hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

『さくら色 オカンの嫁入り』を読む

2011年04月04日 | 読書2
咲乃月音著『さくら色 オカンの嫁入り』宝島社文庫457、2009年9月宝島社発行、を読んだ。

本書は2008年6月宝島社より刊行した単行本『オカンの嫁入り』を改訂したもの。
第3回『日本ラブストーリー大賞』ニフティ/ココログ賞受賞作。宮崎あおいと大竹しのぶで映画化し2010年9月4日公開。舞台化も。映画公開にあわせ続編『ゆうやけ色 オカンの嫁入り・その後』も発行。

女手ひとつで娘を育て上げた看護師・陽子と、その娘・月子。ある晩、酔っ払った陽子が家にリーゼント姿の男・研二を拾ってくる。ひと回り以上も年下の彼と結婚するつもりらしい。月子はとまどいながらも、捨て男の気さくな人柄と陽子への真摯な思いに母の再婚を受け入れていくが・・・。



咲乃 月音 (さくの つきね)
大阪生まれ。京都外国語大学英米語学科卒業。
1994年より香港在住。外資系金融会社勤務のかたわら、2005年から執筆活動を開始。
2007年、『オカンの嫁入り』で「第3回日本ラブストーリー大賞」のニフティ/ココログ賞を受賞しデビュー。
他『さくら色 オカンの嫁入り』、『ぼくのかみさん』。
家族はアメリカ人の夫とウサギ。
ブログ「お月さんを探して



私の評価としては、★★(二つ星:読めば)(最大は五つ星)

携帯小説並の感動物。どこで感動させるかを考えていくと、途中で結末が読めてしまう。やはり泣かせるには不治の病になるしかないでしょうと。閉じこもりになった彼女は最後には・・・と。

登場する人は全員底知れぬ善人。愛犬が愛嬌者で可愛い。関西弁で全体にテンポがいいし、軽い文章なので、読み易く、通勤の行き帰りで読みきれる。


コメント
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