一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

北陸新幹線・金沢―敦賀間開業

2024-03-17 23:09:56 | プライベート
3月16日、北陸新幹線の金沢―敦賀間125㎞が延伸開業した。まずはめでたいと言うべきか。
これで東京―福井間は、従来の最速より33分早くなったようだ。だが在来線利用から新幹線利用になったことにより、特急料金も高くなったわけで、利用者としては、そんなにありがたくもないと思うが、どうか。
たとえば車窓の景色でも、新幹線は囲いに覆われて見えないことが多い。私は車窓の景色を愉しみたい派なので、在来線特急がなくなる(短くなる)のは寂しい。
新幹線の建設には莫大な費用がかかる。自然も壊す。それならいまある在来線を充実させ、旅行者を増やしたほうがいいと思うのだが、JRにはそんな考えは微塵もない。赤字ローカル線は切り捨て、新幹線ばかり建設している。
そもそも新幹線は貴族の乗り物であって、私のように地底で生きる者には、無縁である。読者には意外に思われるかもしれないが、1997年開業の長野行新幹線からこっち、私は北陸新幹線に一度も乗車したことがない。もちろん福井県にはお邪魔したことがあるが、「青春18きっぷ」でうろうろした記憶が多い。
九州新幹線や北海道新幹線は利用したことがあるが、あれはニッチもサッチもいかなくなって、清水の舞台から飛び降りるつもりで乗車したのである。
また、新聞ではほとんど触れられていないが、今回の開業で、敦賀―大聖寺間84.3㎞が第3セクター・「ハピラインふくい」に生まれ変わった。当然料金も高くなり、JR時代より14%値上げになったようだ。乗り換えも面倒になるだろうから、地元の人は大変である。
ちなみに敦賀は20代に訪れたことがある。そのとき泊まったユースホステルのペアレントさんの娘さんが見事な美脚で、写真を撮らせてもらったものであった。
2022年9月23日に開業した西九州新幹線(武雄温泉―長崎間)は、開業1年の平均乗車率は34%だったという。
今回の延伸部分は、1年後どんな数字をはじき出すか。興味深く見守りたい。
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