4横綱時代と言いつつ、4人が揃ったことが無く、ついには横綱ゼロ場所まで出現
それでも貴景勝、御嶽海、高安、栃ノ心、遠藤らの活躍が横綱不在を穴埋めしてくれた
そして引退候補の筆頭だった鶴竜が一人横綱になると急に力を盛り返して白鵬の
代わりを果たして複数の優勝をした
さて9月場所 久々に出てきた白鵬、今年は優勝ゼロ、毎年優勝の記録にも暗雲が・・・・・
と思ったら圧倒的な強さで全勝優勝、ついに幕内1000勝という前人未踏の大台に乗った
双葉山-大鵬という大横綱をこえるものは無いと思っていたが、異国の出身と言え大鵬超えが
成されたのだ。
まだ立ち合いやダメ押しで、とやかく言われることもあったが、他を寄せ付けない横綱中の横綱復活
兵隊の位で言えば元帥かな
白鵬、稀勢の里が出てくると鶴竜はまたしても横綱最下位に、両横綱に負けてしまった、萎縮するのかなあ
ヒヤヒヤしたのは栃ノ心だった、高安と並んで横綱候補の筆頭で先場所もあわや連続優勝かという
前半だったのにケガ休場でで負け越しに、今場所もなかなか勝ち越せないまま後半戦に突入
ようやく勝っても9勝止まり、角番脱出したが来場所も心配
稀勢の里は鶴竜と同じ10勝止まりで、横綱としては不甲斐ないが病み上がりの同情票で救われた
御嶽海も勝ち越したが9勝、先場所の13勝優勝が貯金になっているから、来場所12勝以上で大関に
なれるだろう
いつもがっかりするのは正代と逸ノ城だ、どちらも大きな体で力も秘めているが、棒立ちで相手にさされて
不利な体勢のママ負ける。 正代など白鵬並みの豪快な相撲が取れそうなのに動きが鈍くてだめだ
白鵬と違いを比べれば、正代がなぜ弱いかよくわかる、まったく闘志が見られない
今場所の相撲を見て感じたことは、「相撲は格闘技だ」に尽きる
今までの場所と違って、3横綱そろった今場所は、下位の力士にも緊張感と活気をもたらせた
土俵下まで相手を吹っ飛ばす全力相撲が幾つもあった、力を抜いている力士はケガをする程の激しさだ
稀勢の里が日馬富士に壊された、あの一番に似たことが今後もおこるかもしれない
闘志を持って土俵に立たないと、とんでもないことになる、迫力ある今場所だった。
昨年中盤までは白鵬、日馬富士、照の富士が交代で優勝していたため、伊勢ヶ浜一門で優勝独占だった
それが白鵬休場、日馬富士、照の富士の引退で稀勢の里、鶴竜、栃ノ心、御嶽海らに取って代わられて
伊勢ヶ浜一門は優勝ゼロが一年半近く続いた、しかし白鵬の優勝で復活、白鵬から優勝杯を受け取る若頭の
白岩さん(浅香山)の背広姿も久しぶりに見た、また白鳳時代が復活するのだろうか。