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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

日本経済新聞の ビジネスリーダーの視点 成功の条件 に北野武氏(コメディアン・映画監督)のインタビュー記事が掲載されていました。
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理工系のエンジニアになることを考えていたが、大学を中退し、浅草でショービジネスの世界に飛び込んだ。コメディアンとしてスタートを切ったテレビ業界では司会や番組の企画など次々と活躍の場を広げていった。

「一番やりたかったことは運悪くできなかった。二番目がエンターテインメントだった。だから『本当はやりたいことがあったのに』という意識が常にあって、今の仕事にすごく客観的になれる。仕事に夢中になるけれど『たけし、また、あんなことやってるな』と俯瞰して見ることができる。自分の中に自分に対する評論家がいることが今につながっているかもしれないな」

明治大学工学部に入学して、理工系のエンジニアになることを考えていたのに、大学を中退してコメディアンとしてスタートを切った北野氏、私の好きな表現を用いれば、「第二志望の人生」を送った人のようです。

「(自分を)俯瞰して見ることができる。自分の中に自分に対する評論家がいることが今につながっているかもしれないな」というところが「第二志望の人生」らしいところかもしれません。

第二志望どころか、その後は映画監督としても活躍し、第三志望でも大活躍です。

インタビュー記事は続きます。

89年、今度は映画の世界に監督として入ることになる。最初は故・深作欣二監督の代わりに『その男、凶暴につき』を撮った。今とは違って“異業種”の映画監督はまだ、ほとんどいなかった時代だ。

「照明さんとか、助監督さんとか、たたき上げの人が手ぐすねひいて待っていた。俺みたいに、よそから来た新人の監督は専門用語を使われて、いじわるされるって聞いていた。彼らをイエスマンにしなきゃ撮れない。どうするかなって思って、現場に赤胴鈴之助の格好をして行って『いいから俺の言うことを聞け』と言ったんだよね」

型破りなスタートは、ベテランのスタッフたちを驚かせるとともに「ただ者ではない」というインパクトを与えた。それが大きな求心力となった。初めて監督した映画は業界の慣例を次々と打ち破るスタイルで製作されていった。

このように「第二志望の人生」を生きている人は、かなり多いです。

私自身もその一人で、2013年4月1日付けブログに 第二志望の人生 として書いていますので、ご覧ください。

『アドラー心理学による カウンセリング・マインドの育て方』(コスモス・ライブラリー、1,600円+税)のコラムにも入れたものですが、もともとはサラリーマン時代に日本経済新聞に投稿して採用された文章で、本にはそれに手を加えて書きました。

アドラー心理学によるカウンセリング・
マインドの育て方―人はだれに心をひらくのか
岩井 俊憲
コスモス・ライブラリー

<お目休めコーナー> 10月の花(11)

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