おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
春の陽気のせいでしょうか、ヒューマン・ギルドの職場でもいろいろなことが起きます。
そのうち「え、こんなことが!?」という、職場での2つの出来事を紹介します。
その1.突然の訪問者
3月31日の午後3時10分。「遅れて申し訳ありません」と言って、20歳代中半と思われる男性がやって来ました。
スタッフの竹内は外に出ていて、私が応対しました。
私は、予約を忘れていたのかと思い、予定外のカウンセリングに対処すべく、お茶を入れに給湯室に。その間、クライエントに失礼があってはならない、とニュースレターの4月号をお渡ししていました。
お茶を入れて、カウンセリングを始めようとすると、その方は、ニュースレターに目を通しながら
「ここは○○○ビルでよろしいですよね?」
と言いました。
「何を今さら」の思いはありましたが、別のビル名を言うので、
「いや、ここはMビルです」
と訂正すると、その方は大慌て。
「間違っちゃった! 3時の面接なのですが、違ったビルに来てしまった!」
お茶も飲まずに、そそくさと退出したのであります。
春だからでしょうか。
その2.支払いをしようとしない人
1月29日にヒューマン・ギルドに2冊の本を注文し、なかなか支払わない人がいました。竹内は何度も何度も督促のメールや手紙(書留郵便も)を出し、携帯にも電話をしたのですが、何も話さずプッツリが数度。
持て余した竹内から私が引継ぎ、電話やメールをしても、やはり同じことの繰り返しでした。
私は「全共闘世代」の人間です。ここで私は、ファイト・モードに突入。頭の中では母校の応援歌が鳴り響きます。
メール・アドレスを手がかりにホームページで調べたら、某市役所のアドレスらしいことがわかったので、その市役所の相談コーナーに「******@city.******.jpという方はそちらの職員ではありませんか? 本の注文を受けたのですが、うまく届いていないようです。確認のために連絡しました」と、問い合わせしました。
翌日、総務課の職員から丁寧なメールが来ました。
××市役所総務企画部総務課文書・法制担当の□□と申します。
お尋ねいただいた件ですが、@city.******.jpは、××市役所のドメインです。
したがいまして、貴社に注文したアドレスも××市職員のものであり、確かにその注文をしたことを本人にも確認できました。
以上返答させていただきます。
2カ月半も支払いをしようとしなかった人は、実は××市役所の職員(地方公務員)だったのです。
私は、総務企画部総務課文書・法制担当の□□さんの上の文章をコピーしてその方にメールを入れ、再度督促しました。
すると翌日、次の文面のメール。
連日のご連絡にお答えできなくて、申し訳ありませんでした。
振り込みの件、わかっていたのですが遅れてすみません。
来週には振り込みたいと思いますが、よろしいでしょうか。
ふざけるな、何が来週だ! 私は、「来週と言わず、今日・明日にお振り込みください」と返信しました。
この公務員には、見損なった気がしましたが、総務課員の対応には好感を持ちました。
竹内曰く。
「こんなにされるくらいならば、早く支払った方がましですよね。たった数千円のことなのに」
たった数千円のことでも捨て置けない、全共闘世代の痕跡を残す私。
春だから、とは言いたくありません!
<お目休めコーナー> ムスコが水族館で撮影した写真④