おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
3月26日に『3週間続ければ一生が変わる Part2』(ロビン・シャーマ著、北澤和彦訳、海竜社)からちょっといい話を紹介しました。
この本の前編に相当するベストセラー『3週間続ければ一生が変わる』(ロビン・シャーマ著、北澤和彦訳、海竜社)でも、いい話が盛りだくさんです。

その中の1つを紹介しましょう。著者のロビン・シャーマが講演で使うインドの神話です。
何千年も前、地上を歩くものはすべて神であると信じられていました。しかし、人間がその無限の力を悪用したので、最高神は、その神性、つまりあらゆる可能性の根源を隠して、誰にも見つけられないようにすることにしたのです。そこで、そういったものをどこに隠すか、という問題が生じました。
第一の忠告者が、地上深くに埋めることを提案すると、最高神は、「いや、いずれ誰かが掘って、見つけてしまうだろう」と答えました。
すると第二の忠告者が、「その神性をいちばん深い海の底に沈めてはいかがでしょう?」と言ったのです。それに対して最高神は、「いや、いずれ誰かが潜って、見つけてしまうだろう」と答えました。
すると、第三の忠告者が口をはさみ、「では、いちばん高い山の頂に置いたらいかがでしょう?」と言ったのです。最高神は、「いや、いずれ誰かがその山頂に登り、見つけてしまうだろう」と答えました。しばらく考えていると、最高神は解決策を思いつきました。
「すべての人間の力、可能性、目的の源を、地球上にいるあらゆる男、女、子どもの心の中にしまってしまおう。なぜなら、彼らはけっしてそこを探そうとはしないからだ」
シャーマは、この神話を我々の中には多くの可能性と能力が眠っていて、目をあててやりさえすれば目を覚ますことを聴衆に気づいてもらいたくて講演で使っているのです。
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