石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

9月18日本日は国立駅周辺まちづくり基本方針案について全員協議会が開かれました

2007年09月18日 | Weblog
 こんにちは石井伸之です。本日は11日の延長戦として、国立駅周辺まちづくり基本方針案に対する全員協議会が国立市議会にて行われました。

 基本方針案といっても、わずか5ページの紙でしかなく、その中には本当に基本的な考え方が書かれているだけのことでした。

 何といっても、12日の議論と同様に国立駅南口駐車場と駐輪場の土地をいかにして活用を図るかが重要ですが、現在ここは土地開発公社所有の土地であって、国立市は28億4000万円で買い戻さなくてはなりません。

 そういった状況があるにも係わらず、与党議員の中からは、このまま駐車場と駐輪場として使い、夢の無い国立駅周辺の考え方も必要ではないかという意見が飛び出しました。

 発言に対してさすがに、野次が飛び交い委員会室が一時騒然となりました。市長ですら夢を持って国立駅周辺まちづくりを進めたいと答弁しておりましたので、与党議員の見識には驚くというよりも呆れてしまいました。

 現在清化園跡地活用は民間企業に定期借地権という方法で、活用方法を募集したところ13グループものすばらしい提案が上がっているように、この部分にも民間企業の力を借りて、JRと共に高架下の一体的な活用を探るべきであると考えます。

 夢の無いまちづくりという考え方や南北交通の円滑化に対して、お金がないの一点張りで必要な道路を整備しようとしない与党議員の考え方は、将来の国立市にとってマイナスにしかなりません。

 やはり市民の皆様から預かった大切な税金を、どのように有効活用するかが大切ではないでしょうか?与党議員は、国立市に借金が出来たのは、下水道債の為であるという発言をよく耳にします。

 確かに現在も下水道を整備した関係での借金が180億円残っており、完済は平成33年の見込みです。しかし、下水道を敷設しなければ、今も東地域は夕立程度の雨で道路が冠水し、浄化槽の汚物が道端に溢れるという状況が容易に想像できます。

 これも当時の保守系市議と三田としや都議会議員が先頭になって、下水道を構築したおかげで衛生的な生活を営むことが可能になりました。

 今回の国立駅周辺まちづくりに関しても、子育て世代にとって切実な問題である駅前認証保育所の開設、利便性向上のためにも国立市の出張所施設の設置、それ以外にもあらゆる公共施設や商業施設を入れて国立駅周辺の活性化を図ってほしいという声も聞いております。

 そういった意見の存在を知りながら、与党議員による「お金が無いから出来ない」という後ろ向きな発言は非常に残念です。市議会議員というのは、お金が無いのならば、どうやってお金を産み出し、補助金をいただき、苦しい中でも市民の皆様の要望に最大限応えるのが、存在意義ではないでしょうか?

 そのような中で与党議員があっさりと存在意義を放棄する発言を、受け入れてよいのでしょうか?私は大きな疑問を抱きました。果たして関口市長が、上原前市長とは違ってJRとしっかりと交渉を行い、JRの受け入れることの出来る交渉をまとめられるのかが、大きなポイントとなると思います。

 やはり、市長の考え方が違うと非常に辛いところです。もしも嶋津市長が誕生していれば、遥かに機動性に溢れた対応ができたと思うのですが、それは今更言っても仕方がないので、とにかく今与えられた情況の中で最大限、市民の皆様の夢を実現できるように努力します。
コメント
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