仕事で曹洞宗の寺に行ってきた
本堂では法要の読経の最中なので裏口に回って中に入ったら、そこでもスピーカーから住職の御詠歌が大きな音で流れていた
チリーンという鉦の音が合間に入り、静かで哀しい住職の詠唱がいつまでも続いていた
御詠歌は曹洞宗に限らず、ほぼ全ての宗派にあると言うが、私が法要の場で聞いたのは今日で二度目だ、なかなか聞くことが出来ない
日本的だなあと思ったが、もともとインドから中国に伝わり日本に来たと言うことだった
内容はそれほど哀しい謡ではないらしい、それでも心が洗われる異次元の謡に聞こえる
幼稚園時代、寺の御堂で子供達はお昼寝をする、なぜだかあの時の静けさを今も覚えている、母の胎内を思い出すのか?
もう一つ覚えている、掛け布団の絵柄が大きな鯉だった
そうそういろんなところで曼珠沙華の写真がアップされているが、私はこの花に興味がなくはっきり見たことが無かった
だが今日、寺へ向かう途中の街道の左右にずらりと咲いていた、曼珠沙華はもっと畑みたいな所に気高く咲いていると思っていた
まさか路端に祭りの露天商の如く咲いているとは想像もしなかった
でも曼珠沙華は他の華と違った不思議な姿をしている
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