アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

2月最後の昨日(2月28日)は、研修の報告書を書いたり9月のビッグイベントの企画書を出したり、法人事業の核をなす某企業の今後の展開打ち合わせをしたりで、かなり忙しくオフィス・ワークをこなしました。

18:30からは、カミさんと一緒に朝日新聞社 文化くらし報道部 be 編集部記者の 佐藤 陽さん 夫妻をヒューマン・ギルドの斜め前のイタリアンのお店 ソプラアクア (SOPRA ACQUA) にお招きして2組の夫婦で懇談しました。

詳しい話は書きませんが、私はメモを取るくらい貴重なファン心理を学べました。

もう少し考察を深めてからどこかのタイミングで発信します。


さて、「新年度が近くなると思い出すこと:上司に恵まれた私」シリーズの2回目です。

今回は、私が26歳の時に販売会社のセールスマネジャーに昇進したときの東京支社長だったKIさんのことです。

KIさんさんは、私が入社した会社の総代理店の専務取締役だった方で、その事業の一部を譲受した後に東京支社長としてかなり年下の営業本部長のYIさんの部下になりました。

商業高校の出身でありながら英語が堪能、勉強熱心な方で、私が中心になって経済問題の講義を依頼したら、実に見事な経済解説をしてくださったこともあります。

彼は、何よりも寛大でした。
KIさんは、私の失態をとがめることがありませんでした。

私がある課の課長(セールスマネジャー)に着任後、新規開拓中心の課でありながら予算を大幅に未達、降格を覚悟していたら、翌年の組織編成で大幅に部下の数を増やし、結果として大きな成果を収めることができました。

1983年3月にその会社が大リストラを断行したタイミングで(総合企画室の課長として私がシナリオライター)、KIさんは、私と同じく会社を退職し、外国製品の輸入・販売の会社を立ち上げました。

その後、KIさんとは「清話会」の講演会で何度かお会いしました。

私がヒューマン・ギルドを設立して2年後、講演会が終わってから、近くの居酒屋で懇談したとき、私が「ヒューマン・ギルドは大赤字」であることをお伝えしたとき、KIさんは、きっとなって私を叱りました。

決算書は会社の通信簿、経営者としていかなる事情があろうとも赤字を出すだけでなくそれを放置しておくことは経営者失格に値する、というような内容でした。

KIさんには、部下であったときにこんな叱られ方をされたことがありませんでした。
かなり応えました。

その後、私は「清話会」から計4回講師として招かれました。

そのうち受講者限定の経営者対象の研修を除いた3度の講演会のすべてに出席してくださり、ある時は、居酒屋で「岩井さん、本当によくやったね」と勇気づけてくれました。

私が「KIさんのお陰です」と感謝を伝えたとき、KIさんと私の目には涙が浮かんでいました。

よき上司は、在職中だけでなくその後にも影響を与えてくれる存在なのですね。

私は、外れ上司にあたることがなく、実に幸運なサラリーマン生活を卒業できたことを誇りに思います。

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