戸河内経由で匹見町に訪れると匹見川沿いで集落の手前最初にみられる匹見発電所は教会を思わすような建物である。
中電のHPによると昭和3年(1928)7月に匹見川水力工業により建設、発電開始している。当発電所には2基の水車がありそのうちの1基は大正14(1925)年にスイスのエッシャーウイス社で製造されたもののようである。
匹見町の小高い山にある日女ケ森匹見八幡宮境内から匹見川の護岸に植えられた桜並木を遠望した。
山間地であり匹見地方の桜の開花は少し遅いのではと思っていたが廿日市とほとんど同じような開花状況であった。
吉和から西中国山地を越えた隣接市の益田市匹見町には積雪のため行くことが難しいので戸河内経由で訪れた。
匹見町萩原地区にある民家の土蔵の蔵飾りで片側に当家の進歩・発展を祈念して飛躍馬が漆喰細工で施され彩色されている。反対側には当家の家紋とみられる三ツ割り銀杏が施されている。当ブログ主は馬の蔵飾りは初めて見るものである。
飯山地区の飯山河内神社に参詣したら拝殿に小さな社殿風のものがあり何かと思って近づいてみるとその中に賽銭箱が設置してあった。
過疎地であり参詣する人もわずかであろうがここでも賽銭泥棒が横行しているものとみられ賽銭箱が太い鎖で結わえ付けられていた。
本日も生憎の天候であり満開であった上平良地区の河野原大歳神社の桜は訪れる人もなくひっそりと散り始めるだろう。
何度も紹介しているがずらりと並んだ石燈籠と満開の桜は見どころであり境内から厳島や瀬戸内が遠望できるところであったが、前面に隣接してビニールハウスが築造されているので眺望が出来なくなるのが残念である。
桜は満開であるが生憎の天候続きであった。昨日は曇天であったが雨も一休みで夜の初めころは月もみられたので、隣接の桜の木の下で恒例のバーベキュー花見をした。
昨日広島市内に出掛けたら平和公園川沿いの桜並木の下で沢山の花見客が宴を張っていた。
冠高原の端で山口県との県境=岩国市との市境で冠山登山口の脇にある住居はGoogle、Yahoo、goo、Mapionなどの地図をみると県境上に建っているように表示されている。
訪れたときに居住されている方がたまたま外に居られたのでどこの住所になっているのかお尋ねしたら岩国市錦町宇佐居住になっているようである。行政区域の違う廿日市市冠高原側の隣家はすぐであるが岩国市宇佐側の隣家は3km余り先のようである。
飯山地区を走っていたらJA佐伯中央農業協同組合研修農場の看板があり木造骨組みの築造物があった。この築造物は間伐材を使用した木造骨組みのビニールハウスとして使用されるようである。
飯山地区は過疎化が進んでおり耕作放棄地の有効活用事業でJA佐伯中央農協が研修農場を開き栽培技術や経営管理などを学んでいくための農場のようである。
西中国山地の山中はまだ雪で通行出来ない所もあるが原地区の伊勢神社境内の桜はほぼ満開であった。
境内にはボンボリが吊下げられて夜間は点灯されるようであるが生憎の天候つづきで花見は少しお預けのようである。ここからは宮島をはじめ瀬戸内が遠望できる絶景のスポットである。
昨日、益田市匹見地区に行こうと吉和地区の中津谷川沿い酷道(国道)488号線を進んで、通行止めの迂回路である三坂八郎林道を通る予定であった。
国道488号線は除雪してあり酷な道であるが難なく通行出来た。三坂八郎林道に入ってから次第に林道両側の雪が多くなっていき、ついに林道全面の雪で通行出来なくなってしまい狭い道でUターンし退却を余儀なくさせられた。
市域で瀬戸内に面する護岸の内で廿日市地域では自然護岸は見られないが大野地域では何か所か海に突出した岬で自然護岸のところがみられる。
早時鼻はJR前空駅前の標高31.1mの岬で現在分譲宅地化され公園が設けられているところから遠望することができる。
廿日市12代目桜島大根
廿日市2代目切葉松本地大根
前シーズンには隣合わせで廿日市11代目桜島大根と廿日市初代切葉松本地大根を栽培し、その種での廿日市12代目桜島大根で現在花が咲き始めている。
廿日市2代目切葉松本地大根は以前に何度か紹介しているが猪に双葉が出たころ5回掘り返され植え直したり種を蒔いたりし時期がずれて1株のみが育った。両大根の種を採って次シーズンに廿日市13代目桜島大根と廿日市3代目切葉松本地大根をただ見るだけのために手間暇かけて栽培・・・まさに遊びの菜園である。
斜め導水路
水平導水路
栗栖川発電所
国道186号線の栗栖大橋下にある栗栖川発電所で、この発電所は中国電力の前身広島電気が昭和6年(1931)3月に着工して翌年(1932)10月に竣功しているようである。
栗栖川発電所は飯の山貯水池から流出している小瀬川からの第1取水口から取水し、流水路の途中の中道川に第2取水口、昨日紹介した悪谷川に第3取水口が設けられており、第1取水口の水量が少ないので中道川、悪谷川2支流の水を集めて発電しているようである。
悪谷川の第三取水口
流水路への合流ケ所
林道を塞ぐ伐採木
悪谷林道を下っていると中電の栗栖川発電所の第三取水口が悪谷川にあり、少し下った所にある上流第一取水口、第二取水口からの流水路に流れ込んでいる。
ここまで探訪は順調であったが国道186号線はもうすぐの所で最悪のアクシデント・・・悪谷林道の拡幅工事が行われるのであろうか樹木が伐採中で林道が塞がれており片側は急峻な山林、他側は悪谷川で通行不能、熊に注意とある来た旧街道を帰るのも・・・どうしようかと思案し究極の選択、滑り落ちそうな急峻な山林を藪こぎして何とか通り過ぎることが出来た。