おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
引き続き「私の好きな言葉」です。
「私の好きな言葉」をルーツを探ってみると、どうやら中学生・高校生の頃(まさに思春期真っ只中)に行き着きます。
その頃の私は、毎日日記を書いていました(中学2年生の時からの習慣)。読んだ本の中にいい言葉があると、日記に転記していました。
当時、「私の好きな言葉」を促進してくれた小冊子がありました。旺文社の『高校時代』の付録の「青年におくる言葉」です(昭和32年11月号)。書斎から取り出して、今手元にあります。

ただ、思い返せば、昭和32年というと、私が小学校4年生の時です。となると、私の姉か兄が高校生だった頃の付録のようです。おそらく姉からもらったのでしょう(この姉は私が高校生の頃、日本文学全集の大部分をくれた)。
ともあれ私は、この小冊子に何度も何度も目を通していたようです。○をつけていた文章に次のようなものがありました。
寒さに震えた者ほど太陽の暖かさを感じる。人生の悩みをくぐった者ほど、生命の尊さを知る(ホイットマン)。
人間は、恋をしたとき誰でも詩人である(プラトン)。
空気と光とそして友だちの愛、これだけ残っていれば気を落とすことはない(ゲーテ)。
これらの名言の中で今でもしっかりと覚えていて、今でも私の人生の指針になっている言葉を「青年におくる言葉」から再発見しました。「ルーツはこの本だったのだ!」と感激を新たにしました。
その言葉は:
お前の道を進め。
人には勝手なことを言わせておけ(ダンテ)。
誰かから非難されたとき、思いも寄らない噂話を聞いたとき、誰かの一言で揺らぎそうなとき、この言葉が私の心に浮かんで、動揺することなく、信念を持って貫き通せる勇気を与えてくれるのです。
名言は、確実に勇気を与え、信念を強めてくれます。
○ヒューマン・ギルドのホームページにご注目を!
ヒューマン・ギルドのホームページ(http://www.hgld.co.jp/)のTopics欄の「岩井の『日記』など」(http://www.hgld.co.jp/event1/miximotope-zi.html)に約20年前に書いた論文を掲載しました。
「やぶにらみカウンセリング論」というタイトルで『産業カウンセリング』(会報63号、1987年7月1日号)に掲載された論文です。
とても過激なカウンセリング論です。当時は若かったのですね。
内容は、かなり物議をかもしたようです。