アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

一昨日(2月16日)、昨日(17日)の土日2日間は、鈴木義也先生(東洋学園大学 人文学部人間科学科教授、臨床心理士)をお招きして 解決志向ブリーフセラピーワークショップ を行っていました。

2009年にも開催したことがあるので、2回目の開催になります。

鈴木先生は「短期療法とも訳されるブリーフセラピーが目指すのは『早い、安い、うまい』です」と、どこかの牛丼チェーンのようなスローガンで解決志向ブリーフセラピーのことを説明されました。

早 い=短期的、負担減
安 い=効率的、経済的
うまい=効果的、エビデンス
 
さらには、「解決志向ブリーフセラピーの3つの中心哲学」を3つのルールで教えてくれました。

ルール1「おかしくないなら(うまくいっているなら)、直さない」
ルール2「うまくいっているなら、もっとする」
ルール3「うまくいっていないなら、何か違うことをする」

10年前に比べると、理論面で進化が著しく、24のスライドからなる資料をもとに、講義を中心にデモと演習を交えながら展開されました。

私は、 アドラー・カウンセラー養成講座 や カウンセリング&セラピーの理論と実践(5月3日、4日開催)で使える質問技法を学べた気がして有益でした。

ところで私は、『教師だからできる5分間カウンセリング―児童生徒・保護者への心理的ケアの理論と実践集』 (吉本 武史 (編著) 、学陽書房、2000年11月発刊、絶版)を昨年末に読んでいたのですが、この本は、 解決志向ブリーフセラピーの導入期の本です。

教師だからできる5分間カウンセリング
―児童生徒・保護者への心理的ケアの理論と実践集
吉本 武史
学陽書房

 実例がとても豊富で、アドラー心理学のカウンセリングにとても近いものがあるので、ご関心のある方は、古本ででも入手されることをお勧めします。

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