かぶれの世界(新)

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失言の訳

2013-08-06 11:55:49 | ニュース

麻生副総理の先月29日の「ナチス手口を見習え」発言は、海外での反響が戻ってきて改めて日本のメディアが再度伝えるという形で報じられた。そこには麻生氏と同じ日本マスコミの鈍感さを私は感じた。3日に「安倍政権失望の始まりか?」と題して麻生氏は懲りない人だと指摘したが、毎度おなじみの失言癖についてもう少し分析してみたい。

ナチス発言には三つの要因があったと思う。どう伝えるかはメディアの立つ位置をある程度明らかにしたように感じるが、概して鈍感だったと私は思う。

先ずは、麻生氏は彼の立場が期待する知能レベルに達していない、ありていに言えば無知でバカだったということだ。こういう発言はしてはいけないのは普通の常識人なら分かっている。もう少し優しくいっても、感情を逆なでする発言を平気でする感受性に欠けていたという程度だ。マスコミは言わないが、先ず最初に思ったのはこれだ。

次に考えられる要因は、おごりだ。先の参院選で圧勝し「政権のたがが緩んできた」(読売新聞)と非難する報道は多い。大勝して過半数を取ったので国会で叩かれても何とかなると思い、選挙前の用心深さが消え浅はかな発言に繋がった。

3番目の要因は本音が現れたといういわば「確信犯」的発言であり、適当なタイミングで意図的に放言して反応を見たというものだ。朝日新聞などは憲法改正に絡めて発言の背景を疑い明確化を迫った。逆に産経新聞はこれで憲法改正論議に水をさすなと全く逆の立場から報じたらしい。

さて、私はこの麻生失言に余り深い意味を感じない。麻生氏はおバカで感受性に欠けており、調子に乗ってついつい言ってはいけない事を言ってしまった。多分、普段仲間内の与太話でこういうことを言って受けていたのだろう。その程度の話だと思う。良いか悪いか?勿論ダメだ。■

コメント
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