力士の八百長告発から始まった「角界浄化運動」
あれから十何年たったか忘れたが、ようやく八百長を知らない世代が役力士になって連日本気モードの面白い相撲を展開している。
昨日も同学年、貴景勝と翠富士のまさにバトル相撲、土俵を下りた翠富士が「思わずカッとなって冷静さを失った」と言っていたが、相撲だって格闘技の一種だ
これくらいの闘志あふれる一番が見られたら、観客だってテレビ桟敷だって、「面白い」より感動する。
ほんとうに昔の八百長、無気力相撲はつまらなかった、今は十両でも目を離せないほど本気で面白い、朝の山だって気を許せば負けてしまう
それは幕下で朝の山が全勝どころか優勝さえ逃しているから、いかにみんな真剣に相撲をとっているかわかる
今は横綱、大関不在に等しく、関脇以下幕尻まで力が均衡している、だから平幕優勝が続き、先場所優勝力士が翌場所には負け越す、という展開だ。
この中から誰が抜け出して、大関、横綱に出世するのか楽しみだ。
貴景勝も毎場所、取りこぼしが多くて前半戦安定しなかったが、今場所は横綱不在の一人大関で責任感を感じたのか必死の土俵で、角界稼働力士トップの座にふさわしい活躍をしている
技と技の攻防の相撲が目立つ、土俵際の粘り、逆転、物言い、これが増えている、最後まであきらめない本気力士が多くなった、見る方はたまらない。
若隆景、若元春、豊昇龍、霧馬山、翔猿、明生、翠富士、宇良、遠藤、琴勝峰琴恵光などの業師と、貴景勝、高安、琴ノ若、大栄翔、玉鷲、阿炎、阿武咲などの突き、張り手、突進のパワー相撲
あと8日、目を離せない。
やはり朝の山の大関復帰が楽しみです、かなり本格派なんでね
阿炎と同じく手痛い罰を受けて心を入れ替えたと思うので、きっと活躍するでしょう。
貴景勝も、朝の山も時々、取りこぼしがあるので、その辺を集中すれば横綱も夢じゃないですが
うかうかしてたらまた豊昇龍に先を越されますよ。
どの取り組みも本気度が伝わってきて誰が優勝してもおかしくない。
そこもワクワクドキドキです。
一人大関で頑張っている貴景勝に久しぶりに優勝させてあげたい気持ちはありますけどね。
相撲の再生回数は朝乃山の取り組みが一番なんですって。
それだけ期待が大きいってことですね。