木の影の形に、雪が溶け残っている。
日差しってのは偉大だ。
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この家を買ったときから付いていた、灯油のボイラー。
風呂や台所の湯をまかなっているのだが、今日仕事から帰ってきたら、そいつが点火しなくなって、エラーが出る、とかーちゃんから報告があった。
また炎センサーが煤けたか、と、見てみたら、まず、コンクリの三和土に設置しているボイラーの下が濡れている。
塗れてるのを指にすくって嗅いでみたら、水のようだ。
周辺の配管には、漏れはない。
で、ボイラーのカバーを開けて、燃焼室のブロアダクトの一番下に付いている炎センサーを緩めたら、センサーの穴から水が流れてきた。しかも大量に。
どうやら、釜に穴が開いて、水が燃焼室に漏れて溜まっていたようだ。
釜の水を抜いたら、抜けるにつれてセンサー穴からの水も止まった。
試しにもう一度釜に通水したら、数テンポ遅れて再び漏れ始めた。
だめだこりゃ。
見れば、94年製って。
ウチの次男坊と同い年か。
って、21年経ってたのか。これはもう、ほとんど間違いなく、寿命だな。
釜交換は問題外。すでにメーカーの部品保有期間はかなり昔に終わっているし、自分でやるのも不安がある。
それにしてもこの寒いのに困ったもんだ。風呂にも入れない。
とりあえず、ストーブで湯を沸かして浴槽に貯めて、なんとか体は洗えるようにしたけどな。
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