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独居高齢者ついに入院(5)農地とローンの行先

2023-05-04 14:14:15 | 健康・病気
退院直後から入院中気になっていたことを急いで処理した。先ずは銀行預金の残高不足を埋め合わせすることだ。東京の自宅を建て替えた時に地場銀行から借りた住宅ローンの返済を配慮せずに、先日東京に忘れた通帳を作り替えた時に田舎での生活資金を多めに引き下ろしたからだ。高齢者でも貸してくれた銀行にはきちんと返済して行きたい。

退院直後は銀行に行けるほど体調に自信ははなかった。長時間かけて通帳を作り替えた時に担当の若い女子行員と仲良くなったのが役に立った。状況を説明して対応策を相談した結果、母から譲り受けた信託投資を一部解約することにし、彼女の支持を受けながらパソコンだけで処理した。今後も世話になる地場銀行の住宅ローンの返却が遅れる事態を避けることが出来ホッとした。

次は、母の時代から貸していた国道沿いの貯木場の契約更新で、連休明けに5年契約が切れるので更新が必要だった。次の更新時には相続予定の長男が契約者になる予定だ。入院前に銀行の帰りに立ち寄った司法書士事務所で印刷してくれた用紙に条件を書き加え契約書を作成し、コンビニで収入印紙を買って製材所の事務所に向かった。

この時は退院後の生活の大事な足になる自転車の練習を兼ねてコンビニや製材所などを駆け巡った。自転車なら足に体重がかからず移動可能だ。庭で最初サドルにまたがった時はふらついて一度転んだが、その後徐々に感覚を思い出し橋や国道沿いの歩道も走れた。無理をしない範囲で体を動かすと、翌日には平衡感覚を回復し自転車で1週間分の食料仕入れにスーパーを往復した。

予約してなかったが製材所の社長が事務所にいて、従来と同じ条件で契約を更新できた。サラリーマン時代に面識はなかったが社長は同じ会社の中央研究所に勤めていたので話が合い、最近の市場動向やこの地の農業や商業の状況などについて意見交換した。入院時に利用したタクシーの運転手とは全く異なる意見だった。中小企業の現役社長の情報はとても興味深かった。

その次の大きなテーマは借り手がいなくなった農地の新しい借り手を捜すことだ。先日の日本経済新聞によれば日本の農業は農業法人が急増しているという。社長はこの地でも楽天子会社が農協を経由しない独自の農業を展開している例を教えてくれた。だが、農地の貸与となると法人は最低でも3000平方メータ以上の規模が必要なので、私の所有する農地は対象になりそうもなかった。

他に市役所、農業委員会や近隣の知人など可能性のありそうなところは昨年から相談して来た。だが、個人の農業をやってる人達は殆ど老人ばかりで、彼ら自身が米価の下落で農業を続けられるか悪戦苦闘していた。それを反映して、近年徐々に耕作放棄が目に見えて増えていた。昨日、隣の農家の主人Tさんが農協を経由しない農業をやっている人を紹介すると申し出がありお願いした。■
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