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独居高齢者が遂に入院(7)身の程知らずが招いた痛風の教訓

2023-05-06 13:54:13 | 健康・病気
きっかけは靴ズレだったが、その後はずっと痛風との戦いだった(先生は偽痛風と言われたが、その後の症状と治療は痛風と変わらず、ここでは痛風と見做す)。私にとって痛風は解決済みだった。この「痛風の乱」から教わった教訓を見直してみる。それは、「食生活の乱れ」、「ケチ靴選びのツケ」、「馬鹿なやり過ぎ」、一言で言うと「身の程知らず」だったと反省する。

(1)食生活の乱れ: 
食生活を改善し3年連続で尿酸値を基準値以下に下げ(5.9@2021)、東京の掛かり付け医と合意の上で薬も止めた。だが、退院直前の血液検査で尿酸値は7.4に上昇していた。気が付けば食生活は昔に戻っていた。担当医は薬を止めるべきではなかったと断言した。

食生活を見直すと、ビールやスパークリング等の泡モノを飲み、魚や甲殻類などの卵を食べ、ラーメンや煮物等の汁を飲み干していた。プリン体を多く含む食品を控える食事を続けるべきだった。特にこの2‐3年タイパを重要視して、内容を気にせず冷凍食品を食べることが多くなっていた。

(2)ケチ靴選びのツケ: 目的にあった靴選び
きっかけとなった靴はワークマンの作業用に頑丈に作られたもので、長い距離を歩く為のものではなかった。かつ私には過剰にピッタリなサイズで柔軟性の少ない堅牢な造りが、老化した私の足を傷つける結果になった。あえて言えば、目的にあった靴を履いてなかった。

基本の戻ると、普通に登山靴を履けばよかった。だが、私は値段の高い登山靴をケチって作業用の靴を選んで長い距離を歩いた。それでも尿酸値が基準値以下なら足を傷つけても痛風を誘発することはなかったと想像する。或いはもっと若ければ何とかなったかもしれない。

(3)やり過ぎ性格: 馬鹿なやり過ぎ
外反母趾などに痛みが出た翌日、翌々日に「足馴し」と称して平地ながら4-5キロ歩いた。ここで踏みとどまって足を休めるべきだったと推測する。私は難しい事態に陥った場合に、無理筋を追及する性格がある。サラリーマン時代に難題に立ち向かい成功する先輩を見て教わってきた。

家族や友人からは、それが状況を考えずやり過ぎになる場合があると何度も指摘されたことがある。だが、私にはやり過ぎ性格が身についている。我慢も美徳だと考えている。後期高齢者になって特に肉体の衰えは避けられず、最早同じようなやり方は通用しなくなったと考えるべきだ。担当医は3日間の我慢をせずもっと早く病院に来るべきだったと指摘された。

総括すると、私は自らの衰えを認めない「身の程知らずが招いた病気」になった。問題はこれに懲りず身の程知らずの挑戦を又しそうな気がする。肉体的な衰えに対する過剰な挑戦は止めるべきだが、どこまでなら良いか境界が分からない。弱気になると老化が進む。ところで、今朝の日本経済新聞土曜版のナンプレは上級者をクリアした。思考能力は踏みとどまって衰えたくない。■
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