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 神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

大災害被災都市 東京

2015年09月03日 07時49分18秒 | 自然災害

9月1日は関東大震災92周年

東京は大正12年の関東大震災

昭和20年3月10日の東京大空襲

二度の天災、人災に襲われて、いずれも10万人以上の

犠牲者を出している

私の戸籍上の祖父は、この2度の災害を両方とも経験した

そして二度目の災害で実祖母と共に亡くなった

地震の時は日本橋兜町に住んでいて被災

戦災の時は城東区亀戸で米軍の焼夷弾で犠牲になった

 

関東大震災で犠牲者の大多数(4~5万人)が集中した

本所被服廠跡地、ここに今は慰霊堂がある

両方の災害の爪痕が写真、絵画、遺品で展示されてある

二階には押しつぶされるような迫力の絵が展示されている

戦災から70年、大震災から92年記憶は風化され

戦争があったことさえ知らない若者が増えてきている

東京では両国第一ホテルに泊まる

横断歩道を渡れば慰霊堂という近さが便利だからだ

今年も春先にお参りしてきた、改修工事の最中だったが

中に入ることが出来てよかった

 

東京は日本唯一の1000万都市だ

あれから70年幸いに災害は起こっていないが

地震が懸念されている

東京大空襲では十数万人が爆焼死して

100万人以上の都民が家を失った

当時は今の三分の一程度(疎開者や軍役者などを差し引いて)

くらいの人口だったろう

今、同じような災害を受けたらいったいどれだけの人が避難民に

なるのだろうか

誰が、どこがその人々を受け入れることが出来るのだろうか

仮設住宅だけでも数十万戸、100万戸も造らないと追いつかない

予算的にも早急に出来るわけがない

現代人は、終戦後のバラック住まいのような生活などできまい

出来ることは災害が起きないことを祈る、建物の崩壊や火災が

無いことを祈る、天に祈ることだけである。

 

戦争で破壊された国 その傷跡から容易に立ち直れない国が多い中

日本はたくましい人間の強さで、戦後10年あまりで経済の礎を築き

30年後には世界有数の経済大国になった

これからの我が国に、それだけのパワーはあるだろうか?

貧しい生活に耐えながらも発展していく根性はあるだろうか