おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(10月3日)は10:00~16:00に NPO法人日本交流分析協会関東支部で
特別研修「アドラー心理学(入門)講座」
の2回目を担当していました。
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内容は、「アドラー心理学の基本(2)ライフタスク、共同体感覚、勇気づけを中心に」でした。
川柳からリレーションづくりを始め、質問も活発に出て、今回もいい「他流試合」ができました。
講師自身がとても勉強になるのです。
写真は、あるスライドをお見せした後の休憩時間の風景。
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私のカップル関係と自己受容に関連するスライドを写真に撮る人たちです。
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上は 藤原 末起子さん 撮影の写真で、藤原さんは私のフェイスブックにタグ付けしてくれています。
さて、私の生活スローガンM・I・T(Mマイペースで、I生きることを、T楽しもう!)を後押ししてくれた本、ウエイン・W・ダイアーの『「いいこと」が次々起こる心の魔術』(渡部昇一訳、三笠書房知的生き方文庫、576円+税)の紹介の2回目です。
実は、M・I・Tをあえて生活スローガンにせざるを得ない健康上の理由がありました。
6月からの無理に無理を重ねていたのがたたって体から変調のサインが出ていたのです。
私は、体の変調を大事なメッセージと受け止めています。
体は、自分に起こるさまざまな現象と同様に私たちに何かを伝えてくれているのです。
それを見逃すと、もっとひどくなって、あるいは他の事象を引き起こし、「お前は間違っている。ここで気づきなさい」と警告してくれているのです。
『「いいこと」が次々起こる心の魔術』でダイヤ―は、考え方・感情・行動がいつも三位一体である必要性を説き、自分のこころに正直になり、自分のこころをよく省みて、自分と向き合うよう、こんなことを書いています。
自分に正直になると、あなたは安らぎと充足感を得られるようになり、それが行動にも現れるようになる。これは生活の全般について言えることである。健康、人間関係、経済力、仕事、遊びなどすべてにおいて考え方と感情、行動が一致するようになるのだ。
ここでアドラー心理学的な色彩を加えると、考え方・感情・行動のスタイルはライフスタイルです。
健康、人間関係、経済力、仕事、遊びなどはライフタスクです。
ライフスタイルが三位一体でないと、ライフタスクに直面したときに歪みを生じ、安らぎと充足感が得られなくなる、と私は受け止めました。
となると、M・I・T(Mマイペースで、I生きることを、T楽しもう!)は、ライフタスクを克服するためにライフスタイルの部分修正を迫られていたことの当然の帰結なのでした。
マイペースのMは、「無理をせずに」と言い換えてもいいのかもしれません。
<お目休めコーナー> 10月の花(4)
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