一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

最近見た夢(2023-04-30、05-01、02、09、10)

2024-05-11 22:44:22 | 
最近見た夢を記しておこう。
まず4月30日に見た夢。この日は小便が近く、4回くらい起きた。そのたびに夢の続きを見る感じだった。
私を慕う男性が現れ、彼はいつも私の近くにいた。私はそれが嫌いではなかった。
ある雪の日、沖縄のイベントがあった。私はステージ裏に回り、カチャーシーの音とともに、ステージに躍り出た。
それはまずいと私も気づき、慌ててステージ裏に逃げた。
しかし彼は客席からその模様をビデオ撮影しており、「いまステージに出たじゃないですか」と、また私は好感を持たれてしまった。
私は旅行に行く時間がないが、こうやって都内の名所をはしごすれば、十分に旅行の代わりになるのではないかと思った。

続いて5月1日に見た夢。
私はあるビルの屋上にいた。そこは舞の海が経営している青空レストランで、開業してから1年半になっていた。
私はそこで食事をしたが、同時に皿洗いのバイトもやっていた。
遠くに室谷由紀女流三段の顔も見え、彼女が友達との会食を終えた。
私は食器を提げ、室谷女流三段の使ったスプーンを……以下自粛。

続いて2日に見た夢。
若い女性が2名おり、桃の木の話になった。そこで私が、拙宅にも桃の木があったという話をし、その画像を見せることになった。
我がブログに桃の画像を載せたことがあるのでその記事を探すが、こういうときに限って見つからない。
ようやくそれらしき画像を見つけ、プロジェクターみたいなものに映したが、よく見ると様子が違う。桃の木のバックは瀟洒な建物がそびえており、その桃の木は、近所に生えていたものだった。

続いて9日に見た夢。
私は旅行に出ていた。宿泊は瀟洒な洋館で、ユースホステルのように、みなで雑談できるスペースがあった。
ある人が、モデル・女優の夏帆の背中にびっしりと毛が生えていた、と言った。
しばらく経つと私の前に夏帆がおり、美しい背中を見せて腹ばいになってくれた。その背中は確かに、毛が目立っていた(現実の夏帆は違います)。
なぜ夏帆が夢に出てきたと考えるに、前夜に「ブルーモーメント」を見たからにほかならない。
朝8時になり、私は列車に乗った。だが下りと上りを乗り間違えたようで、私は一つ先の駅で降りた。だが辺りは真っ暗で、腕時計の数字は「04:48」を示していた。
私は宿に戻ると、机の上のメモ用紙に、女性の字で「感想戦のつづきを楽しみにしています」と書かれてあった。以前この部屋に泊った将棋ペンクラブのA氏と誰かが将棋を指し、それを彼女が見ていた、ということらしかった。

続いて10日に見た夢。
私は藁ぶき屋根の古民家に住んでいた。自宅とは別の、大きな敷地である。
家には何人か来ていて、私は裏口からみんなと、自転車で出て行った。
何か妙なシチュエーションだが、前夜に見た「Believe」で、木村拓哉が店舗の裏口(ダスト)から逃げたシーンが、場面を変えて出てきたのかもしれない。

このあたりで上げておこう。
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第82期名人戦第3局2日目

2024-05-10 23:04:17 | 男性棋戦
第82期名人戦第3局、2日目である(主催:毎日新聞社、朝日新聞社、日本将棋連盟)。
藤井聡太名人の封じ手は、端に角を打つ手だった。ABEMA AIも第一候補に挙げていた手でさすがというよりない。ちなみに私はまったく見えず、こういうところがプロとアマの差なのだと痛感させられた。
それでも豊島将之九段は棒銀の進出を防げず、数手後、藤井名人は金銀交換と、竜作りに成功した。これにて一段落で、先手優勢。定跡書なら、これで打ち切りである。
しかし投了するわけにはいかないから豊島九段は指し継ぐしかないが、胸中いかばかりだったか。
対して藤井名人は、自分が優勢ということを自覚している。しかも持ち時間は豊島九段より3時間近く余している。すなわち悪手を指さなければ勝てるわけで、ここからの考慮は楽しい時間だろう。
しかもここが肝心なのだが、局面が考えやすいうえ、形勢がひっくり返る悪手が出そうにないのだ。
事実、ここから徐々に徐々に形勢が開いていく。豊島九段の指し手もAIの推奨手に合致しているのだが、形勢が悪いから、挽回できないのだ。
豊島九段の攻めが一息ついたところで、藤井名人が待望の反撃。と、ここで豊島九段が投了してしまった! 藤井名人、完勝で怒濤の3連勝である。
この直後、日本テレビでのニュースでは名人戦の原稿内容を差し替え、藤井名人の勝利を報じた。ただナレーションで「3連勝で防衛した」と言っていたのはご愛嬌である。
本局、藤井名人の指し回しが絶品だったこともあるが、豊島九段も精彩を欠いた。雁木は作戦だったと思われるが、用いるならどの攻め手にも対処してほしかった。棒銀でいとも簡単に粉砕されるなら、飛車を振ったほうがまだよかったのではないか。やはり第2局での逆転負けが尾を引いていたというしかない。
第4局は18日、19日に大分県で行われるが、豊島九段が勝てる雰囲気がまったくない。もはや第4局は、藤井名人の防衛劇を見るための儀式になりそうな気がする。
なお本局は豊島九段の形勢バーが20数%残っていたところで終了となったため、形勢グラフが離陸した飛行機ように、なだらかな一直線だったという。羽田空港での対局、大成功だった。
コメント (2)
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第82期名人戦第3局1日目

2024-05-09 10:33:53 | 男性棋戦
テレビ東京で6日に「ミッションインポッシブル・フォールアウト」の放送があった。放送3時間の大作で、私は録画予約をしておいたのだが、8日に見ようとしたら、なぜか1時間半しか録れておらず、愕然とした。
録れなかった理由は分からない。ただ私に運がないだけだ。
半分だけ見てもしょうがないので、泣く泣く削除した。くそっ!!

   ◇

ゴールデン・ウィークが終わり、世間は平常運転に戻る。8日からは第82期名人戦第3局である(主催:毎日新聞社、朝日新聞社、日本将棋連盟)。ここまで藤井聡太名人の2勝。挑戦者の豊島将之九段は、いまさらながら前局の逆転負けが痛かった。勝ってイーブンと、負けて2ゲーム差では天と地の差で、私が豊島九段の立場だったら、戦意を喪失している。しかし指さねばしょうがない。
第3局の対局場は羽田空港第1ターミナルで、空港での対局は史上初。どういう経緯でここが選ばれたのか分からぬが、将棋を指そうと思えばどこでも指せるのだと感心した。
空港へのメインルートは浜松町から出ている東京モノレールで、この路線は他路線と独立しているため、ダイヤの遅れがまったくない。よって浜松町駅の場合、モノレールの出発は「00秒」キッカリである。数秒は遊びがあるだろうとのんびりしていると乗り遅れる。
空港といえば飛行機だが、飛行機好きには第3ターミナルをオススメする。モノレールを降り、構内を5分も歩けば、展望デッキに出られる。世界の航空機が見られ、時間の経つのを忘れる。
第1、 第2ターミナルへは1階0番乗り場から無料シャトルバスが4分ごとに出ているので、利用したい。
さて、将棋である。本局は藤井名人の先手。立会人・佐藤康光九段の合図でスタートした。藤井名人は初手・お茶である。たまたまABEMAを生中継で見たのだが、本当にお茶をすするのだなと思った。
本当の初手は飛車先の歩を突いた。豊島九段は角道を開ける。これがちょっと意表で、ふつう?は飛車先の歩を突く。これだと角換わりルートだが、豊島九段はそれを避けたわけだ。
藤井名人、角道を開ける。すると豊島九段は角道を止める。これは振り飛車の出だしで、ABEMA解説の山川泰熙四段は、「まさか?」とうれしそうだ。
しかし豊島九段は10手目、飛車先の歩を突いた。やはり。最近は試験的に振り飛車も指す豊島九段だが、この大舞台で指すには実戦が足りない。相居飛車は当然の選択であった。
以下、豊島九段は雁木に構える。数年前は爆発的ブームになったが、最近は下火に思える。というか、定着して落ち着いてきたということか。
藤井名人は右銀を素早く繰り出し、棒銀の構え。そこから豊島九段は角を換わったが2筋の薄さに変わりはなく、長考が続く。
窓外には飛行機の発着が見えるらしい。飛行機は繊細な乗り物で、風の向きで飛び立つ方向が違う。
豊島九段は3筋に歩を謝ったが、こんなところに歩を打って、後手がいいわけがない。
そこで素人考えでは先手が3筋を押さえ、ふつうに銀を進出させて十分に思った。
果たして藤井名人もそう手を進めた。藤井名人、2筋を凹ませて、45手目を封じた。私だったら2筋を強引にこじあけるが、ABEMA AIは端に角を打つ手を推奨している。形勢は微差で先手よし。
藤井名人、ここは考えやすい局面だろう。豊島九段は正念場である。
(つづく)
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第4期白玲戦・女流順位戦A級・B級7回戦の結果

2024-05-08 12:49:27 | 女流棋戦
第4期白玲戦・女流順位戦A級・B級の7回戦が7日に行われた。いよいよ終盤戦に突入し、明暗がハッキリしてきた。では、結果を確認しよう。

■A級7回戦■
(優勝者は白玲挑戦、降級2名、持ち時間・3時間)
【6勝】
①福間香奈女流五冠(○加藤圭→加藤桃→伊藤)
【5勝1敗】
②伊藤沙恵女流四段(○山根→石本→福間)
【4勝2敗】
③加藤桃子女流四段(○塚田→福間→渡部)
⑨石本さくら女流二段(抜け番→伊藤→山根)
【3勝3敗】
⑤上田初美女流四段(○渡部→山根→塚田)
【2勝4敗】
④山根ことみ女流三段(●伊藤→上田→石本)
【2勝5敗】
⑥加藤圭女流二段(●福間→塚田→抜け番)
【1勝5敗】
⑧塚田恵梨花女流二段(●加藤桃→加藤圭→上田)
【1勝6敗】
⑦渡部愛女流三段(●上田→抜け番→加藤桃)

福間女流五冠、伊藤女流四段、加藤桃女流四段が盤石の勝利。福間女流五冠の挑戦は確定に見えるが、8回戦に加藤桃女流四段、最終戦に伊藤女流四段戦が残っているのが微妙だ。加藤桃女流四段はちょっと届かないっぽいが、伊藤女流四段はプレーオフに持ち込める可能性がある。
ただしそうなっても伊藤女流四段は再び福間女流五冠と戦うことになり、福間女流五冠が有利なことに変わりはない。
降級のほうは、渡部女流三段が決まってしまった。順位戦はA級を外れると、次期の挑戦争いから外れてしまうのがつらい。

■B級7回戦■
(昇級3名、降級3名、持ち時間・3時間)
【6勝1敗】
⑨和田あき女流二段(○北村→武富→伊奈川)
【5勝2敗】
③鈴木環那女流三段(○武富→伊奈川→香川)
⑤香川愛生女流四段(○中井→室田→鈴木)
⑧伊奈川愛菓女流二段(○中村→鈴木→和田)
【4勝3敗】
⑦野原未蘭女流初段(●室田→中井→北村)
【3勝4敗】
①中井広恵女流六段(●香川→野原→中村)
⑥室田伊緒女流二段(○野原→香川→武富)
【2勝5敗】
④北村桂香女流二段(●和田→中村→野原)
⑩武富礼衣女流初段(●鈴木→和田→室田)
【7敗】
②中村真梨花女流四段(●伊奈川→北村→中井)

和田女流二段が6勝目。もはや昇級は確定っぽいが、順位が悪いので、まだ決まらない。
伊奈川女流二段は5連勝で、4番手に浮上した。医師・伊奈川女流二段が逆転昇級すれば愉快だ。
中村女流四段は元気なく、7連敗で降級が確定した。A級では渡部女流三段の降級が決まったが、新婚さんは受難だ。
8回戦は6月14日。
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タイトル戦21回の戦績

2024-05-07 23:19:23 | 将棋雑記
藤井聡太竜王・名人は現在22回目、23回目のタイトル戦を戦っているが、その前までの21回は全勝である。タイトル戦の勝敗が五分と考えると信じられない戦績で、藤井竜王・名人のケタ違いの実力が分かる。
これまで21回以上タイトル戦に登場した棋士は12名いるが、では、藤井竜王・名人以外の11名は、タイトル戦21回の時点で、どんな戦績だったのだろう。ちょっとまとめてみた。なおカッコ内は、個別の勝敗を合わせたものである。

藤井聡太竜王・名人 21-0(74勝15敗.831)
羽生善治九段 18-3(66勝34敗.660)
中原誠十六世名人 16-5(67勝36敗.650)
渡辺明九段 15-6(63勝39敗.618)
大山康晴十五世名人 15-6(67勝42敗.615)
谷川浩司十七世名人 13-8(62勝45敗.579)
森内俊之九段 11-10(53勝55敗.491)
佐藤康光九段 8-13(46勝63敗.438)
升田幸三実力制第四代名人 7-14(53勝64敗.453)
加藤一二三九段 7-14(47勝62敗.443)
米長邦雄永世棋聖 4-17(41勝70敗.369)
二上達也九段 2-19(31勝72敗.301)

藤井竜王・名人の「74勝15敗.831」が凄まじい。タイトル戦に出てくる棋士は一流ばかり。それなのにその勝率が、現在の通算勝率.841とほぼ同じだ。要するに藤井竜王・名人は、誰が相手でも関係ないということだ。ひとりだけレベルが違う気がする。
羽生九段の戦績も素晴らしい。ただそれでも、個別の戦績だと勝率が.650にガクンと落ちてしまう。これでも4勝2敗ペースだから誇れるのだが、上がすごすぎる。
以下はご覧のとおりだが、注目すべきは、タイトル戦の勝敗と個別の勝敗が、ほぼ比例しているということだ。二上九段などは悲惨な戦績だが、タイトル戦に登場すること自体が尊いことを、忘れてはならない。
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