おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(2月19日)は、会社を休んでカミさんと 映画『七つの会議』を観てきました。
池井戸潤の『七つの会議』(集英社文庫)を原作とした映画で、監督は「半沢直樹」をはじめとする池井戸作品をいくつも手掛けている福澤克雄。
次のような豪華キャストで、主役を張れる人が脇役・チョイ役で出演をしています。
野村萬斎
香川照之 及川光博 片岡愛之助
音尾琢真 藤森慎吾 朝倉あき 岡田浩暉
木下ほうか 吉田 羊
土屋太鳳 小泉孝太郎 溝端淳平 春風亭昇太
立川談春 勝村政信
世良公則 鹿賀丈史 橋爪 功 北大路欣也
ストーリーは、概要次のように書かれていました。
都内にある中堅メーカー・東京建電。
営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。
トップセールスマンである課長の坂戸(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しか果さず、定例の営業会議では傍観しているのみ。
絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。
ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。
そして、下された異動処分。
訴えた当事者は年上の部下、八角だった。
北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。
そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島(及川光博)が新課長として着任する。
会社の“顔”である一課で、成績を上げられずに場違いすら感じる原島。
誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。
だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた……。
私なりの評価では、笑いあり、ドキドキあり、涙ぐむ場面ありの大傑作!
意外な展開に感動を覚えました。
最後のシーンのビッグな登場人物(池井戸作品のテレビドラマで主役を演じた人)を前にして八角民夫(野村萬斎)が語るシーンでは、日本独自の企業風土の中で、いわゆる藩に準じる「侍」たちがデータ偽装をしやすい構造になっていることが印象に残りました。
恐怖による支配によって、企業の使命を忘れてノルマに走ると、このような企業犯罪についつい手を貸してしまうかたちになってしまうことを、原作者の池井戸氏と監督の福沢氏が告発しているように思われました。
映画を観終えて、近くの中華料理店で遅いお昼をカミさんと食べたのですが、ニラ入り餃子が4.0の評価を出せそうな味わいでした。
映画は、もちろん5.0評価で、強くお勧めです。
◆うちのカミさんはブログで 狂言師VS歌舞伎役者 として書いています。
ご覧ください。
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