12日目まで 関脇三羽ガラス27勝12敗 新入幕三羽ガラス27勝12敗
入幕三羽ガラス、今日も全員勝ち、関脇の成績に追いついた
しかも伯桜鵬は優勝戦線に残っている、もし優勝したら角界に入って4場所で優勝という大谷並みの快挙だ、準優勝でもたいへんなことだ。
昨日は活動したので、今日は家で一日のんびり
そうなればテレビ半分、PC3割、畑1割、その他ってもんだ。
半月ほど前にえBSの「チャングム」が終わった、終盤にきて、たまたまチラ見していたが面白くて、ついつい飛ばし見していたのだった。
実は「チャングム」は全巻DVDで持っていて、過去に3回見て、一番初めはテレビで全て見たから4回見たのだった。
そして、またDVDで見始めた、見始めると面白い、何度見てもハラハラして感情移入してしまう。
結果はわかっているが、途中経過はかなり忘れていて助かる。
見るたびに新しい発見がある。
韓国歴史ドラマは多くが朝鮮王朝520年間の間の権力争いのドラマである。
初代は別として7代世祖までは王家の王座争いである。
その後は徳川吉宗以外の徳川幕府同様、朝鮮王は政治に口を出さず
大臣・官僚の派閥争い、徳川幕府では老中ら幕僚の権力争いだった。
そういうドラマが多い中、「チャングム」は王宮にありながら、政治そのものは描かれない、しかし政治の動きの中で裏方の厨房にも政治の波が時々押し寄せる。
特に影響があるのは宗主国の明(中国)から時々やってくる使者への接待
「チャングム」では、最初の方では特別料理の素材「金鶏事件」があったし
その次は明の位高い使者が糖尿病で、チャングムは命を賭して使者の病を治そうとする。
まだ宮に入る前の10歳の時には、知らぬうちに朝廷のクーデターに加担することになるし、終盤では王の側室に請われる。
こうした裏方から見る歴史ドラマは、先日書いた「信虎」と同じく視点が違っていて面白い。
「チャングム」は毎回毎回ピンチと、それを乗り切る知恵と努力と運の連続でつぎからつぎへと見たくなるのである。
韓国ドラマと言うのは、そういう技法が優れていると思う
最近はあまり韓ドラは見ないが、半年以上前に久しぶりに見た「カン姉妹」も伏線、伏線の連続で糸が絡み合うような人間関係は韓ドラの得意とするところだ。
恨の国と言われるだけに「復讐ドラマ」の凄さは日本のドラマの比ではない
明るいイメージがする「チャングム」だが、深く考えれば、これも「恨ドラ」なのである。
チャングムは母の遺言、「スラッカン最高尚宮になって最高尚宮しか書けない記録帳に記して無念を晴らしてほしい」と言われるし
チャングム自身も、父母や恩人のハン尚宮の仇を討とうと思っている。
見るほどに味が出てくるチャングム、また一日に6話くらいずつ見ることになりそうだ。