昨日は一日中、激しい風が吹きまくっていた
夜8時過ぎに雨風覚悟で外に出てみたら、なんと月が輝き、星も光っていた
冬空のようにくっきりと透明度のある晴れた空だった
想像とあまりにかけ離れていて、驚いた
まれにとんでもないほど澄み渡る事がある、それが夕方であれば山並みが
3Dのように浮かび上がって総天然色の世界を映し出す
山並みに夕日の斜光が差し込んで燃え上がらせる
山の陰影がくっきりと表れて、普段は見られない谷と谷の境界
山と山の境界がはっきりと浮かび上がる
これまでは一つの山と思っていたものが実は手前に山があったりして驚かされるのだ
透明度の悪いたいがいの日々は多くの山が、一つの山のシルエットとなって目を欺いている
地元のある物知りが、海に伸びる標高0~500mほどのすらりとした山並みのシルエットを
指さして「あれは涅槃に見えるので、毎朝拝んでいます」と居合わせた住職に言った
浄土宗の住職も「なるほど、そう見えますね」と言って合掌した
良い風景だなと私も心の中で思っていたら、40過ぎても腕白坊主そのままの男が
躊躇無く住職に言った「あれさ、おれらは子供の時からミイラ山って言ってますよ」
なるほど見えないことは無い・・・・住職は苦笑いしていましたが。