八十路徒然なるままに

すざまじきものにして見る人もなき月の寒けく澄める、廿日のあまりの空こそ、心ぼそきものなれ。徒然草より

涙が出そう

2023年11月04日 14時01分36秒 | Weblog

画像は、亡きばあちゃんの102歳頃の顔。96歳頃から、頭のスイッチが入れ違うと、暴言、怒号、殴る、引っ掻くをしてしまった。在宅介護だったので、ヘルパーさんや看護師さんには、「寅が暴れだしました。知らんぷりで」と。総合病院への定期の診察日に、これが始まると、大きな待合室に怒号が響いて苦慮をした。先日、小生がワクチン接種で、医院の待合室に、すぐ後から入ってきた40歳くらいの男性が、怒号、暴言をしながら、母親に手を引かれながら、そろりそろりと、受付に向かった。その間も、怒号、暴言だった。待合室は、椅子には十数人でほぼ満席。小生の脇は、三人掛の椅子で、女性が中ほどに掛けていた。その女性は、「さぁどうぞと」、二席に男性と母親をかけさせた。怒声、暴言は続き、自分のマスクを、横向きなっている小生に向かって投げ捨てた。太ももに当たり椅子に落ちた。横目で見えていたが、知らんぷり。母親は、「すみません」と。亡ばあちゃんと同じだぁ、マスクを外して、投げ捨てていた。床に落とせば代品を付けさせていた。すぐに看護師さんに呼ばれ、怒号、暴言の男性は、痩せ形で、長身で、小柄の母親に手を引かれ、そろりそろりと、診察室へ歩んでいった。好き好んて病になるわけではない。両親は、どんな思い悩んでいるのかと、思うと涙が出そうになった。

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