嵩上げ、のファイナル。
SRX600。
しばらく、ノーマルシートをゲタで嵩上げして乗ってみたら、なかなか具合がいいような気がする。
なので、アンコ抜きしたシートを少し加工して、アンコを戻して付けてみることにした。
これは引っぺがした表皮。
アンコには、コイツを使ってみようと思う。
卵を尻に敷いても割れないとかいうアレの、モノタロウのバッタ物(失礼)だ。
卵のアレはなかなかいい値段だったけど、モノタロウのは手頃だったので、哀れ素材になってしまうことに。
構造はハチの巣状に成型されているが、ハチの巣が変形しにくいようにだろうか、中央に対角を支持するようなメッシュが入っている。
実際に卵を敷いてみたことはないけど、とりあえず事務室の椅子に敷いてみたら、ケツがだいぶ楽になったのは確かだ。
トシなのでケツの脂肪も筋肉もすっかり薄くなって、事務椅子に長時間座ってると座骨のあたりが痺れるような感じになっていたのだが、これを敷くとなんぼか耐えられる。
バイクも、一日200kmを超えるあたりからケツが痛くなって閉口していたので、効果に期待できるかと。
材質は、TPEというエラストマー。ウニョウニョと、なんとも笑う手触りだ。
厚みは35mm。
アンコ抜きでえぐったのは30mmくらい。
まいっか。
えぐったアンコと比べると、大きさは十分。
製作途中。
ハニカムクッションはハサミで簡単に切れるので、シート面に合わせて厚み方向も部分的に調整している。
仮に車体に載せたところ。
タンクとの間の隙間を埋めるように、前側にもアンコを追加している。
あらかた成形したところ。
タンクとの隙間は全くないというかきついくらいになってるけど、表皮を巻けば少し小さくなるから、ちょうどよくなるはずだ。
ハニカムの凹凸とかアンコの継ぎ目を目立たなくするために、薄いスポンジシートを貼る。
スポンジはタンデムベルトの下から貼った。
痩せて鍵穴がスカスカになっていたので、穴の周りも少しアンコを追加。
表皮を巻いて、ゲタをセット。
こんなもんかな。
鍵穴部分の表皮を内側に沈めて接着したとこを、タッチペンで押さえている。
のっけた。
ゲタの当たりやフックのかかりを確認。
下の隙間のシールを入れてみる。
シートがブラウンなので、ノーマルの黒の時よりメリハリが出たかな。
タンクとの隙間も、まあいいとこ埋まった。
鍵穴周りも張りがある。
若干ハニカムの凹凸が出ちゃったけど、気にならないレベルだ。
アンコ盛りのときみたいな不格好な太さはない。
サイドバッグ取り付け。
シート面の高さは80cm弱あたりか。
座ると座面がグニャっと沈むから、乗っててそんなに高い感じはしない。
タンクとの隙間はこんな感じ。
これでしばらく試してみよう。
なお、件の卵は試さないので、念のため(笑)。