「西武『赤電』への思い断ち難く」と題して投稿したのが3月。
新宿線の10両編成運転を再現すべく、zugのプラキットの改造を中心に411系、701系、551系の組み合わせを模索したものの、自分の好きな1970年代初頭の西武赤電スタイルでは無理があることが分かり、クモハ411の台車をFS40したり、10連をやめて8連とするために551系4連を451系2連に変更したりといったチューニングを行った結果、なんとか1973年の時代設定でうまく収まることになりました。
しかししかし、堂々たる10両編成運転への思いは断ち難く再度の方針変更を行うことにしました。
いまいちど西武新宿線の10両編成運転の開始についておさらいすると次のとおりです。(西武鉄道会社要覧2022 データ集「年譜」より)
・1975年6月2日 西武新宿~本川越間急行10両運転開始
・1975年12月8日 西武新宿~拝島・多摩湖間急行10両運転開始
・1977年12月19日 西武新宿~新所沢間準急10両運転開始
1975年6月に西武新宿~本川越間で急行が10両運転を開始したのがその始まりで、同年12月には拝島・多摩湖系統へも拡大し、2年後の1977年には準急の10両編成運転も始まっています。余談ですがこれに先立つ同年4月には待望の4扉2000系が落成しており、激増するラッシュ需要との戦いが本格化していくことになります。
一方で1975年の新宿線の車両配置をみてみると、今までは池袋線のヌシであった501系の一部が転属してきています(転属は1974年から開始された模様)。一時話題を集めたとされる2M4T編成も解消され純粋な4連の姿です。これはいいかも。。
(後藤文男著「西武の電車1 赤い電車編」より)
501系は独立2枚窓の湘南フェイスを持つ20m級釣り掛け車で、多摩湖線で最後まで活躍した17m級の351系(登場時は501系を名乗った)とルーツ的には同一とされます。最終的に20m級車が501系として整理されました。側面は片開き3ドアなので編成にアクセントをつける意味でも好ましい編成です。
(私鉄ガイドブック・シリーズ第2巻 小田急・京王帝都・西武[慶應義塾大学鉄道研究会編]より)
この電車を特徴づけるものとして忘れてはいけないのが「TR25A」という、小ぢんまりとしたエアベローズ式の空気バネ台車で前の写真にも写っています。いわゆる国鉄のDT12・13に相当する台車で板バネを改造すればそれらしいモノになりますが、幸運なことに旧フクシマ製品を受け継いだそのものズバリの台車がIMONから発売されていました。
大判小判の眩しいまでの輝きを放つロスト製台車です。2両分ともなればお財布には決して優しくありませんが買ってしまいました。もう後へは引けぬ・・・ 笑
ところがこの台車、WB31mmとされていたのですが31mmのギヤが入らない。測ってみると30mmだったのでIMONさんにお知らせし、今ではHPの記載も30mmに修正されています。実車はWB2,450mmなので短くてOKなのですが、ロストで再生産するに当たって設計変更する一方で表記の修正が漏れたということでした。ご丁寧なメールを頂きありがとうございました。
φ11.5・WB30mm・スポーク車輪というギヤは発売されておらず、どのみち31mmからのシャフト切りつめが必要なので“実害”はありませんが、今まで発覚しなかったのは単に購入者が少ないのか、無言で改造する猛者しか買わないのか。。ニッチな製品であることは確かなので、それをしっかり継承して製品化していただけるIMONさんには感謝しかありません。
が、もしかして私が知らないだけで西武501系はマニアの間では大人気なのでしょうか???
床下機器はサハ用を1両分だけクハ1411形に流用してしまったので新たに買い直しましたが、残りは既に買ってある551系用が流用できるのでOK。なんならサハ1501用よりサハ1551用の方がぴったりでした。おそらく前者は晩年のサハ1501をプロトタイプとしたのではないかと思われます。
ということで、実際にあったかは別にして411系、701系、501系の混成で1975年想定の新宿線10両編成が可能となるのですが、1点だけ難点があって、この年は既に行先サボからアンドン式方向幕へ移行してしまっており、サボ仕様の411系がダウトになってしまうのです。これを回避するため、411系を泣く泣くアンドン幕仕様に改造しま・・・・・・・・・・・・・せん!
701系(元々アンドン幕装備)と501系(アンドン幕改造後スタイル)でサンドイッチにして、しれっと運転することにします。笑
411系はなんとか完成しそうなので、これをバネにしてなんとか仕掛り品コーナー行にならないよう「赤電10連」頑張りたいと思います。10年かかっても・・・ え?
新宿線の10両編成運転を再現すべく、zugのプラキットの改造を中心に411系、701系、551系の組み合わせを模索したものの、自分の好きな1970年代初頭の西武赤電スタイルでは無理があることが分かり、クモハ411の台車をFS40したり、10連をやめて8連とするために551系4連を451系2連に変更したりといったチューニングを行った結果、なんとか1973年の時代設定でうまく収まることになりました。
しかししかし、堂々たる10両編成運転への思いは断ち難く再度の方針変更を行うことにしました。
いまいちど西武新宿線の10両編成運転の開始についておさらいすると次のとおりです。(西武鉄道会社要覧2022 データ集「年譜」より)
・1975年6月2日 西武新宿~本川越間急行10両運転開始
・1975年12月8日 西武新宿~拝島・多摩湖間急行10両運転開始
・1977年12月19日 西武新宿~新所沢間準急10両運転開始
1975年6月に西武新宿~本川越間で急行が10両運転を開始したのがその始まりで、同年12月には拝島・多摩湖系統へも拡大し、2年後の1977年には準急の10両編成運転も始まっています。余談ですがこれに先立つ同年4月には待望の4扉2000系が落成しており、激増するラッシュ需要との戦いが本格化していくことになります。
一方で1975年の新宿線の車両配置をみてみると、今までは池袋線のヌシであった501系の一部が転属してきています(転属は1974年から開始された模様)。一時話題を集めたとされる2M4T編成も解消され純粋な4連の姿です。これはいいかも。。
(後藤文男著「西武の電車1 赤い電車編」より)
501系は独立2枚窓の湘南フェイスを持つ20m級釣り掛け車で、多摩湖線で最後まで活躍した17m級の351系(登場時は501系を名乗った)とルーツ的には同一とされます。最終的に20m級車が501系として整理されました。側面は片開き3ドアなので編成にアクセントをつける意味でも好ましい編成です。
(私鉄ガイドブック・シリーズ第2巻 小田急・京王帝都・西武[慶應義塾大学鉄道研究会編]より)
この電車を特徴づけるものとして忘れてはいけないのが「TR25A」という、小ぢんまりとしたエアベローズ式の空気バネ台車で前の写真にも写っています。いわゆる国鉄のDT12・13に相当する台車で板バネを改造すればそれらしいモノになりますが、幸運なことに旧フクシマ製品を受け継いだそのものズバリの台車がIMONから発売されていました。
大判小判の眩しいまでの輝きを放つロスト製台車です。2両分ともなればお財布には決して優しくありませんが買ってしまいました。もう後へは引けぬ・・・ 笑
ところがこの台車、WB31mmとされていたのですが31mmのギヤが入らない。測ってみると30mmだったのでIMONさんにお知らせし、今ではHPの記載も30mmに修正されています。実車はWB2,450mmなので短くてOKなのですが、ロストで再生産するに当たって設計変更する一方で表記の修正が漏れたということでした。ご丁寧なメールを頂きありがとうございました。
φ11.5・WB30mm・スポーク車輪というギヤは発売されておらず、どのみち31mmからのシャフト切りつめが必要なので“実害”はありませんが、今まで発覚しなかったのは単に購入者が少ないのか、無言で改造する猛者しか買わないのか。。ニッチな製品であることは確かなので、それをしっかり継承して製品化していただけるIMONさんには感謝しかありません。
が、もしかして私が知らないだけで西武501系はマニアの間では大人気なのでしょうか???
床下機器はサハ用を1両分だけクハ1411形に流用してしまったので新たに買い直しましたが、残りは既に買ってある551系用が流用できるのでOK。なんならサハ1501用よりサハ1551用の方がぴったりでした。おそらく前者は晩年のサハ1501をプロトタイプとしたのではないかと思われます。
ということで、実際にあったかは別にして411系、701系、501系の混成で1975年想定の新宿線10両編成が可能となるのですが、1点だけ難点があって、この年は既に行先サボからアンドン式方向幕へ移行してしまっており、サボ仕様の411系がダウトになってしまうのです。これを回避するため、411系を泣く泣くアンドン幕仕様に改造しま・・・・・・・・・・・・・せん!
701系(元々アンドン幕装備)と501系(アンドン幕改造後スタイル)でサンドイッチにして、しれっと運転することにします。笑
411系はなんとか完成しそうなので、これをバネにしてなんとか仕掛り品コーナー行にならないよう「赤電10連」頑張りたいと思います。10年かかっても・・・ え?