アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

少々遅い時間の更新となりました。 

昨日(2月22日)は、午後にあるIT企業の研修を終え、神楽坂飯店に行きました。

第72期 アドラー・カウンセラー養成講座 修了者の仲間たちとの餃子パーティーでした。

私以外の人たちは、自主的な勉強会を終えてからの参加でした。

二次会は、神楽坂の「竹子」(「竹ちゃんの姉妹店」に。


さて、「【フッカー】との主導権争いを避けるには」シリーズの4回目です。

私は、今まで4つほどの看護学校の非常勤講師を務めていたことがあり、そのうちの東京の立川にある、現在では独立行政法人系の看護学校で「人間関係論」の集中講義をしていたときのことです。

リレーションづくりを終えて休憩に入ったときに、ある社会人経験者の男子学生が私のところにやって来て、「先生、これってエンカウンターですよね。私は、國分康孝先生のエンカウンターに大学時代に7回も参加していました。今更受ける意味ないですよね」と語ったのです。

私は、導入部分こそエンカウンター的であるけれども、だんだんアドラー心理学の「勇気づけ」に入っていくことを伝えると共に、こう言いました。

「〇〇君のような人がいてくれとてもありがたいです。できれば、私の至らない点も受講者の立場で補佐してもらえませんか」

〇〇君は、「わかりました」と機嫌よく帰っていき、あるグループワークをしたときには両手を上げて丸のかたちで示してくれたり、グループを組む仲間の状況、全体の雰囲気で感じることを私に伝えてくれるようになりました。

これは、対応を誤れば、主導権争いで【フッカー】になりかねない学生を協力者にしたケースです。

力量のある人が受講者にいるなら、その人と張り合う必要はなく、その人の持つ強味を引き出し、協力者になってもらえばいいのです。

次回は、【フッカー】との主導権争いを避けるためのアドラー心理学の知恵をまとめます。

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