駆除。
エアコン室外機の台座に、スズメバチの巣。
コイツを駆除する仕事。
武器は、いたってありきたり。
ハチ用と謳われた左のやつは、桁違いに噴射量が多いが、成分はどうなんだろ。右のと似たり寄ったりなのかな。
ごめんよ~とか言いつつ、巣の出入口からたっぷり噴射。
出口まで来て力尽きているハチ。
そのハチを穿り出してきた。
見慣れたジバチことクロスズメバチのようだが。
でも、あんなオープンなとこに巣を作るかな。
拡大鏡越しにケータイで撮った、顔のアップ。
複眼の間の黒い帯が、口まで届いていない。
この特徴は、クロスズメバチなのだ。
巣は土の中とは限らないんだな。
それとも土中に何らかの危機を感じたのか。また地震でも来るのかな。
おとなしくなった頃合を見て、巣を取り除く。
別に鋸で切るほどではないんだが、たまたま手近にあったもんでな。
除去した巣。
外皮を開けてみた。
中は3階建て。まさに一番下の階を作り始めたとこだったようだ。
工事中のまま死んでしまったハチと、丸々太ったハチの子。
殺虫剤かけてなけりゃ、珍味にありつけたとこだった。
幼虫は、まだ生きてるのもいた。
でも、働きバチが餌を運んでこなきゃ、もう長いことない。
エアコンの台座もきれいにした。
建物の基礎と、外壁の隙間。
ここには、もっとでかいハチが出入りしていた。
殺虫剤を吹き込んだら、コイツがもがきながら落ちてきた。
これは大物だな。
そこらにいた同種のやつより、明らかにでかい。
女王バチかもしれない。
ケブカスズメバチかと思ったら、胸の腹側が黒くて、腹の縞模様が波打っていることから、モンスズメバチと思われる。
壁間の巣は見えないので確認していないが、サイズ的に女王と思われるコイツを駆除したので、残党はいても先細りだろう。
ハチには気の毒だが、ヒトが通るとこだからなあ。
ナムナム。
スズメバチの駆除は、よい子は真似しないで、専門家に任せたほうがいいぞ。