一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第5期白玲戦・女流順位戦A級、B級4回戦の結果

2025-01-08 13:07:41 | 女流棋戦
第5期白玲戦・女流順位戦のA級、B級4回戦が、新将棋会館で行われた。では、勝敗を確認しよう。

■A級4回戦■
(優勝者は白玲挑戦、降級2名。持ち時間・3時間)

【4勝】
④山根ことみ女流三段(○和田→香川)
【3勝1敗】
③加藤桃子女流四段(○和田→山根)
⑨鈴木環那女流三段(□伊藤→香川)
【2勝1敗】
⑤上田初美女流四段(福間→加藤圭)
【2勝2敗】
②伊藤沙恵女流四段(■鈴木→石本)
⑥石本さくら女流二段(○加藤圭→伊藤)
【1勝1敗】
①福間香奈女流五冠(上田→和田)
【1勝3敗】
⑩香川愛生女流四段(●山根→鈴木)
【3敗】
⑦加藤圭女流二段(●石本→上田)
【4敗】
⑧和田あき女流二段(●加藤桃→福間)

注目の福間女流五冠は、3回戦、4回戦は不戦敗が付かなかった。こちらは従来通り、休場期間が明けてから、まとめて指すのだろう。
山根女流三段は、星を伸ばして4勝。山根女流三段は対局時の集中力がすごく、他棋戦なら有力な挑戦候補なのだが、A級はこれからも厳しい相手が続く。
伊藤女流四段は、コロナ罹患につき、不戦敗となった。コロナは対局延期の措置になるかと思ったが、そうではないらしい。2023年5月に5類感染性に移行されてから、ふつうの風邪と同じ扱いになったのだろう。
なおこの日は、第38期竜王戦ランキング戦4組・渡辺大夢六段VS杉本和陽五段戦で、渡辺六段がインフルエンザ罹患のため、不戦敗となった。
ところが、同3組の佐藤和俊七段VS石井健太郎七段戦で、石井七段の顔面帯状疱疹は対局延期になった。これは、自然発生的な病気に対しては連盟も寛大ということか。
ともあれ棋士も、インフルエンザの予防注射はうっておくべきだろう。
話を戻し、伊藤女流四段の相手だった鈴木女流三段は不戦勝。2回戦の福間女流五冠戦に続いての不戦勝で、これは鈴木女流三段にツキがあった。
和田女流二段、加藤女流二段は、まだ片目開かず。とにかく勝つしかない。

■B級4回戦■
(昇級2名、降級3名。持ち時間・3時間)

【4勝】
①渡部愛女流三段※(○加藤→野原)
⑤野原未蘭女流初段(○中井→渡部)
【3勝1敗】
③伊奈川愛菓女流二段(○塚田→武富)
【2勝2敗】
②塚田恵梨花女流二段(●伊奈川→頼本)
⑦千葉涼子女流四段(○頼本→加藤)
⑩加藤結李愛女流二段(●渡部→千葉)
【1勝3敗】
④中井広恵女流六段*(●野原→岩根)
⑧岩根忍女流三段(○武富→中井)
⑨頼本奈菜女流初段(●千葉→塚田)
【4敗】
⑥武富礼衣女流初段(●岩根→伊奈川)

渡部女流三段、野原女流二段は星を伸ばして4勝。なお、野原女流二段は新将棋会館での勝利者第1号とのこと。いい記念になったと思う。
この両者は次の5回戦で激突する。この勝者が昇級確定であろう。
中井女流六段は1勝3敗。中井女流六段には常勝のイメージがあるから意外に思えるが、ここ数年は勝ったり負けたりで、かつての勢いはないようだ。ちょっとさびしい。
岩根―武富の全敗対決は、岩根女流三段が勝ってちょっと一息。ただし降級は3名なので、2勝以下者はまだ安心できない。
5回戦はだいぶ飛んで、3月21日。
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