おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(10月2日)の午後は、凸版印刷株式会社クリエイティブ本部コンテンツ企画部課長 の荒牧 東一さん(ヒューマン・ギルド プレミアム会員)のメールによるお誘いで 永藤かおるさん と一緒に凸版印刷のVRシアターや印刷博物館などの社会科見学をさせていただきました。
もしよろしければ一度弊社にいらっしゃいませんか。
私のいるオフィスには印刷博物館、VRシアター、ショールームが併設されていて、産業と文化としての印刷の奥深さと間口の広さ をご体験いただけると思います。
ご都合に合わせて2時間コース、3時間コース等でご案内しますので、是非よろしくお願いいたします。
まずご案内いただいたのがVRシアター。
ミケランジェロの壁画で知られる「システィーナ礼拝堂」がVR(バーチャルリアリティ)で堪能できました。
印刷博物館では、印刷の歴史を学ぶことができました。
まさに「生きることを楽しめた」2時間でした。
ところで、私の生活スローガンM・I・T(Mマイペースで、I生きることを、T楽しもう!)を後押ししてくれた本があります。
私が最近はまっているウエイン・W・ダイアーの『「いいこと」が次々起こる心の魔術』(渡部昇一訳、三笠書房知的生き方文庫、576円+税)です。
長崎空港で欠航のリスクに直面しながら、悠然と読んでいました。
(長崎空港にて)
ウエイン・W・ダイアーは、1990年あたりから人間性心理学からスピリチュアルへと大転身を遂げ、1997年にかかれたこの本は、まさにスピリチュアル真っ盛りの時期の本です。
出だしから私たちの成人後の成長の段階が、個人の人生観にも関わってくるが年齢や経験に必ずしも左右されず次の4つの段階に分けられる、と書かれています。
1.「競技者」の段階 ー まだ外見や所有物にとれわれている
2.「戦士」の段階 ー 他人を押しのけ、競争に勝つことがすべて
3.「奉仕者」の段階 ー 自分の”殻”を打ち破り、エゴをうまくコントロールできるようになる
4.「精神性」の段階 ― 自分の中に溌剌とした”無限のエネルギー”が溢れ出す
このところは、W.B.ウルフの『どうすれば幸福になれるか 上』(岩井俊憲監訳、一光社)の人生に対する基本的態度としての次の3つを連想させます。
1.植物のカブ(注:「根無し草」と考えておけばいい)の哲学で生きる方法
2.人生を1つのビジネスとして考えて生きる方法
3.芸術家のアプローチ方法
2人の生き方を対比してみると、ウルフの「芸術家のアプローチ方法」はダイヤ―の「精神性」の段階に相当します。
つまり、さらに一段高次になっているのです。
『「いいこと」が次々起こる心の魔術』では、「精神性」の段階に達すると、「目に見える現実に対する執着が薄れる。そして、内側から外界を眺めている存在こそが、実は物理的世界に源だと気づくことになる」とし、次のように書かれています。
「あなた自身が宇宙なのである。宇宙はあなたの外にあるのではなく、あなた自身がその力を宿しているのだ。それはすべてのものの中にあり、これまでの人生で出会うことのなかったものの中にさえ、存在するのだ。自分が頭の中に思い描いたとおりのものになれるのだということを、頭に叩き込んでおいていただきたい」
この本の最後は、「いいこと」が次々に起こる人の生活習慣として感謝で終わるので、私には腑に落ちる点がありました。
<お目休めコーナー> 10月の花(3)