おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
2月13日に 戸田久実さん(ブログ、フェイスブック、アドットコミュニケーション株式会社 代表取締役、一般社団法人 日本アンガ―マネジメント協会 理事)からお贈りいただいていた戸田さんの10冊目のご著書『一瞬でいい関係を築く イラスト& 図解 コミュニケーション大百科』(かんき出版、1,400円+税)を読み終えました。
その間に発売早々重版がかかっていました。
この本の内容を紹介する前に著者の戸田久実さんの人物像に迫り、そのことと結びつけて本の紹介とさせていただきます。
まず私は、戸田さんとの出会いからこのブログの検索機能を使ってたどってみました。
初対面の翌日の2011年5月25日付けブログ 美男・美女の集い から戸田さんは、かなり頻繁に私のブログにご登場いただいています。
岡 幸弘さん(当時大塚製薬㈱部長)のご紹介で現在はヒューマン・ギルドの取締役研修部長の永藤かおるも入れて4人でお会いしました。
戸田久実さんがご自身のブログでこの夜のことを書いておられます。
こちらもご参照ください。
◎ 勇気の伝道師・岩井俊憲先生とお会いして
さて、ここから本の内容に迫ります。
戸田さんは第1に、百戦錬磨の人です。
大企業で営業、社長秘書などをされ、プライベートでも貴重な体験をされた戸田さん、そのことが特に第4章の「切り出す、切り返す」に発揮されていて、戸田さんの体験なくしては「嫌われずに意思表示できること」をゴールとして書けないはずです。
150ページの「グループで話していない人にもさりげなく話を振ってみる」という部分は、小さなグループを対象にして研修を行う人にもかなり参考になるはずです。
戸田さんは第2に、深い学びの人です。
話し方、プレゼンテーション、アサーション、アンガ―マネジメントなどだけでなく、ヒューマン・ギルドでアドラー心理学を徹底的に学ばれ、 アドラー・カウンセラー養成講座 をも修了していらっしゃいます。
その内容が第1章「伝える」、第2章「聴く」、第3章「質問する」、第5章「大勢の前で話す」に込められています。
私には、178ページの「ジェスチャーは聴衆の人数に比例させる」が重要な学びとなりました。
戸田さんは第3に、気配りの人です。
戸田さんとは、研修だけでなく懇談の場も含めて、それこそ20回以上ご一緒していると思われますが、そのたびに細やかな気配りに感動を覚えています。
その気配りも、いかにも気配りされているな、ということを感じさせず、実にさらっとしています。
この写真(3月3日撮影)もフェイスブックに掲載してくださり、私の新著『「勇気づけ」でやる気を引き出す! アドラー流リーダーの伝え方』(秀和システム、1,500円+税)をさらりと宣伝してくださいました。
その気配りの内容が第6章の「仕事以外で会話する」や巻末付録「フレーズ集」で、それこそさらりと書かれています。
198ページの「お悔やみの気持ちは、言葉少なく思いをこめて言う」は、私がこれからかなり気を付けなければならない部分となりそうそうです。
キリスト教式の葬儀の場合、「『ご愁傷さまでした』というフレーズは言わない」というPOINTは、大切な学びとなりました。
まだまだ書きたいことはあるのですが、ここまで読まれた方は是非、この本をコミュニケーション大百科として読むだけでなく使いこなしていただきたいと念願しております。
戸田さん、本当にいい本を書いて下さりありがとうございました。
5万部くらいは楽勝で行けそうな予感のする本です。
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