一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第4期白玲戦・女流順位戦、C級6回戦の結果

2024-05-16 23:11:42 | 女流棋戦
第4期白玲戦・女流順位戦C級6回戦が、きのう15日に行われた。では、結果を確認しよう。

■C級6回戦■
(昇級4名、降級4名。持ち時間・2時間)
【5勝1敗】
①千葉涼子女流四段(○小髙→山口→加藤)
⑩本田小百合女流三段(○山田→頼本→内山)
【4勝2敗】
②岩根忍女流三段(○田中→藤井→渡辺)
④小髙佐季子女流初段(●千葉→清水→大島)
⑥頼本奈菜女流初段(○渡辺→本田→藤井)
⑧加藤結李愛女流初段(○室谷→山田→千葉)
⑨山口恵梨子女流三段(○藤田→千葉→中澤)
⑭清水市代女流七段(●内山→小髙→藤田)
⑲内山あや女流初段(○清水→田中→本田)
【3勝3敗】
⑫田中沙紀女流1級※(●岩根→内山→山田)
⑳堀彩乃女流初段※(●貞升→礒谷→室谷)
【2勝4敗】
⑤室谷由紀女流三段(●加藤→貞升→堀)
⑦中澤沙耶女流二段(●藤井→渡辺→山口)
⑪礒谷真帆女流初段※(○大島→堀→貞升)
⑬貞升南女流二段(○堀→室谷→礒谷)
⑮藤井奈々女流初段(○中澤→岩根→頼本)
⑯藤田綾女流二段(●山口→大島→清水)
⑱渡辺弥生女流二段(●頼本→中澤→岩根)
【1勝5敗】
③山田久美女流四段(●本田→加藤→田中)
⑰大島綾華女流二段(●礒谷→藤田→小髙)

千葉女流四段と本田女流三段が星を伸ばし5勝。しかし小髙女流初段と清水女流七段は敗れ一歩後退した。しかし小髙女流初段はまだ自力だ。
3勝3敗はLPSAの2名だけ。指し分けはもっと多いと思ったが、意外と少なかった。
進行の遅れていた大島女流二段が連敗し、まさかの最下位。これだから勝負事は分からないのだ。
しかしC級のメンバーを見るに、少なくともB級と遜色ない。それだけ女流棋士のレベルが高いということだ。
7回戦は6月6日。棋聖戦第1局と同じ日だ。
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島井女流二段は、女優の伊原六花に似ている

2024-05-15 23:23:58 | 似ている
きょう5月15日は、島井咲緒里女流二段のお誕生日。おめでとうございます。
その島井女流二段は、女優の伊原六花(りっか)に似ていると思う。
伊原六花は1999年6月2日、大阪府生まれの24歳。2015年、大阪府の高校に入学し、ダンス部に入った。これが井原六花の運命を変える。
2017年、「日本高校ダンス部選手権」で「バブリーダンス」を踊り、全国的に有名になる。すると芸能事務所からスカウトを受け、同事務所に入る。
翌年、TBS「チア☆ダン」で女優デビュー。以降、ドラマと並行して歌手としても活動する。
NHK連続テレビ小説には、「なつぞら」(2019年前期)、「ブギウギ」(2023年後期)に出演した。
伊原六花はまだ24歳と若く、今後の活躍が大いに期待される。
島井女流二段と伊原六花は、くりくりした顔が似ていると思う。髪型もボーイッシュで、似ているか。

さて、ここ数年パッとしない島井女流二段だが、LPSAでは理事を務め、将棋普及に努めている。しかしファンが願っているのは、将棋での勝利である。
せめて女流順位戦D級だけは、降級点を取らないよう祈る。
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第4期白玲戦・女流順位戦D級、6回戦の結果

2024-05-14 14:56:07 | 女流棋戦
きのう13日に、第4期白玲戦・女流順位戦D級6回戦が行われた。では、結果を確認しよう。

■D級6回戦■
(昇級5名、降級点8名。持ち時間・2時間)
【5勝1敗】
⑪佐々木海法女流初段(○井道→宮宗→中倉)
⑯長谷川優貴女流二段(●長沢→和田→宮澤)
㉖▲長沢千和子女流四段(○長谷川→島井→斎田)
㉛久保翔子女流2級(□森本→磯谷→砂原)
㉜今井絢女流初段(○山口仁→宮澤→木村)
㉟砂原奏女流2級(○木村→榊→久保)
【4勝2敗】
⑥松下舞琳女流初段(●竹部→矢内→梅津)
⑨高浜愛子女流初段(●和田→水町→飯野)
⑱▲脇田菜々子女流初段(○岩佐→斎田→船戸)
㉒▲石高澄恵女流二段(○相川→村田→水町)
㉝宮澤紗季女流1級(○村田→今井→長谷川)
㊱磯谷祐維女流初段※(○宮宗→久保→矢内)
【3勝2敗】
⑲川又咲紀女流初段(●船戸→木村→和田)
【3勝3敗】
①竹部さゆり女流四段(○松下→岩佐→山口仁)
④木村朱里女流初段(●砂原→川又→今井)
⑤梅津美琴女流1級(●鎌田→中倉→松下)
⑧中村桃子女流二段(○飯野→上川→相川)
⑬鎌田美礼女流2級(○梅津→森本→山口稀)
⑰水町みゆ女流初段(■斎田→高浜→石高)
㉚▲榊菜吟女流2級(○島井→砂原→井道)
㉞森本理子女流2級(■久保→鎌田→宮宗)
【2勝3敗】
⑫岩佐美帆子女流1級(●脇田→竹部→上川)
【2勝4敗】
②船戸陽子女流三段※(○川又→山口稀→脇田)
③宮宗紫野女流二段(●磯谷→佐々木→森本)
⑭和田はな女流1級(○高浜→長谷川→川又)
⑩山口稀良莉女流1級(●矢内→船戸→鎌田)
⑳中倉宏美女流二段※(●上川→梅津→佐々木)
㉑飯野愛女流初段(●中村→山口仁→高浜)
㉔上川香織女流二段※(○中倉→中村→岩佐)
㉕▲相川春香女流初段(●石高→井道→中村)
㉘▲山口仁子梨女流2級(●今井→飯野→竹部)
㉙▲井道千尋女流二段(●佐々木→相川→榊)
【1勝5敗】
⑦矢内理絵子女流五段(○山口稀→松下→磯谷)
⑮村田智穂女流二段(●宮澤→石高→島井)
㉓島井咲緒里女流二段※(●榊→長沢→村田)
㉗▲斎田晴子女流五段(□水町→脇田→長沢)

長沢女流四段が全勝の長谷川女流二段に土をつけ、5勝1敗の同星で並んだ。ベテラン長沢女流四段の活躍は見事。最終局まで逃げ切れるか。
同じ5勝組では、佐々木女流初段、今井女流初段の昇級は固い気がするが、どうか。
高浜女流初段は、痛い連敗。でも順位がいいのと、7回戦は不戦勝が決まっているので、逆転昇級の可能性はある。
磯谷女流初段も健闘しているが、順位が悪い。今期は順位を上げることに徹するしかない。
水町女流初段は来年の3月31日まで休場で、不戦敗となっている。3勝の17位なら、ギリギリ降級点は付かないか。
矢内女流五段と斎田女流五段はそろって片目を開け、全敗者がいなくなった。これで降級点争いも混沌としてきた。
7回戦は6月3日。
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陽のあたらぬ戦い

2024-05-13 23:33:05 | 将棋雑記
9日は名人戦第3局、竜王戦6組準決勝のほかに、第35期女流王位戦第2局もあって、賑やかだった。
しかし私が最も注目したのは、第37期竜王戦5組昇級者決定戦・中村太地八段VS村田智弘七段戦である。あちらが華やかな戦いなら、こちらは文字通り、裏街道での陽のあたらぬ戦いである。
これに村田七段が勝ったから驚いた。村田七段はフリークラス。中村八段は第82期順位戦にA級で新加入し、堂々の残留を果たした。そのふたりが戦えば、中村八段が勝つと思う。そこを村田七段が勝つところに、将棋の面白さがある。
そういえば中村八段は、前期4組での残留決定戦でも、川上猛七段との決戦に敗れ、5組に降級した。
川上七段もフリークラス。つまりフリークラスとA級の実力は紙一重、いや紙0.1枚、ということになる。
そのフリークラス棋士に引退へのカウントダウンがあるのが口惜しいが、その一方で毎年プロが4人生まれている現在、こうでもしないと現役棋士が減らない、というジレンマもある。難しいところである。
では、現在フリークラスで戦っている棋士の戦績はどうなのか。フリークラスに降級してしまった棋士で、まだ引退が確定していない棋士の直近10局を調べてみた。

長沼洋八段(59)○○●○●●●○●● 2025年3月31日
増田裕司七段(53)○○●●●●○●●● 2025年3月31日
藤原直哉七段(58)○●●●○●●●○● 2026年3月31日
小倉久史八段(55)○●○●○●●●●● 2027年3月31日
岡崎洋七段(57)●○●●○●○●●● 2028年3月31日
中田功八段(56)●●○●○○●●●● 2028年3月31日
渡辺正和六段(38)●○○○●○○●●● 2029年3月31日
島本亮五段(44)○●●●●●●●●● 2030年3月31日
大平武洋六段(47)●●●○●●●○○● 2031年3月31日
村田智弘七段(43)○○○○●●●●●○ 2031年3月31日
矢倉規広七段(49)●●●○●●●●○● 2033年3月31日
堀口一史座八段(49)●●○●○●●●●● 2033年3月31日
竹内雄悟五段(36)●●○●○●○●●○ 2034年3月31日

13名の合計は41勝で、平均3.2勝。冷静に見れば、やはり勝率は低い。その中で村田七段は、渡辺六段と並んで5勝を挙げている。まだ43歳と若いからスタミナもある。順位戦復帰を期待していいのではなかろうか。
いま、「村田」といえば村田顕弘六段だが、智弘七段にも注目してみようか。
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山下奨励会三段、竜王戦5組昇級!!

2024-05-12 00:06:54 | 将棋雑記
名人戦第3局2日目が行われていた9日、同じ東京で、将棋会館でも注目の一戦が行われていた。第37期竜王戦ランキング戦6組準決勝・井出隼平五段VS山下数毅奨励会三段戦である。竜王戦は各クラス、決勝に進出した時点で、その2名は昇級となる。よって本局、山下三段が勝てば、竜王戦37期にして棋士以外で初めて、ランキング戦昇級者が出現するのだ。
相手の井出五段は振り飛車の使い手で、先日のNHK杯では解説者で出演した。2つほど突っ込みどころがあったが、おしなべて軽快な解説で、いかにも実力者を思わせた。
そして注目の結果は、山下三段の勝ち!! ついに5組昇級を勝ち取ったわけだった。
山下三段は15歳。14歳の藤井聡太四段が竜王戦で大活躍したことを考えれば、山下三段が竜王戦で活躍したって、不思議はない、ともいえる。
そして、本チャンはこれからなのだ。以前も当ブログで記したが、山下三段は現在、次点1を持っている。よって、次の決勝戦に勝てばさらに次点1が付与され、累計2で四段昇段の権利が与えられるのだ(というかそもそも、前期三段リーグで次点を取得したから竜王戦に出られたわけだが)。
いままで棋士編入試験から四段になった例はあるが、三段リーグ次点+竜王戦ランキング戦優勝からの四段は異質。山下三段は今回、アマ1名・プロ5名に勝ってきており、これだけでもう、次点1の価値はある。
ちなみに対プロ5勝の中には、瀬川晶司六段、今泉健司五段と、棋士編入試験でプロ入りした棋士がいるのも感慨深い。
そして決勝の相手は、藤本渚五段。これがまた、作ったような組み合わせだ。
現在は藤井竜王・名人の天下で、伊藤匠七段以外の棋士がパッとしないいま、最も期待されている新たな刺客が藤本五段で、藤本五段に勝ってほしいところもある。しかしそれは、王位戦や王座戦で実現してくれればいい。奨励会員が勝ち抜いてこそ、竜王戦は面白い。
6組の決勝は例年、6月上旬。棋聖戦五番勝負に加えてまたひとつ、楽しみなカードが出現した。
コメント (2)
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