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後期高齢者ついに入院(8)エピローグ

2023-05-07 19:59:18 | 社会・経済
山裾歩きで足を痛め、一歩も歩けず家に籠り、救急車で運ばれ入院、退院後もリハビリの四苦八苦の10日間余り経過した。そんな事お構いなしに世の中は進んで行く。徐々に正気に戻り気が付くと、エーッこんなことが起こったのと驚くこともあった。

衆参補欠選挙で自民党が予想以上の4勝1敗、日本維新の会が和歌山で1議席獲得した。これではマスコミは大騒ぎしないと思いネットや再配達された新聞を見ると、予想通り静かなものだった。こんな時こそマスコミ報道は深堀すべき、個人的には共産党の没落の背景にも興味があったが。

22日に為替レートがドル134.2円が最大3円以上下がり、昨日は134.77円に戻っていた。米国赴任時買ったドル資産の値打ちが上がったが、退院して戻ってくると何事もなかったように殆ど変わらなかった。それでも、入院費用は為替差益と健康保険でほぼ賄える見込みになった。入院中は銀行の残高が少なく入院費やローンを支払えるのか心配だったが。

外泊や退院時に利用した交通機関は、かつて数社が別々に運営していたバス路線を乗客減少に対応し統合して市内を巡る循環バス「ぐるりんおおず」だった。実家から馴染みのスーパーまでタクシーで行き、そこから循環バスで市立病院まで行った。

運賃は150円均一と安く、市内のJR駅からスーパーや学校等に停車する。終点で運転手と話すとどこにでも行き安価で便利だと思うがお客は少ない、私と同じ印象だった。あちこちに停車するので少し時間がかかるが便利だ。買物客には問題にないように思うが、既にこの町は車社会なのか。

循環バスで市内のかつて主だった商店街を通ったが、殆どがシャッター街になっていた。全国の多くの地方都市が所謂コンパクトシティを目指しているのに反し、人口4万余りの小都市が市役所・警察署・マーケット・病院・図書館・学校等を市内のかつての田畑に分散させた。

高齢化に従い車のない老人の為に市内の施設を循環バスで結ぶというのが市の方針だろうと私は理解した。どの施設も大きな駐車場がある車社会と車に乗れない老人の為の循環バス。この二つの組み合わせがこの田舎町で生きて行く為の交通システムなのだろう。多分、数年内に答えが出るだろう。

私は田舎で独居生活中に昨年交通事故を起こして車を廃車し、今年山裾歩きで足を痛め痛風を誘発し入院した。図らずも大洲市の二つの交通システムを先行して経験した。東京に住む家族はもう田舎の一人暮らしは無理だという、私も難しいと思うが用心深く生活してもう少し長く続けたい。■
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