おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
『ハーバードの人生を変える授業』(タル・ベン・シャハ―著、成瀬まゆみ訳、だいわ文庫、700円+税)を強くお勧めします。
著者のタル・ベン・シャハ―は「ポジティブ心理学」の若手第一人者。
2000年からハーバード大学でポジティブ心理学のクラスを受け持ち始め、4年で受講者数が100倍になった伝説の授業を受け持っています。
この本を読むと、まさにその理由がわかる気がします。
Week1から Week52まで簡潔な内容、Think、 Action、名言、まとめがわかりやすく配置され、読んだらふっと立ち止まり、時にはメモを書きながらワークをこなしていくような進め方ができます。
しかも内容がアドラー心理学と瓜二つ。
「アドラー心理学の実践テキストですよ」と言って、そのまま使えそうな内容です。
Week1の冒頭から心理学者のロバート・エモンズとマイケル・マッカローの研究結果として次のような話が出てきます。
被験者を2つのグループに分け、1つのグループには「ちょっとしたことでもいいので、毎日1~2分、感謝できることを5つ書いてもらい、もう1つを何もしなかったグループにし、観察を続けたところ、感謝できることを考えたグループは他のグループに比べて、人生をもっと肯定的に評価できるようになっただけでなく幸福感が高くなり、ポジティブな気分を味わえるようになり、よく眠れるようになり、 より多く運動をするようになり、身体的な不調も減ったのだそうです。
その他にも、「やる気が最大になるのは、成功する可能性が5分5分の場合である」とか、「『ありがたい敵』をつくる」とか、とにかく実践に生かせる内容の心理学で埋め尽くされた本です。
どうですか、読みたくなりませんか?
<お目休めコーナー> 10月の花(30)
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