かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

サイクリング事故の後遺症

2013-11-15 21:49:07 | 日記・エッセイ・コラム

 「あと1週間添え木が必要です、次回取り外しましょう。」と整形外科の先生は言った。やっと終りかと思うと、「指が動かないだろうから、その後リハビリしましょう。」と先生は続けた。今月2日に怪我をしたから、最初に医者が言ったようにちょうど3週間でギプスがとれることになりそうだ。しかしそれだけではなかった、リハビリなんて考えてもいなかった。

 頬の抜糸と両膝の擦過傷はすっかり良くなり、ナイロンの袋を二重に右手に被せて風呂に入っている。右手の包帯を巻いてない部分をぬれタオルで拭いているが、脱臼した人差指の辺りは事故をした日からそのままだ。包帯を取り換える時見た指は黄ばんでいかにも不潔だ。だが先生は入浴時にギプスを外してはダメと即答した。後1週間我慢だ。

 昨日、バドミントンクラブのまとめ役から17日にミックス大会があるから参加しないかと携帯メールが入った。彼女は私の実家のある四国を外国扱いし、もう帰国したのかと聞いてくる。女性プレイヤーと組んで試合ができるミックス大会は楽しみなのに残念だ。まだ暫くスポーツは出来そうもない。事情を話すともう歳だから無理しちゃダメ、バトミントンに集中しろとメールが返ってきた。彼女が冷たく言うと何故か心地よい。

 事故の後遺症は脱臼した右手の指だけではない。その後もむち打ち症の症状が続いている。就寝時に寝返りを打つと首が痛い。6針縫った裂傷はすっかり癒えたのだが眼窩を縁取る骨の辺りがいまだに痛い。多分打撲傷のせいだ。それに事故とは全く関係ないと思うが、頻尿が止まらない。運動できないので汗をかかないからかもと思う。運動不足解消の為、この数日ウォーキングの距離を増やした。一昨日は1.7万歩、昨日今日は夫々1.3万歩。

 無駄に歩いている訳ではない。普段なら自転車か電車で行く隣町まで歩き古本屋巡りをし、合わせて15冊余り買った。田舎の古本屋に比べ読みたい政治経済関係の本が沢山ある。松山は文芸書が多かった。今日は午後から雨模様で運動不足。それでは車で出かけようとするとバッテリーが上がっていた。私がいない間殆ど車を利用しなかったようだ。

 東京に戻って2週間たったが語り合える人に会わない。一度は都心で家族と食事、別の日に家内と娘と立川に出かけそばを食った、それだけ。バドミントン練習や試合をすると色んな人に会えるのだが。ボランティア活動は止めたし、同窓会や社友会にも顔を出してない。田舎にいた時も週一度は母を見舞い友人と飯を食った。そう変わらない。■ 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オバマと茶会の支持率続落の不幸

2013-11-13 18:55:15 | 国際・政治

先月17日に新年度予算を巡る米国政治の混乱について「無策のオバマ勝つ」で、強硬派の共和党右派(茶会)と民主党オバマ大統領のどちらが酷いか愚かな競争をして何も決められない状態が続き、最後に何もしなかったオバマが勝ったと皮肉っぽい記事を投稿した。<o:p></o:p>

 実際、その後の世論調査でオバマ大統領は支持率を下げたが、テイーパーティの支持率はもっと下げ、5日に全米各地で実施された州知事選でさほど強力とは予測されなかったマコウリフ民主党候補が女性や少数民族系の支持を受けてバージニア州で勝利した。<o:p></o:p>

バージニア州は民主共和両党の支持が拮抗する所謂スィングステートで、大統領選でもどちらが勝利するか常に注目される。今回、政府機関閉鎖は共和党に不利に働いた。だが、この間にシステム問題でオバマケアの立ち上げにつまづきオバマ大統領の支持率も下がり続けた。<o:p></o:p>

 もし、選挙が1週間後だったら勝負はもっと微妙だったと私は推測する。というのは、この1か月間でオバマ大統領の支持率は更に下がり過去最低レベルに落ちたと報じられているからだ。ピューリサーチセンターは8日に世論調査の結果オバマ大統領の支持率が41%になり低下が止まらない、ブッシュ大統領と同じ道を辿っていると報じた。経済政策は何と31%しか支持してない。<o:p></o:p>

 更にAFPBB Newsは本日オバマ大統領の支持率が過去最低の39%に下落し、過半数が「不誠実で信用できない」とみなしていると世論調査結果を発表した。オバマケア立ち上げ失敗と、大統領の不用意な言い訳発言が影響したようだ。<o:p></o:p>

 先月の雇用情勢が予想を上回る回復を示したというのに、このところ良いニュースは無視され悪いニュースのみ支持率に反映する感もある。既に来年2月の財政赤字を巡る攻防が不安視されている。茶会はめげていない、又やる気だ。自民党右派よりはましだと言ったが、彼らの強硬な政治スタイルは破滅的だ。「どちらが愚かか競争」が続く恐れがある。<o:p></o:p>

 この愚かな争いで利益を得るのは誰か、大方の見方はヒラリーだ。女性と非白人票が勝負を決めた州知事選もヒラリーに都合のいい結果だと見られている。次は米国初の女性大統領誕生、これもオバマの秘かな作戦か、考え過ぎだろう。どちらにしても悪影響を受けるのは世界だ。■

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自民党右派は日本の茶会か

2013-11-12 18:42:43 | 国際・政治

 参院選で圧勝後多くの識者が懸念したのが、自民党の右旋回と規制改革の遅れだった。新人議員の多くは農協や医師会等既得権益団体の支援を受けて当選したと考え違いしている。彼等はアベノミクスを国民が圧倒的に支持したことがベースに当選したことを忘れ、ベースに票を上乗せした既得権益団体の代理人として発言し活動し始めた。ベースとなった改革に逆行している。<o:p></o:p>

 先週8日に最高裁判決に反して大衆薬のネット販売を一部禁止・規制する新ルールを政府決定し、三木谷楽天社長が強く反発し安倍首相直々に就任を要請した政府の産業競争力会議の民間議員を辞めた。アベノミクスの成長戦略の3本目の矢に対するマーケットの信頼は徐々に失われつつあったが、三木谷氏の辞任は痛烈だったと海外のメディア(FT)は報じた。<o:p></o:p>

 多分、安倍首相自身が非常に用心深く、国民の顔色を伺いながら意思決定している。第1次安倍内閣崩壊のトラウマから抜けられないでいる。昨今の報道を見ると野党より与党内に足を引っ張られて政治が進んでいないようだ。婚外子の相続権問題、国民投票法の改正、大衆薬のネット販売自由化、農地の企業所有の自由化、タクシー業界の規制緩和等々、反対勢力は党内にある。彼らは業界と監督省庁と連携し既得権益を守る規制存続を声高に叫ぶ。<o:p></o:p>

 進まぬ規制緩和に市場は失望し始めた。9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.7%上昇したが、消費者の収入は引き続き低迷し、持続的な経済成長は難しい、3本の矢が成長率の上昇という目標を同時に達成できるとの見方は厳しさを増していると同紙(FT)は報じた。(11/8)<o:p></o:p>

 私は既得権益擁護する議員連中は大きな勘違いをしていると思う。その為に自民党は国民の信頼を失い政権を失った。今回なぜ当選したのかよく考えてほしい。先月、世界経済を人質にとってオバマケアを先送りさせようとした共和党右派(茶会)みたいに、フィロソフィーより選挙目当ての発想で動く人達と変わりないように感じる。彼等はあっという間に国民の支持を失った。<o:p></o:p>

 しかし、既得権益層の利益の為に動くバラマキ体質の自民党右派連中に比べ、茶会は国民皆保険(オバマケア)を排し自助の精神を追求、何が何でも財政赤字を許さない姿勢はむしろ崇高に感じる(実は次の選挙に当選したいだけの連中が多いのだが)。そう意味で、一部の利益の為にバラマキ、規制緩和に反対する自民党右派は茶会と比べるレベルにもない。■ 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

抜糸!

2013-11-09 15:29:43 | 健康・病気

 「抜糸します」と先生は看護婦が包帯を取った頬を見て直ぐに言った。先生はこの位の方(縫い目の間隔が広い)が抜糸しやすいと彼女に言った。抜糸はちょっとピリピリしたがすぐに終わった。膝の擦過傷も乾いていたので包帯の代わりに、大きなバンドエイドを貼ってもらった。脱臼した人差指の方は包帯を変えただけで、3週間は添え木が必要、来週半ばに来いと言われた。

 診察が終わるとトイレに行き、鏡で顔の傷を初めて見た。目の下2cmに横方向に傷口と縫った跡がわずかに残っていた。幸い傷口は殆ど目立たなかったが、血痕が痣のように包帯の下に残っていた。爪を立てて少しずつ血痕をはがした。

 爪を立てても傷の周りの皮膚の感触が殆どなかった。回復するのだろうか。事故以来ずっと風呂に入ってなく、包帯の周りが痒かった。かさぶたを強く掻かないように、右手を濡れないようにすれば風呂に入ってもいいと先生は言った。

 実は今日もっとも辛かったのは病院との往復だ。昨日から右足に軽い通風の症状が出て、びっこをひいて歩かないといけない。明日は都心のお好みのレストランで家族が集まって食事する。痛風が悪化しないことを祈りたい。今日は風呂に入ってゆっくり寝たい。■

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野球ファンが見た日米7つの違い

2013-11-08 22:25:01 | スポーツ

 今年のプロ野球のポストシーズンは日米ともに面白かった。日本では楽天が創立9年にして老舗の巨人を破り初優勝、米国では日本人選手が貢献してボストンが優勝した。両国のどちらとも興味深いカードというのは珍しいことで、いつもより時間をかけて野球中継を見た。その中で先日亡くなった川上哲治氏が選手時代からの野球ファンである私が、面白いと思った日米野球文化の違いについて紹介したい。

 (1)シャンパンファイト: テレビで見る限りボストンは本物のシャンパンを使っていたのに対し、楽天はビールかけだった。この差は何だろうか、節約と言っても安いスパークリング・ワイもあるから大した費用ではないはずなのだが。どっちでもいいことだが。

 (2)田中の175球: 何といっても話題になったのは第6戦マー君の160球完投の翌日、救援に出て更に15球投げ胴上げ投手になったことだ。米国では連勝が止められた翌日やり返したと伝え、一方常識では考えられない投球数で体を壊す恐れがあると報じた。日本でも最近見られない連投だった。が、私にはマー君と監督の気持ちもよく分かる。

 (3)野球以上の思い入れ: ボストンは春のボストンマラソンの爆破事件、楽天は2年前の東日本大震災という痛みを抱えた地域の思いを抱えての勝利だった。だが、被害の大きさは比較のしようもなく、日本の思い入れの大きさは野球を超えていたと感じた。というか楽天はチームとして積極的に取り組んできた結果である。

 (4)勝利の瞬間: 両チームともベンチから選手が飛び出し抱き合い喜びを表現した。だが、一通り喜びの表現が終わった後星野監督の胴上げがあった。胴上げは昔からあって儀式の一部となっている気がする。米国では監督が表彰式で最初にインタビューを受けるというのが栄誉ということなのだろう。これは単純に文化と習慣の差だと思う。

 (5)試合後の儀式: ボストンは勝利後選手や関係者から地元テレビまでグチャグチャになって祝うという感じだった。しかし日本では楽天と巨人選手が整列し表彰する儀式があった。アマチア野球では見かけるから日本的とは言い切れないが、儀式でけじめをつけるのは日本的といって良い。

 (6)優秀選手賞と敢闘賞: 日本でかつてMVP以外に優秀選手や敢闘賞を表彰した。表彰を連発するのは安っぽいという意見もあると思うが、儀式で相手チームの頑張った選手を称えるのは悪くないと私は思う。

 (7)観客: 私はボストンの観客の方が野球をよく知っているように感じた。ボストンは100年以上の歴史があるのだから当然だが文化的な差も感じた。話は古くなるが昔巨人がメディアを使い選手をアイドル化しファン層を拡大させた時代に、野球を知らないファンの嬌声を見て私は巨人ファンを止めた。野球に限らずどの分野でも程度の差はあっても日本で見られる現象だ。代表的な例はAKBだ。決して悪いと言ってる訳ではない。

 偉そうに能書きを垂れたが、大事なことは日本シリーズもワールドシリーズも最後までどちらが勝つか分からない大接戦で、十分楽しませてもらったことだ。この違いは文化的な背景からくるもので善悪ではないと私は思う。■

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする