おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
私の身体は研修を行うことになじんでいるため、オフィスの机に向かってじっと作業をし続けること拷問にように感じます。
そして、自分自身を【働かないおじさん】のように感じてしまいます。
昨日(3月31日)は、こんな状況でヒューマン・ギルドは設立34年度を終えて、今日から設立35年度を迎えます。
今日(4月1日)は、うちのカミさんの誕生日でもあります。
ペルグリーノ博士からは、1日早いお祝いのメッセージが届いていました。
例年ならタクロウと一緒にどこかのレストランでお祝いの会を行っていたのですが、今年は政府に先んじて現金給付です。
さて、今日の話題は【働かないおじさん】です。
日経ビジネス 2020.03.16 №2033では特集として「どうする? 働かないおじさん」でした。
そのチェックポイントは
・やる気が出ない
・出世をあきらめた
・職場で浮いている
・デジタルが怖い
・社外に人脈がない
・時間を持て余す
のようで、私は『アドラーに学ぶ70歳からの人生の流儀』(毎日新聞出版、1,500円+税)では「化石人間」と呼んでいます。
一時期は活躍の舞台があったでしょうが、時代に取り残されて、くすぶっているのです。
一部の会社にもこんな人がいて、以前はそれなりに貢献したかもしれませんが、上の6つの条件を備え、会議の場などではそれなりの発言をするのですが、若い人たちに仕事を課して、自分自身では何の責任も取らない人たちがいるのです。
また、テレワーク中にも関わらず何かを口実に出社し、残業代稼ぎをしている人もいるそうです。
つい最近、ダイヤモンド・オンラインでも特集 として「本当は怖い働き方改革」 2020.3.30 5:15で
◆隠れ「働かないおじさん」がテレワーク強制で次々あぶり出された理由 (ダイヤモンド編集部 堀内 亮:記者 )
で次のような小見出しを見つけました。
・ノートPCの電源ケーブルを会社に放置したまま“在宅勤務”
・テレビ会議のすっぽかしバレたことに気付いていない
・テレワークのテレビ会議に出社して参加する“おじさん”の哀愁
・テレワークを利用したリストラが加速する
今度は【働かないおじさん】の擁護論です。
【働かないおじさん】を無能だと切り捨てるのはいかがなものでしょうか。
私は【働かないおじさん】の能力と会社が求める業績期待との間のミスマッチがあると思います。
その前提に立つと、【働かないおじさん】の能力を生かせる場所で貢献してもらえばいいことです。
週に2~3日だけ現在の会社で働いてもらい、残りの日をその人を求めている他の会社で働いてもらえばいい、いわゆる「副業容認」です。
今はコロナ騒動でそんな議論は展開できないでしょうが、落ち着いたら働き方ががらりと変わっているに違いありません。
折しも昨日(3月31日)、希望する人が70歳まで働けるように企業に就業機会確保の努力義務を課すっことを柱とした関連法(70歳就業法など)が参議院本会議で可決・成立し、2021年4月から施行されるようになりました。
環境はできるだけ「生涯現役」を促す方向で動いています。
そんな時代だからこそ「生涯貢献」「生涯感動」の人生を目指そうではありませんか。
コロナのずっと先のことを考えましょうよ!
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<お目休めコーナー>4月の花(1)