、3.5時間コースと長く、ちょっとした散策コースと想像していたのとは大違いだったのも事前の調査不足。
「やまかど森の楽舎」という事務所の周辺は花盛りとなっており、この日歩いた「四季の森コース」の前半部はササユリとコアジサイが多かった。
コース入口には大きく育ったヤマボウシがあり、白い花を付けています。
ヤマボウシは道中に何本か見かけますが、大きく育った木が多かったですね。
薄ピンクの花被片をしたササユリをまず最初にパチリ!
横に写っている虫は何でしょう?同定できませんがジョウカイボンの仲間のようにも見えます。
白いササユリが2輪並んで咲いています。
ササユリは大きめの花を咲かすにも関わらず茎が非常に細く、よくあの細さで支えられるなと思います。
コアジサイも青っぽい花と白い花がありますが、青い花の方に魅かれてしまいます。
コアジサイはあちこちで咲いていて、見たこともないような大きな群生地もあり、山門水源の森の自然の豊かさに驚きます。
道はアップダウンが多く、時には木段を登ったり、九十九折の道やトラバース道もあります。
後で気が付いたのですが、もらったパンフレットには“軽登山以上の装備で入山してください。”の注意書きがありました。
最初は沢道を進むことになり、水音が響く中、清流の涼しい風が気持ち良い。
これだけ自然に恵まれた場所ですが、ウグイスの声は聞こえていたものの、他の野鳥の声はあまり聞き取れなかった。
早朝から来ていれば野鳥にも出会えたかもしれませんね。
あれっ?ここは赤坂山の堰堤を越えた所なの?と思えるような沢道です。
山門水源の森の道は、軽く歩ける散策道でなくてほとんど登山道でした。
沢道で見つけた花は、紫色の小さな花を付けたタツナソウ。(だと思う)
他にも小さな花を咲かしている植物はあったものの、小さいのと日陰だったこともあってピントが合わず撮れませんでした。
コアジサイは今度は白い花で。
今の季節に山登りすると、よく見かける花で標高の違いで開花状態が違っていたりするのも山歩きの楽しさのひとつです。
ササユリも咲いていましたよ。
左が薄ピンクで、右が白。どっちの花色が好きですか?
ニガナも黄色い小さな花を咲かせています。
花に詳しい人なら、もっといろいろな花を見つけられるのでしょうけど、まぁ花の経験と知識の習得はこれからですね。
コースは沢道コースから湿原コースに入ると、山と湿原の自然に囲まれた場所に圧倒されてしまいます。
見える山が何という山か分からないものの、もう少し北にある深坂峠を越えると福井県ですから、県境近くに位置するのかと思います。
山門湿原に沿って歩く道は木道になっており、木道がなければ歩くのを躊躇われるような道なので整備されているのはありがたい。
この辺りまではササユリに鹿除けネットが張られていて、ササユリは保全されているが、この先は鹿の食害でササユリはまばらになる。
南分岐に辿り着き、フルコースになる「ブナの森コース」へ進むか、「四季の森コース」に進むか迷うが、花がなくなってきたので四季の森へと進みます。
四季の森コースは同じ山でもこれだけ植生が違うのかと驚くほど花は見かけず、アップダウンの道が続きます。
道中、ひたすら探していたのはギンリョウソウで、すくっと立ち上がったギンリョウソウは見つけられなかったものの、2カ所でギンリョウソウを発見。
ギンリョウソウは光合成はやめてしまい、菌類から栄養を奪って生きていて(菌従属栄養植物)、その姿から別名ユウレイタケと呼ばれます。
よく写真などで見るギンリョウソウは複数のギンリョウソウが茎を立てている姿が多いですが、これらは倒れたような姿です。
とないえ、枯葉に埋もれそうになっている中から2つ見つけることの出来たのは運が良かった。
山門水源の森で子供の頃によく遊んだという人に聞いた話では、夏に昆虫採集に行くとカブトムシがバケツ一杯取れたとのこと。
見た昆虫の中で唯一撮れたのはヒョウモンエダシャク(多分)で、白黒の豹紋と後翅の淡黄色の綺麗なシャクガの仲間です。
では、ここからはこの日の目的だったササユリ特集です。
ササユリの咲く山はいくつか見ましたが、山門水源の森のササユリの数の多さには驚くばかりでした。
花色も濃いのやら白いのやら中間的なのやらですが、色の濃い順に並べました。
最初はピンクの濃いやつ、次に中間的な薄いピンク、最後は白花のササユリです。
↓ ピンクの濃いササユリ
↓ 中間的な色合いのササユリ
↓ 白いササユリ
ササユリは花の状態のいいもの、花期が終わりかけているもの、まだ蕾でこれから開花しようとしている奴などありました。
数が圧倒的に多かったので、今シーズン分のササユリを堪能しつつも、別の山でササユリに出会ったらまた嬉しくなるのでしょうね。
おまけは山門水源の森の近くにある「雨下り(あめさがり)の滝」です。10mほどの滝なので通り過ぎてしまうような滝です。
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