6日に行われた第83期B級1組順位戦12回戦の結果に、ちょっとびっくりした。すでに降級の決まっている山崎隆之八段に羽生善治九段が敗れ、4勝7敗。13名中11位となり、3月6日の最終戦に敗れると、B級2組に降級という事態になった。
具体的に記そう。現在降級の可能性がある棋士は、以下の4名(5名)。
⑪大石直嗣七段(髙見)5勝6敗
⑫高見泰地七段(大石)5勝6敗
⑤羽生善治九段(大橋)4勝7敗
⑨三浦弘行九段(斎藤慎)4勝7敗
⑩山崎隆之九段(佐藤康)3勝8敗(降級)
※山崎八段は、本局の勝利で九段昇段
今年度のB級1組は、すでに昇級を決めている2名を除くとダンゴ状態で、現在5勝の棋士にも降級の目がある。
大石七段VS髙見七段は直接対決で、勝ったほうはもちろん残留。しかし負けると5勝止まりなので、順位のいい羽生九段か三浦九段に勝たれると、順位の差で降級してしまう。
そして羽生九段は上述のとおり、勝てば順位の差で残留となるが、負けると下位3名が確定となり、B級2組に降級してしまう。
羽生九段がA級から降級したのは、3年前。そこからたった3年で、このクラスでも降級の危機が訪れるとは、恐ろしき順位戦である。羽生九段は現在54歳。大天才・羽生九段をもってしても、年齢には勝てないのか。いやその前に、将棋連盟の会長職が大変すぎるのか。
もっとも今回は、第80期からB級1組の降級人数が3名に増えたことも影響している。これが2名なら、負けても残留の目があったのだ。
参考までに、54歳以上でB級2組に降級した棋士を挙げてみる。
丸田祐三九段65歳…第42期 3勝9敗13位
加藤一二三九段64歳…第62期 3勝9敗13位
有吉道夫九段62歳…第56期 2勝10敗13位
花村元司九段62歳…第38期 3勝9敗12位
森雞二九段60歳…第65期 0勝12敗13位
内藤國雄九段60歳…第58期 2勝9敗12位
谷川浩司十七世名人57歳…第78期 3勝9敗12位
桐山清澄九段54歳…第60期 3勝9敗12位
丸田九段は64歳までB級1組を張った。丸田九段は3月30日生まれなので、順位戦が終わったあとにひとつ歳を取っている。よってここでは、実年齢にプラス1歳としている。
森九段は、第64期にB級2組からB級1組へ昇級。59歳での快挙だった。しかし翌第65期のB級1組は、全敗で出戻りとなった。
内藤九段は第56期にB級1組からB級2組に降級したが、翌第57期に9勝1敗の成績を取り、B級1組に復帰した。そして第58期に再びB級2組に落ちた。
こうしてみると、50代でB級2組に降級しても、B級1組に再昇級する可能性は十分あるということだ。
羽生九段の最終戦の相手は、大橋貴洸七段。対戦成績は羽生九段の2勝0敗で、羽生九段、最終戦を前に不安はない。勝って残留を決めてくれればよいが、もし負けて降級したとしても、また昇級すればいいのだ。
具体的に記そう。現在降級の可能性がある棋士は、以下の4名(5名)。
⑪大石直嗣七段(髙見)5勝6敗
⑫高見泰地七段(大石)5勝6敗
⑤羽生善治九段(大橋)4勝7敗
⑨三浦弘行九段(斎藤慎)4勝7敗
⑩山崎隆之九段(佐藤康)3勝8敗(降級)
※山崎八段は、本局の勝利で九段昇段
今年度のB級1組は、すでに昇級を決めている2名を除くとダンゴ状態で、現在5勝の棋士にも降級の目がある。
大石七段VS髙見七段は直接対決で、勝ったほうはもちろん残留。しかし負けると5勝止まりなので、順位のいい羽生九段か三浦九段に勝たれると、順位の差で降級してしまう。
そして羽生九段は上述のとおり、勝てば順位の差で残留となるが、負けると下位3名が確定となり、B級2組に降級してしまう。
羽生九段がA級から降級したのは、3年前。そこからたった3年で、このクラスでも降級の危機が訪れるとは、恐ろしき順位戦である。羽生九段は現在54歳。大天才・羽生九段をもってしても、年齢には勝てないのか。いやその前に、将棋連盟の会長職が大変すぎるのか。
もっとも今回は、第80期からB級1組の降級人数が3名に増えたことも影響している。これが2名なら、負けても残留の目があったのだ。
参考までに、54歳以上でB級2組に降級した棋士を挙げてみる。
丸田祐三九段65歳…第42期 3勝9敗13位
加藤一二三九段64歳…第62期 3勝9敗13位
有吉道夫九段62歳…第56期 2勝10敗13位
花村元司九段62歳…第38期 3勝9敗12位
森雞二九段60歳…第65期 0勝12敗13位
内藤國雄九段60歳…第58期 2勝9敗12位
谷川浩司十七世名人57歳…第78期 3勝9敗12位
桐山清澄九段54歳…第60期 3勝9敗12位
丸田九段は64歳までB級1組を張った。丸田九段は3月30日生まれなので、順位戦が終わったあとにひとつ歳を取っている。よってここでは、実年齢にプラス1歳としている。
森九段は、第64期にB級2組からB級1組へ昇級。59歳での快挙だった。しかし翌第65期のB級1組は、全敗で出戻りとなった。
内藤九段は第56期にB級1組からB級2組に降級したが、翌第57期に9勝1敗の成績を取り、B級1組に復帰した。そして第58期に再びB級2組に落ちた。
こうしてみると、50代でB級2組に降級しても、B級1組に再昇級する可能性は十分あるということだ。
羽生九段の最終戦の相手は、大橋貴洸七段。対戦成績は羽生九段の2勝0敗で、羽生九段、最終戦を前に不安はない。勝って残留を決めてくれればよいが、もし負けて降級したとしても、また昇級すればいいのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます