hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

曜変・油滴天目茶碗を拝みに

2013年03月23日 | 美術
3月20日、下北沢駅の小田急線下りホーム。各駅の次に「通過」とある。



下り方向を見ると、歩道橋の上にカメラを構える人が。



はたと気がついた。24日から下北沢駅は地下ホームになるのだ。通過するロマンスカーを待ち構えているのだ。
途中追いぬかれたロマンスカーは、古い型だった。子供の頃、線路脇に住んでいて、ピー、ポーと聞こえると見に走っていった私も、鉄爺とはならなかったので、興味なし。

成城学園で降りて、タクシーで静嘉堂文庫美術館へ。敷地内に入ってからも林の中を通って、入口へ。



休憩所から庭をパチリ。



館内撮影禁止。今回は茶道具がメインで、目玉は「曜変天目」。なにしろ、世界に4点しかなく、中国で作られたのに、4点とも何故か日本にある。そして、もっとも見事に虹色に輝く曜変天目が、ここ静嘉堂文庫美術館にある。
だいぶ前にも見たこと有り、感激した。そして、大阪の藤田美術館に出張の合間に行ったのだが、休館日で、曜変天目を見られなかったことを思い出した。

今回、曜変に次ぐといわれる油滴天目も展示されていたが、これがまた良い。茶碗の外側にも油滴があり、光があたって碗が透き通ったように見えて、見事だった。

もう一つ、ご機嫌だったのは、付藻茄子(つくもなす)と松本茄子(紹鷗茄子)。大阪夏の陣で大阪城と共に消失したと見られたが、焼け跡から探しだされ、破片から見事に修復されたものだ。家康が修復の見事さを讃えて、塗師に下賜した書状と共に展示されていた。破片がわかるX線写真もあったが、粉々の破片を、こんなにも見事な形に修復した腕に5つ星。

建物を出て、左手に、



大木に傍を通って、





え! こんな所をくぐるの? と思う狭い通路を通って、裏庭へ。



都内とは思えない木々。



階段を降りて、



林の中を散策。





結構敷地は広く、



岩﨑家廟もある。



上の道から下の道に出る坂道は、ハイヒールの人には大不興をかうので注意。





川を渡って、



正門を出てバスで二子玉川の高島屋へ。



レストランはどこも満員で、最上階11階へ行くが、高すぎる(何が?)ので、10階へ降りる。





なんと読むかわからないところに入り、



マルゲリータとボンゴレを2人でシェアー





ジュースと合わせて、4500円。二子玉の高島屋で上の方に行くと、美味しいが高い。

田園都市線の二子玉川駅からご帰宅。



以上、長々でした。



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