現地時間20日、ヤンキースはプレイオフ史上初めて三連勝後の四連敗でボストン・レッドソックスに敗れ2年連続のリーグ優勝を逃した。松井君の大活躍を期待すると同時に、俄か大統領選ウォッチャーでもある私も全米大注目の討論会中継とチャネルを切り替えながらTVを見、思いがけない結果に興奮した。 米国でもこの大熱戦はトップニュースで大きく扱われ、CNNでさえヘッドラインで繰返し報じた。ヤンキースにとっては屈辱的な敗退であり、一夜明けて熱狂的なニューヨークだけでなく全米のメディアは早速敗因の分析を報じている。これまで見たインターネットの記事では、合計200億円以上の年俸を取る選手に対して予想に反し過激な個人攻撃はしていないように見受けられる。
敗因として最も多く指摘されているのが投手陣、特に先発陣のブラウン、バスケス、ロザイアが期待はずれ、抑えの切り札のリベラが2度も救援を失敗したことである。一方、序盤大活躍した2-4番のロドリゲス、シェフィールド、松井が後半失速したことも敗因に挙げている。 特にロドリゲスは全米ナンバーワンの高給取りで期待されてヤンキースに来て、第六戦でボテボテの1塁ゴロを打った時明らかな守備妨害をしてチャンスの目を潰した事をさして、シリーズの流れを変えたと指摘されている。打てなかった責任の一端はあるにしてもシリーズ敗因の責任を押し付けるのは一寸可哀相な気がする。三連敗して剣が峰に立った第4戦の9回、代走ロバーツの見事な盗塁が適時打を呼び、その後2試合続けて延長サヨナラを打ったオーチスがいたボストンが強かったと言うことだろう。
ニューヨークには何度もボストンを突き放すチャンスはあったが、第5戦以降タイムリー欠乏症にかかった。松井君はシリーズ全体を通して実に良くやったが彼がヒットを打てば勝負ありと言う場面で打てなかったのが敗因の一つである。特に印象が残るのは、第5戦の2死満塁でのペドロからの右直、第六戦の無死1、2塁でシリングからの打ち損ないの内野フライで、一発出てたら結果が変わっていた。 他にチャンスは沢山あったのだが、最も信頼を受けているチームの4番が打てなかったというのは重い事実である。勿論その前の試合の勝利は松井君の打撃で勝ったのも事実である。今回、彼はチームの最も頼りになる主軸であることを実証した。来年の更なる活躍を期待したい
敗因として最も多く指摘されているのが投手陣、特に先発陣のブラウン、バスケス、ロザイアが期待はずれ、抑えの切り札のリベラが2度も救援を失敗したことである。一方、序盤大活躍した2-4番のロドリゲス、シェフィールド、松井が後半失速したことも敗因に挙げている。 特にロドリゲスは全米ナンバーワンの高給取りで期待されてヤンキースに来て、第六戦でボテボテの1塁ゴロを打った時明らかな守備妨害をしてチャンスの目を潰した事をさして、シリーズの流れを変えたと指摘されている。打てなかった責任の一端はあるにしてもシリーズ敗因の責任を押し付けるのは一寸可哀相な気がする。三連敗して剣が峰に立った第4戦の9回、代走ロバーツの見事な盗塁が適時打を呼び、その後2試合続けて延長サヨナラを打ったオーチスがいたボストンが強かったと言うことだろう。
ニューヨークには何度もボストンを突き放すチャンスはあったが、第5戦以降タイムリー欠乏症にかかった。松井君はシリーズ全体を通して実に良くやったが彼がヒットを打てば勝負ありと言う場面で打てなかったのが敗因の一つである。特に印象が残るのは、第5戦の2死満塁でのペドロからの右直、第六戦の無死1、2塁でシリングからの打ち損ないの内野フライで、一発出てたら結果が変わっていた。 他にチャンスは沢山あったのだが、最も信頼を受けているチームの4番が打てなかったというのは重い事実である。勿論その前の試合の勝利は松井君の打撃で勝ったのも事実である。今回、彼はチームの最も頼りになる主軸であることを実証した。来年の更なる活躍を期待したい