注意喚起!! (出血画像注意)。

今回は、血を見るのが苦手な方はテキストのみでご覧いただきたい。

木を伐倒して、チェンソーで枝を薪サイズに刻んでいた時のことだ。
チェンソーのチェンが完全に停止しないうちに右手の片手持ちにして、同時に左手で次に刻む枝を動かそうとしたタイミングで、ソーチェンの先端がどこかに当たったらしく、チェンソーが跳ね上がった。
跳ね上がったチェンソーの刃は、左手親指付け根に接触してしまった。
衝撃を感じて、まず思ったのは、
「やばい、指とれた!?」だった。


そのとき履いていた手袋は、軍手にクッションが付いたような防振手袋でなく、耐切創手袋で、耐切創レベル5のやつだった。
それがこのくらい切れている。
写真は事故直後ではなく、後で撮影したものだ。


幸い、傷は骨にも至らずに済んでいた。傷から先の感覚なども異常ないようだ。
これは、傷を洗った直後。
大きい傷は、チェンソーのL字状の刃で皮膚の下を抉られ、表皮がピラピラに剥離していたのを傷口に戻してある。
この箇所は肉がほとんどなくて皮膚の下に静脈が浮いているような箇所なので、圧迫しても出血はなかなか止まらなかった。


とりあえず少し出血が収まってから、大きいバンソーコー貼って片づけを済ませたが、終わった時にはバンソーコーから血やら浸出液やらが滲み出していた。
風呂に入るべく防水のバンソーコーを手持ちから探したら、モイストヒーリングのはしりの頃の古いやつがあったので貼ってみた。風呂はクリアできたのだが、出血でパンパンになって、古かったせいだろうが裂けてしまった。
だめだこりゃ。
夜19時過ぎだったがドラッグストアまで走り、新しいモイストヒーリングパッドの絆創膏を買ってきて貼り直した。
その後の経過では、小さいほうの傷口からの浸出液が意外に多くて、パッドから溢れて何度か貼り替えた。写真は事故翌日に貼り替えた直後のものだ。
なお、傷自体は順調に回復して、化膿もしていないので、ご心配には及ばない。

今回の事故では、ソーチェンが完全に停止する前に、トップハンドルの小型機とはいえ左手を離してしまい、チェンソーを右手だけの不安定な片手持ちにしたこと、さらに同時に左手で枝を動かそうとして手を回転していたソーチェンの接線方向に入れてしまったこと、そこへ不安定だったチェンソーが何かに触れて跳ねてしまったこと、の複数のイベントが同時に重なってしまったのが原因となった。どれか一つでも起きなければ事故にならずにヒヤリハットで済んでいた、まさにチーズの穴だった。
しかし、いかに耐切創手袋とはいえ、もしチェンソーが全力で回っていれば、手袋ごと親指を飛ばしていただろう。逆に、チェンソーにブレーキが付いていれば、手に当たるだけで切れなかったかもしれない。
御同輩はくれぐれも俺のような不用意な真似はなさらぬよう、強く注意喚起申し上げる。

耐切創手袋を装備していたためと思うが、本当に幸い、指を失わずに済んだ。
感謝を込めて、俺の指を守ってくれた手袋は、ラフタージャパンさんの、LGT-203の3Lサイズだ。ラフタージャパンさんは、地元北海道発のユーティリティアウトドアブランドとのことで、俺は地元の作業用品店「プロノ」で購入した。
今回のことで1双ダメにしたので、さっそくリピートで買いましたとも!!ありがとうLGT-203!!
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