『はつかいち』 ぶらり

安芸の宮島の地・・・廿日市を見たまま紹介―独自の好奇心アンテナを張り巡らせて、ビビッと反応したものを紹介します。

西国街道-道しるべ碑

2022年09月29日 | 「廿日市地区」ぶらり

 

宮内地区の畑口橋交差点脇に建立されている道しるべ碑で、寛政5年(1793)の刻銘があり「南無阿弥陀仏 右ハ石州道、左ハ九州道」とある。津和野街道の分岐点は時代により位置が替わっており、明暦3年(1657)には「そうり田土橋」、正徳4年(1714)から明和8年(1771)にかけては「鑓出口土橋」、文政2年(1819)から安政6年(1859)にかけては「佐原田土橋」が分岐点になっている。
御手洗川は畑口付近ではまだ流れが急であり、急カーブを描いている場所なので自然護岸に架けられた土橋は大洪水の度に流出していたものとみられ、御手洗川の氾濫でこのように分岐位置が替わっていたようである。この道しるべ碑はこれらから鑓出口土橋のたもとに建立されていたものとみられるのである。


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